山口県山陽小野田市の富士商株式会社さまは、燃料、サービスステーション、太陽光発電、中古車買取販売、TSUTAYA、学習塾、自動販売機、業務日用品アクスルなどさまざまなサービスを提供している総合商社さまです。
グループ会社では、運送業、車の販売、産業廃棄物の中間処理施設も運営されています。今回は、アプリ運用を担当されている松岡さまと為田さまのおふたりにお話をお伺いしました。
アプリ運用ご担当:松岡さま
アプリ運用ご担当:為田さま
- アプリ名:FGHD
- アプリプラン:エンタープライズ04(旧プラン)
- 利用開始:2019年10月
導入目的
- 参加企業、グループ全体で共通のサービスを展開したい。
- グループ社員および既存客の店舗利用頻度を向上させたい。
- シナジー効果を発揮させ、単に利益の合計ではなくサービスの付加価値を生み出したい。
機能について
- グループ全体で利用可能な集客ツール
- 1つのアプリで、サービスステーション、レストラン、太陽光発電など、複数の業種およびサービスに対応
- 顧客向け、社員向けに利用できる(例:社員向けカードと顧客向けカード、など)
- 新着情報、メッセージなどをセグメント別に配信
Q.アプリ導入に興味を持たれたきっかけや目的、解決したかった課題について教えてください。
松岡さま・為田さま:
アプリ導入のきっかけは主に2点あります。
まず1点目は、富士商グループでは多岐にわたる事業を展開していますが、各事業でのサービスや商品を把握している社員は少なく、富士商グループ間の取り扱いサービス、商品等をもっと社員に浸透させ、社員の利用率向上につなげたいと思ったことです。
また、アプリは富士商グループの社員間だけでなく、社員と一般のお客様のコミュニケーションのきっかけにもなるのではと考えました。
アプリは気軽に使用できるので、社員・お客様の率直な声も聞きやすく、ファンを生む店舗作りに活用できると思いました。
2点目は、告知はもとより、より一層グループ活用を促進していくためのツールとしても使えるという点です。社員向け割引対応の商品やサービスの紹介がアプリでまとめて行えます。
また、チラシ配布の代わりに使えるニュース配信やポイント付与など店頭活動の来店促進支援ツールとして一般向けにも使えます。
ポイントカードや、顧客属性に沿ったプッシュ通知など、アプリならではの機能が満載のため、再来店促進を促すようなセールや割引等のお知らせをお客さんに送ることができる点が良いと思いました。
Q.たくさんあるアプリの中から「GMOおみせアプリ」に決めた理由を教えてください。
松岡さま・為田さま:
御社のことはネット検索で知りました。はじめはアプリだけでなくネットショップなどさまざまなツールについて検索したり、他社のサービスと比較したのですが、今ではスマホの普及がこれだけある中で、「みんなが使うツール」ということでニーズにマッチしていたのがアプリでした。
スタンプカードやクーポンなど販促に使える機能が充実していますし、社員向けサイト、富士商グループ事業紹介もまとめてアプリから紹介できます。
ニュース配信などでお客様にも再来店を促すことができ、導入コストや複数店舗で使える機能が充実していた点が決め手でした。
Q.店舗だけでなく社内向けアプリとしても運用されていますが、どのような形で活用されていますか?
松岡さま・為田さま:
グループが運営する店舗で割引が受けられるというものです。半年間ほどサービスステーションでアプリ社員証の提示で割引をすると10円引き、という特典を付けて社員に使ってもらっていますが、利用率は上がってきていると思います。
それまでは店舗スタッフが社員の顔を覚えていて割引などをしていたので、利用率などは把握できていませんでした。インストールクーポンは、サービスステーション、TSUTAYA、レストランで使用できるようになっています。
Q.アプリについてどのように社員の皆様へご案内されていますか?
松岡さま・為田さま:
社内では総務など各部署での呼びかけ、定例会などでアプリについて告知し、社内での認知度を高めています。
アプリ運用は主におふたりがご担当されているのでしょうか?
松岡さま・為田さま:
全員で6名がアプリ運用を担当しています。
経理や事務などの業務を行う資産活用本部2名、石油・石炭などを扱う産業エネルギー部が2名、ギフト商品、グルメ商材など扱う営業企画部2名で構成されています。
Q.アプリ機能の中でこれから特に活用される予定の機能を教えて下さい。
松岡さま・為田さま:
ニュース機能で顧客にタイムリーに情報を届けたいと考えています。
登録顧客に向けたニュース配信、クーポン発行、会員専用ページの構築、問い合わせ、管理サービス、サポートサービス事業向けの機能などを充実させていきたいです。
運用に関する課題はありますか?
松岡さま・為田さま:
今後どのような特典を提供していくかというところがまだ検討中ということもあり、提供できている特典の種類がまだあまり多くありません。
社員や一般のお客様に提供する特典のボリュームを増やして、「ダウンロードしたい」という気持ちを沸かせるアプリにしていきたいです。
今後の課題としては店舗に来店される一般のお客様へのアプリの浸透が課題になっていくと思います。
Q.今後、アプリの活用で達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
松岡さま・為田さま:
第一の目標として、今年度中に富士商グループ社員アプリダウンロード率を50%~60%まであげていくことです。現在のところ、社内ではおよそ半数くらいがアプリを登録していますので、残りの社員にも引き続き案内をしていきたいと思います。
その後は、店舗に来店される一般のお客様のアプリダウンロード数を増やし、さまざまなニュースやクーポンなどを配信しながら来店数を前年比の120%増を目指していきたいです。
Q.最後に、これからアプリ導入を検討されている方に率直なメッセージをお願いできますか?
松岡さま・為田さま:
これはアプリに限ってではないかもしれませんが、企画担当者と運用担当者が初めの段階から一緒にまとまって参加して進めていくことで、実際の導入時にさらにスムーズに運用できるのではないかと思います。
\ あとで一気に読む/