大阪市浪速区に本社がある株式会社レクスト関西さまが運営されている「レクストメンバーズ」は、結婚式やご葬儀等のための積立システム(互助会システム)です。
安心の生涯保証、完納前でも利用可能、同居のご家族ならどなたでも利用可能な月々のわずかな掛け金で大きな安心と優待割引を受けられるサービスです。
今回はアプリご担当の志田さまに、アプリ導入のきっかけやアプリで解決したかった課題などについてお伺いしました。
- サービス名:レクストメンバーズ
- 店舗数:結婚式場3店舗、葬祭式場17店舗、レストラン2店舗
- サービスエリア:大阪府、奈良県、兵庫県
- アプリプラン:エンタープライズ04
志田さまの業務内容について教えていただけますか。
志田さま:
部署としては、葬祭部門のライフサポート部になります。
アプリの導入については部署単位で使用予定ではなく、会社の全体会議の中でまずこちらの部署から提案し、会社全体で使うアプリという位置づけです。
アプリ導入のきっかけや目的、解決したかった課題について教えてください。
志田さま:
冠婚葬祭の最新情報やイベント情報・各式場の情報をリアルタイムにお客様にお届けしたい、というのがきっかけでした。
レクスト会員数は多いのですが、今まではご加入いただいた後のPRが不足しているところがありました。そのため会員様が提携店舗での優待割引が利用できることを知らず、利用率が低い状態でした。
優待店舗情報を充実させて、アプリでどんどん情報を配信することで、会員であることのメリットを増やし、最終的にはさらなる会員数アップにつなげていければと考えています。
また、これからは会員様だけではなく、会員様のお子さまやお孫様など若年層の顧客も増やしたいというのもありましたので、アプリがよいのではないかと思いました。
アプリを導入される前はどういった媒体で販促やお知らせをされていましたか?
志田さま:
今までは外回りの営業の女性が何十人もおりますので、そちらから個別にお客様にご案内するか、あとは会員様全体に年に2回、会報誌を作ってお送りしていますので、そこで最新の情報をご案内していました。
そのほかには、各葬祭式場が17カ所ありまして、各葬祭場でおよそ半年に1度ほど見学会というイベントを行っており、その際にご来館いただいた方に直接ご案内をしていました。
また、イベントを開催するタイミングでは新聞折込だったりDMも送付していました。
効果測定はどういった形でされていましたか?
志田さま:
広告代理店さんからのレポートや実際にイベントなどに来場された来場数などで管理していました。
情報配信が課題だったということですが、アプリではニュース機能をメインに活用される予定でしょうか。
志田さま:
そうですね。ニュース機能を活用して、各式場の最新情報とイベント情報をリアルタイムに配信できればと考えています。
常に新しいイベントを行っていく予定なので、それをすべての登録されている会員様に関してタイムリーにお送りできるのがアプリのメリットだと思います。
スタンプやランクアップ機能などはどのように使われるご予定ですか?
志田さま:
まだ開始したばかりなので今のところは提携店舗で使っていただく頻度がそんなにないのかなと思います。
はじめのうちは、弊社のイベントに参加して頂いた方にスタンプを使う予定にしています。その来場スタンプ数によってランクアップする仕組みです。
そのほかにもレクストメンバーズ会員の新規登録やログインがアプリからもできるようになっていますね。
志田さま:
はい、「レクストメンバーズ」会員様、「なごみ」会員様、「OSプレミアム」会員様に発行しているレクストカードをアプリにしました。
各種サービスもアプリ会員証を提示すればご利用できるようになっています。アプリ上で会員募集できて、そこからそのまま登録という流れがこれからはメインになればよいと思っています。
以前の会員カードから切り替えてもらうために何か予定していることはありますか?
志田さま:
しばらくは従来の会員カードと併用しながらアプリ登録数を増やしていく予定です。できれば最終的には一つにまとめていきたいと考えています。
ただ実際は、まだ運用を開始したばかりで、大阪府下で約20万人ほど既存会員様がいらっしゃいますので、その方全員に、というのはすぐには難しいでしょう。
お知らせを繰り返しながら少し長い時間をかけてしっかり移行していければと思っています。
まずは今ある会報誌で随時アプリについて告知を行うのと、毎月新規のお客様が大体500名様くらい、イベントで200名様くらいは増えていますので、その方たちにはもれなく登録していただいたり、イベントの際にアプリについてご案内するというのを継続していこうと思っています。
先日10月26日に開催したイベントの中でも、アプリブースを設けて登録のご案内をしました。
ハッピ着用で盛り上げるスタッフ。アプリ抽選コーナーには行列ができました。
アプリのダウンロードは初めての奥さま。無事ダウンロードできました!
