sweets&donuts Do.(スイーツアンドドーナツ ドゥ)さまは、札幌市白石区にあるドーナツ店です。
手作りにこだわった優しい味が、お子様からご年配の方まで多くの方に愛されている人気店で、お店でのドーナツ販売はもちろん、移動販売車でも道内各地を移動しながらドーナツをお届けしています。
今回は代表の柴田さまにアプリ導入後の活用についてお話をお伺いしました。

↑代表の柴田さま
アプリをやりませんかと言われた時はどう思いましたか?
柴田さま:そうですね、嫌ではなかったです。
もともと、アプリもそうですが、どんどんスマートフォンが浸透していると感じていました。最近は、SNSなども進化していて、紙媒体もどんどん使わなくなってきていると思います。
その辺りは流行に乗っかっていると言うと聞こえが悪いんですが、WEBにも目を向けていこうという気があったので、話は聞いてみようかなと思いました。
何も勉強もせずにやっているのは良くないかなと思ったんです。
導入を決められる際、どのような理由が決め手となっておみせアプリの導入を決定されましたか?
柴田さま:移動販売もしているので、どちらかというと「スケジュール告知」のツールをメインに、アプリがいいかなという風に思い、導入を決めました。
点でバラバラの所に行くのではなく、地方で行く場所が決まっているので、その地域のお客様さまに告知ができたらいいのではと。
※sweets&donuts Do.さまは、2010年から札幌近郊を中心に定期的に北海道内の各地を移動販売車で回っており、各地域にファンの方がいらっしゃいます。
柴田さま:それに、僕が行くと主婦の方のLINEの間で、口コミみたいな形で情報が飛び交っているとお客さまから聞いていたんです。要はSNS上でということですよね。
SNSを使いこなしているお客さまだから、アプリをやっても通用するんじゃないかなと考えました。

↑丁寧に作られた手作りのドーナツ。お子様にも安心して食べていただけます。
実際、移動販売のお客さま達の反応はどうでしたか?
柴田さま:めちゃめちゃいいです。
アプリの販促カードをお渡しする時に、スケジュールのお知らせ通知もいくようになりますって言って渡すと、「ああ、すごくいいですね」って言われるので。
実際、その次の日にはポンと登録数が伸びてます。
では、インストール促進で苦労されたりということはあまりないですか?
柴田さま:はい。お客様におすすめして反応が悪いということはないですね。移動販売先で、アプリをきっかけに来店していただいていると感じることは多いです。

移動販売での反響がいいとのことですが、固定店舗での反響はどうですか?
柴田さま:いいですね。
もともと移動販売車を主な目的としてアプリ運用をはじめたんですけど、すぐ直後に事情があって、移動販売車が冬の間稼動できなくなってしまったんです。
結局、最初は固定店舗で盛り上げるしかなくなったんですよ。
導入から半年近く、移動販売では使えなかったんですね。
柴田さま:そうなんです。
地方だとスケジュールがわかるというメリットがあるので、オススメしやすいんじゃないかと踏んでいたんですけどね…。
ただ、何もしないわけにはいかないので、固定店舗に来てくれている人にはどういうメリットがあるのかなと考えました。
「スケジュールがわかります」と言うのは、うたい文句にはできないので、何ができるのかなって考えて、例えば1,000円のセットボックスを800円にしてみたり。
「その場で登録してもらえれば1,000円が800円に!」というようなことです。

↑お得なスペシャルSET BOXも販売されています。
柴田さま:その他にも、インストール数100件ごとに、「100件達成ありがとうセール」として、クーポンを出したりしました。
クーポンを駆使して色々とやっていましたね。その結果、固定店舗だけの最初の半年くらいで、300~400件近くまで、インストール数を伸ばすことができました。
固定店舗だけでも十分、反響を得られるようになったんですね。
柴田さま:そうなんです。そして、移動販売車が再開してからはぐっと一気に登録数が増えて。ありがたいことに、4月からまたさらに増えてますね。
※sweets&donuts Do.さまでは、導入からまだ1年経っていませんが、既に700件以上のインストールを達成していただいております。
クーポンを駆使してというお言葉もありましたが、クーポンをうまく活用されていらっしゃいますよね?
柴田さま:うちの場合、固定店舗と移動販売車とお客さまが全然違うので、お客様の動きというか流れ方も全く異なるんです。
そこで、色んな客単価・客層に合いそうなクーポンをひと月に1回5個配信するようにしています。1ヶ月の間にまた使っていただきたいっていう所があったので、きちんと期限付きで。
色々なクーポンの中で、「あ、私コレ。1個無料のを使おう。」と思ったら、それを使ってもらうという具合に、お客様に好きなものを選んでもらったらいいと思いました。
幅広い年齢層、客層をターゲットにしたクーポンの出し方をして、集客に結びつけたというような感じです。
お客様にどのクーポンを使うか選んでもらおうということですね。
柴田さま:そうです。それも1ヶ月を有効期限として。有効期限を設けた方が、使ってもらいやすいので。
本当は1ヶ月ごとに何か特別な内容(クーポン)に変えようと思ったんです。でも、なかなかネタもないですよね。
結局、内容は同じにはなってしまったんですけど、反応がいいものは続けて、そうでもないものはちょっと変化させてみてと、出していく中でどんどん工夫を重ねていきました。
効果をチェックすることも大切なので、どのクーポンを利用されているかとか、見るようにしていますね。

