株式会社高宮カントリークラブさまは、広島県安芸高田市で「リージャスクレストゴルフクラブ」を運営されています。
リージャスクレストゴルフクラブは、世界的に有名なロバート・トレント・ジョーンズJr.がコース設計し、アメリカのトップ建築家グループ「ED2インターナショナル」が設計したクラブハウスを持つ、グランドとロイヤルという2つのそれぞれ趣きの異なったコースがあります。
また、広島市内から中国道で1時間、高田インターから約8分と利便性も抜群です。2007年には日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯を開催した名門ゴルフ場です。
今回は、グランド支配人の後藤さまにお話をお伺いしました。
アプリに興味を持たれたきっかけについて教えてください。
後藤さま:今までは、ゴルフ場の会員を筆頭とするお客様にチェックイン機能とポイント加算がまとめてできるカードを発行していたのですが、何か代わる新しいサービスができるものを探していました。
他ゴルフ場でもカード発行は実施していますが、お客様はゴルフ場関係だけでも十数枚もカード持っており、どこがどれなのかさえ分からなくなっている方もいるほどでした。
既存のチェックインやポイント(スタンプ)はもちろん、エリアなどの詳細設定から有用なターゲットへのアプリ上でニュースなどの情報発信ができるスマホアプリが、まさに、探していたツールでした。
スタッフの皆さん
2300名弱の方がインストールしていますが、どのようなご案内をされているのでしょうか?
後藤さま:チェックイン時にスタッフがご説明しながら、A6サイズ位の用紙にアプリインストール用のQRコードなどを載せたご案内をロッカーホルダーと一緒にお客様へお渡ししています。
また、各所にポスターを貼ったり、ゴルフ場の休憩施設やレストランテーブルの上にPOPを配置したりもしています。
それ以外では、地元のゴルフ場の情報を掲載するフリー冊子に「アプリを始めました」という告知も行いました。それ以降、ゴルフ場に来る前にアプリを事前にダウンロードされてからご来場される方も結構増えてきています。
Grand course(17H)
アプリ導入時や運用上で気をつけていたことはありますか?
後藤さま:ゴルファーは高齢の方が多いのが現状です。そのお客様にアプリになじんでいただくため、複雑化することなく、少しでも簡単にわかりやすい設計を心掛けました。
また、スタンプの数や達成後のクーポン等の価格も行き過ぎる事なく、ご利用のお客様の状況をみながら、変更も可能な状態に気を留めながら実施・実行していきました。
先ほどお話ししましたたように、各ゴルフ場がカード発行を進めている動きではありますが、アプリ連動となると、独自にゴルフシステムの改編やアプリ連動するための簡略な方法を探求しなくてはなりませんでした。
既存の顧客データとの連動が必要となるので、運用開始後にゴルフシステムに来場データが反映されたのを目の当たりにした時はとても安心しました。
アプリで効率化されたと思うことは何かありますか?
後藤さま:カード発行を実施しないゴルフ場ではご来場時に署名簿に記入し、チェックインしなければなりません。
例えばホテルなどですと月に何度も同じホテルを利用するという方はそれほど多くないかもしれませんが、ゴルフ場の場合は、会員様や気に入ったゴルフ場があるとかなりの頻度でご利用されるお客様がいらっしゃいます。
基本的にはチェックインの際に署名簿にご記入いただくのですが、リピーターで何度も来ていただいていると分かっている方にも毎回署名簿にご記入いただく必要がありました。
署名簿のご記入に時間もかかりますし、お手間もおかけしていましたが、アプリ導入後は一度アプリを入れていただければ、その後はカードでのチェックインと同様に簡素化できるようになりました。
Royal Course(1H)
GMOおみせアプリで気に入っている機能はありますか?
後藤さま:スタンプや管理画面でアプリのインストール状況が確認できたり、簡単にニュースが配信できることでしょうか。情報配信はとても難しいですが、興味を持ってくれた人にダイレクトにニュースを送れるのがとても良いと思います。
ニュース配信時などに気を付けていることは何かありますか?
後藤さま:自分でも経験があるのですが、あまり頻繁にニュースを送りすぎると逆効果になってしまうことがあるので、しつこく思われない程度の配信を心がけていきたいですね。
ゴルフ場の事を思い出してほしい頃合いをみて送る、という感じでしょうか?
後藤さま:そうですね。むやみやたらに送るのではなく、イベントやお客様に合わせた情報がある時にタイミングを見て配信するようにしていきたいと考えています。
Grand Course レストラン
アプリ導入後のエピソードを教えてください。
後藤さま:当日から使用できるインストールクーポンの効果は大きく、皆さんに喜んで使ってもらえています。スタンプ機能も可視化されているため、楽しみながらスタンプを集めていただいているようです。
しかしアプリは、通常のスマホにしか対応していなく、高年齢者対応のスマホやガラケーにはインストールできないため残念がる方もいらっしゃれば、中には対応するスマホに機種変更するお客様もいます。
高年齢者向けのものに対して、何かしらの方法でインストールできるようになれば、もっと、もっと良くなると思います。
インストールだけでなく全体的にクーポンの利用率も6割程度と高いですね!アプリをご利用いただいているお客様の年齢層は40代~60代の方が多いのでしょうか?
後藤さま:もちろん70代の方でもご利用になっている方もいらっしゃいます。ですが、全体的に40代、50代の方のアプリご利用が多いような印象があります。若年層の方たちは特に問題なく便利に使って頂けているようです。
今後は若年層の方の利用者もさらに増やしていきたいとお考えでしょうか?
後藤さま:はい、若い人たち向けのWEB媒体に、ゴルフを始めたばかりの方へ向けたプランなども掲載しています。そこから来ていただいたお客様にアプリを導入していただければ、口伝え含めてスムーズに若年層の増加ができるのかなと思っています。
アプリでこんな機能があるとさらに便利だなと思う機能はありますか?
後藤さま:受付時にクーポンを利用すると言われたのですが、割引の処理ができてなかった時がありました。その際、クーポンの発行履歴や利用数は閲覧できても、何のクーポンをいつ利用したかを確認できなかったので、詳細がわかるようにしてもらえるとありがたいなと思います。
Royal Course レストラン
最後に、アプリ導入を検討されている方に率直なメッセージをお願いできますか?
後藤さま:アプリの仕様を前もってあまりいろいろと決めすぎない、固めすぎない、ということでしょうか。
もちろん皆さんそれぞれいろいろなビジョンや願望があると思いますし、業務上で必要な機能については前もって考えておく必要があると思います。
ですが、私たちの時もそうでしたが、まずは気軽に担当の方にいろいろと相談してみることをおすすめします。そうすることで、自分が気付いていなかった機能や使い方などについて提案してもらえ、必要なものがわかる、というか肉付けができると思います。
担当の方はこちらからの要望にも柔軟に対応してくれることが多いと思いますので、相談しながらベストな仕様を一緒に決めていくのも良いのではないでしょうか。
Grand Course(6H)
Royal Course(10H)
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