フレスコ株式会社は、福島県相馬市に本拠地を置く地域密着型スーパーマーケットチェーンです。
昭和25年10月の設立以来、「前向きに、ひたむきに」という企業理念のもと、地元のコミュニティに根ざしたサービスを提供し続けています。160年以上の歴史を持ち、創業以来の信頼と品質を大切にしながら、進化を続けるフレスコ株式会社は、顧客満足、従業員の幸福、そして地域貢献を経営の三大柱として掲げ、日々の生活の中で必要不可欠な「食」を通じて、豊かで健康なライフスタイルの提案を目指しています。
GMOおみせアプリを活用した施策について
成果を出すために、どのような機能を活用していますか?
澤田さま:
ニュース機能とクーポン機能を主に活用しています。
ニュースは2日に一度配信しています。担当者が2名いますので、配信内容ごとに担当を分けています。クーポン配信も毎週行っていて、配信内容とスケジュールを事前に決定してまとめて登録することで、業務の効率化を図っています。
紙媒体の折込コストや管理負担を減らすためには、お客様にアプリを定期的に開いてもらう仕組みづくりがとても重要です。ニュース配信だけでは難しいので、アプリインストールに対するインセンティブやクーポンでの特典提供などで今後も継続していきたいと思います。
獲得ダウンロード数やクーポン利用率を2倍にした具体的な施策をお聞かせください。
澤田さま:
年間方針として『EDLP(Every Day Low Price:毎日安い)』を掲げています。
共働きのお客様は毎日来店することが難しいと思います。忙しい中でもご来店いただいた際に「いつ来ても安い」と感じていただける状況を作りたいと考えています。
クーポン施策
- 毎週月曜日の「お惣菜の日」にお惣菜がお得になるクーポンを発行
- 1日の来店数は約2万人で、そのうち4~5%の方が利用
- クーポン内容を「お好きな商品がお得」に変更
開始から1ヶ月で利用率が10%と以前の2倍にアップ
ダウンロード促進施策もお客様から非常に好評でした。
キャンペーンクーポンを活用し、期間限定でクーポン利用対象となる商品の横にアプリダウンロードQRコードを掲示することで、サービスカウンター前や店頭自動ドアで入会を促進していた時と比べて獲得ダウンロード数2倍という結果を得ることができました。
※1:対象期間内にダウンロードされたユーザーに発行するクーポンです。
アプリ導入から4年経過しましたが、MAUが80%と依然として好調ですね。
澤田さま:
MAU※2やアクティブユーザー数※3などを確認したところ、想定以上に多くて驚きました。「お客様にアプリをこんなに使ってもらえている」という実感があり、とても嬉しいです。
スマホ操作に慣れている方はスムーズに登録いただける一方、慣れていない方からは問い合わせが来ることもまだあります。
最近、ふれ愛カード※4ををアプリ化しました。アプリでカードとクーポンを表示した後に電子決済サービスを利用することで、財布を持たずにスマホひとつでお買い物ができるようになりました。現時点 でダウンロード数が約50,000件ありますが、そのうち5,000件以上がアプリに連携済みです。これまでの物理カード利用者はお店全体の75%でしたので、今後はアプリのカード連携比率もそこまで引き上げていきたいです。
※2:MAU(Monthly Active User):直近30日間のアプリアクティブユーザー数
※3:過去6か月間にアプリを起動したユーザー数
※4:フレスコキクチのポイントカードです。https://fresco-k.com/card.html
GMOおみせアプリ活用のヒント
アプリ機能のその他の活用方法
- スタンプラリー機能によるグループ店の買い回り促進
- 本日の特売商品をアプリ内メッセージで起動時に表示
- クーポンの有効期限切れ3日前にリマインド配信
ご担当者さまからのコメント
澤田さま:
GMOおみせアプリを導入したことで、以前は把握できていなかったアクティブユーザー数、MAU、会員連携数などのデータを「見える化」できました。効果測定に関する作業が軽減できるので、今後も活用していきたいと思います。
また、ふれ愛カードがアプリと一体化したことで、「操作性や利便性が向上した」とお客様から喜びの声をいただくことができました。これからも高いアクティブユーザー数を維持し、フレスコの良さやイベントを多くの方に知っていただくためのさまざまな施策を行っていきます。
インタビュー実施日:2024年10月
\ あとで一気に読む/