↑ドーナツの種類も豊富にご用意されています。
クーポンを使うと売上げが下がってしまうのではと思うのですが?
柴田さま:それが、客単価が上がったんですよね。
クーポンを出すことによって、安売りじゃないけど、要はセールをいっぱいやっている状態に陥ってしまうので、客単価とか下がるんじゃないかなと思ったんです。
実際は逆で、客単価がちょっと上がっているんですよ。単純に安くすれば上がるとかじゃなく、クーポンの出し方を工夫したからだと思います。
セットとセットを組み合わせて、1,000円のセットにしてそれをクーポン対応にしたりとか、通常1,200円のところを1,000円ぐらいにするとか。
あと、500~600円で買えるクーポンを出せば、いつも200~300円の人が500~600円使ってくれるという風になってくるので、結果顧客単価が上がったんです。
いい効果が出てますね。アプリ導入時には予想できていましたか?
柴田さま:正直に言うと、アプリ導入時には不安もあったんです。
やっぱり、月額がかかってしまうというところはあるので、それがペイできるかなというところは、不安でした。
でも、チラシに載せるとか、何か別の広告で広告費を何万円もかけるんだったら、アプリの方がいいんじゃないのかなと思いますね。実際、地方とか行っても売上げは伸びていますし。

↑店舗の入り口に、手作りのPOPを貼っていただいています。
操作で分かりにくかったり、改善を希望される部分はありますか?
柴田さま:来店スタンプについて、QRコードなどでピッと一瞬でできる方法にするのがオプションなので、標準装備がいいなと思っています。
それから、スタンプを付与に関して、やっぱり人がやることなので、お客様から「来店スタンプが付いてなかったよ」と言われることもあるんです。スタンプの履歴がもっと簡単に、すぐ分かるようになればいいかなと思います。
オプションとかカスタマイズをお願いすればできると思うんですが、標準装備でお願いしたいです。
※柴田さま、貴重なご意見ありがとうございます。弊社といたしましても、実際に使用していただくお店の方々が使いやすいアプリにすることを目指しておりますので、スタンプの付与方法や履歴検索など、標準装備の仕様改善も検討したいと思います。
アプリ導入を悩んでいらっしゃる方に率直なメッセージをお願いできますか?
柴田さま:どういう商売をやりたいかですよね。
移動販売とかをやられている方であったら、お客様のために、スケジュールとか、今度いつ来るかっていうのは、やっぱりダイレクトに分かった方がいいですよね。
HPとか自分のページでスケジュールをアップしている人も居るんでしょうけど、それをマメにチェックしてくれている人はどれくらい居るのかという話です。
その点、アプリというのは、こちらから配信できるものなので、ダイレクトにお客様の手元に通知がいくって言うすごく便利なツールですね。
知りたいと思っているお客さまの為にどこまでできるかというのが客商売だと思いますので、だから移動販売とかそういことをやられている人には、オススメというよりも、お客さまの為を思うなら、やった方がいいサービスではあると思います。
アプリに限らず、お客様にダイレクトに伝える術があるなら、そういうものをやった方がいいと思います。
お客さまが知りたいと思ってくださっている情報を届けることが大切ということですね。
柴田さま:そうですね。それはお店側の責任であると思うんです。
自分がどういう商売をしていきたいか、お客さまの為を思ってやるんなら、そういうものにどんどん目を向けてやられたほうがよいのではないかなと。
SNSとかだと情報が流れてしまったり、また無料でできるものなので、限界はあるかと思います。LINE@にしても商売で使おうとしたら、月額はかかってくるので。
移動販売ではなくて、お店にまた足を運んでもらう為であったとしても、アプリは選択肢のひとつだと思います。
要は、商売を円滑にする為のツールだと思うんです。
今はスマホなどWEBが浸透している時代なので、アプリのようなツールも駆使して、より便利にしていかなくてはならない。そういう時代なので、そういう時代に合ったものをやっていくということではないでしょうか。
※柴田さま、お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。インタビューをさせていただいている際も、次々とお客さまが来店されていたのですが、みな笑顔で帰られていく姿が印象的でした。
ベビーカーを押したお客さまがいらっしゃったら、さっとドアを開けて…という、お客さまを思う姿勢がアプリ運用においても現れていて、結果としていい成果に繋がっているように感じました。とても勉強になりました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

↑sweets&donuts Do.さま 地下鉄東西線 南郷7丁目駅から徒歩5分
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