
城山観光株式会社は、鹿児島市街地にあり多くの史跡を抱く緑豊かな高台にて「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」を運営しています。館内には31タイプ355室の客室をはじめ、展望露天温泉やメイドショップ、12のレストラン、披露宴や会議・宴会などを行う多彩な会場が揃います。こうした充実した施設のもと、心からのリラクゼーションと上質なサービスを提供し、訪れるすべての人に特別な時間を演出します。
今回は、アプリ導入前の課題や導入後の効果、今後の展望について、ご担当の宮内(みやうち)さま、濵薗(はまぞの)さま にお話を伺いました。
環境配慮と効率化を実現するデジタルシフト
導入前に解決したかった課題やきっかけについてお聞かせください。
宮内さま・濵薗さま:
当社は、SDGsに基づき「プラスチック削減」および「ペーパーレスと業務の効率化」に取り組んでいます。この一環として、城山メンバーズクラブ会員カードや会員向けサービスをデジタル化したいと考えていました。
また、当時、毎月約1,000件の新規入会があり、カード発行の作業負担やコスト削減が課題でした。将来的にプラスチック会員カードからデジタルへの完全移行を予定していたため、導入ツールの選定時は「既存会員システムと連携できるか」がかなり重要なポイントでした。
GMOおみせアプリの担当者に相談したところ、問題なく連携できると分かり、導入を決めました。
アプリ会員証でより快適なホテルステイを提供
導入後に改善や変化を感じていることはありますか?
宮内さま・濵薗さま:
アプリから会員登録とポイント照会ができるようになり、利便性が向上しました。
アプリに切り替えた方はプラスチックカードを持ち歩く必要がありません。以前はカードを忘れるとその場でポイント付与ができず、総合受付にレシートとカードをお持いただく必要がありました。一方、アプリはスマートフォンがあればいつでも使用できるので、会員カードの持ち忘れに関する対応業務は大幅に減りました。
また、セグメント配信を活用した販促活動も可能になりました。以前は紙でクーポンを作成し、会員様にダイレクトメールを配信していました。現在もアナログ施策とデジタル施策を併用していますが、アプリは郵送費もかからず、送りたい時にすぐにプッシュ通知で告知できるのが便利ですね。
2025年4月以降は紙クーポンを廃止し、アプリクーポンのみで運用する予定です。
アプリの活用について
- 利便性の向上:
クーポンの完全デジタル化※1により、持ち運びや受付での受け取りが不要に。 - コスト削減:
カード発行や誕生日クーポン等の郵送費をデジタル化で削減。 - 業務負担の軽減:
カード制作・管理・発行手続き等を減らし、業務の効率化と生産性を向上。
※1 2025年4月以降に実施予定


紙媒体から脱却し、アプリへの完全移行を目指す
今後の展望や活用予定などについてお聞かせください。
宮内さま・濵薗さま:
ダイレクトメールなどの紙媒体の削減を計画しています。すでに会員様にはアプリやクーポンが広く浸透しているため、最終的にはアプリへ完全移行し、顧客満足度やホテル側の業務効率向上にも寄与できればと考えています。
現在、レストラン事業を中心にアプリを運用していますが、今後はホテル全体での活用を進めていきます。ダイヤモンド会員様に郵送している冊子もアプリのチケット機能を活用し、2026年以降にデジタル化する予定です。また、ディナーショーのチケットをアプリで管理することも検討しています。実現すれば、紛失リスクが減り、会員様およびホテル双方の利便性がさらに向上すると思います。

インタビュー実施日:2025年2月
宮内さま・濵薗さま
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
\ アプリ活用のヒントが多数掲載 /