弊社のことはどのようにしてお知りになりましたか?
志田さま:
インターネットで検索をして見つけました。アプリ作成について調べる中、同時にいくつか資料請求をしたのですが、資料請求からお返事の速さと、担当の杉浦さんが良かったのが決め手でした。
アプリ制作サービスにも、ゼロから作るものや、ある程度機能があって後はご要望に合わせてカスタマイズできるものなどいろんなものがあったかと思うのですが。
志田さま:
そうですね。「アプリを作りたい」と漠然とは考えていたのですが、冠婚葬祭業者のアプリ活用法などを事前に調べてみましたがアプリを持っている会社がほとんどありませんでした。ですので、具体的にどういうアプリが実際にいいのかが全く分からない状態でした。
アプリを作りたい、というぼんやりとした考えだけあったのですが、担当の方にいろいろ相談したところ、ある程度形を決めて提案してくれたのでとても助かりました。本当に担当の杉浦さんにはすごく良くしていただきました。
アプリに期待していることはどんなことですか?
志田さま:
冠婚葬祭ともに、各式場での施行数アップと各会員の獲得数アップです。会員様のご家族で、本当は利用できるサービスがあるのに知らずに他のところを利用してしまうということを減らすとともに、世代を超えた顧客の囲い込み効果にも期待しています。
提携店舗様がたくさんありますね。運用は志田さまがまとめて行う予定ですか?
志田さま:
今後は私と企画部が一緒になってアプリを運用していく予定です。
今回若い方たちもターゲットとして取り込みたいとのことでしたが、これまでは年齢層の高いお客様が多かったのでしょうか?
志田さま:
はい、今まではそうですね。比較的年齢層が高かったのですが、そのお子様であったり、お孫様までに商品についてなかなか知っていただくことが出来ていませんでした。
お亡くなりになる方が会員様の場合ですと、そのお子様やお孫様が会員であることも分からないまま違うところで式などを行ってしまうことも多くありました。
今後は、会員様はもちろん、そのお子様たちまでアプリを登録して頂いて、商品の内容や最新情報をしっかりお届けして、特典やサービスを使っていただけるようにしたいです。
利用可能な提携店舗やサービスもたくさんありますし、スマホアプリからすぐに検索できるようになっていますね。
志田さま:
冠婚葬祭は常にある仕事ではなく、例えばお葬式に関しては突然のことですし、結婚式にしても、人によって違いますがご利用回数は多くありません。
結婚式のお客様は式が終わるとそこでお付き合いが終わってしまうことも多くありました。
その合間に使える特典やサービスを充実させて、常に使っているサービスのひとつとして「なにかある時にはレクストメンバーズ」と思い出してもらえるような会員様とのつながりを作っていければいいと思っています。
提携店舗も毎月増えていますし、これからは「アプリ化」ということで店舗様も施策や仕掛けを作っていくことになると思います。
アプリを導入する前に、不安に感じたことや心配だったことはありますか?
志田さま:
相談する前に心配していたこととしては、制作にある程度費用をかけますので、まるで利用価値のないものになってしまわないか、また、アプリで具体的にどんなことをやりたいのかもはっきり決まっていなかったので、そういう中でお客様に対してプラスになるものができなかったら・・・ということが不安ではありました。
弊社の会員様は50~60代の方が多く、スマホを使っている方もいらっしゃいますが、アプリ自体が何かをきちんとわかっていない方も多いことが予想されます。
また、弊社の営業側の年齢層もそれくらいなので、運用開始後もアプリを説明する側の知識も増やしていく必要があると感じています。
最後に、今後アプリの活用で達成したいゴールを教えてください。
志田さま:
既存会員様が多いので、できるだけ全ての会員様に登録して頂くというのが最終ゴールです。
あとは、「まだどこかでやったことがないこと」をアプリでやっていきたいので、これからも必要に応じて、新しくて面白い新機能があれば取り入れていき、よりよいものにしていきたいです。
冠婚葬祭業ではありますが、その枠にとらわれず面白い事や皆さんに興味を持ってもらえること、「今まであんまりこういうことは他ではされていないけれど、こういう面白いのがありますよ」というのがあれば、どんどんご提案いただければと思っていますので、これからも新しい商品や機能があれば都度教えてほしいです。
最終的にはいろいろなところから真似されるようなアプリにしたいと思っています。
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