エルミオーレさまは、愛知県豊田市に本社があり、全国6ヶ所で会員制乗馬クラブを運営されています。
乗馬のレッスンだけなく、レッスンの先にある、「乗馬の楽しみ」「乗馬で目指すもの」「乗馬で変わる人生」を提案し、ひとりひとりが輝ける場所を提供することをコンセプトにされています。
今回は、アプリ運用をご担当されている吉村さまにお話をお伺いしました。
- サービス名:エルミオーレ
- サービスエリア:全国6ヶ所(愛知2、大阪1、神戸1、埼玉1、茨城1)
- アプリプラン:エンタープライズ02(旧プラン)
- 利用開始:2019年3月
導入目的
- 会員様にタイムリーでスピーディな―情報配信を行いたい
- より多くの会員様に情報を届けたい
- チケットの管理や分析を簡単にしたい
- 作業負担の軽減やコスト削減
機能について
- 紙で発行していたチケットをアプリ化
- 入会時にアプリで会員証を発行
- 来場時にQRスタンプを発行し、乗馬以外の通う楽しみを増やす
Q.アプリ導入に興味を持たれたきっかけや課題について教えてください。
吉村さま:
タイムリーにお知らせを送れる情報配信ツールが必要だったことと、管理を簡素化し、作業工数を減らすということも課題でした。
当クラブは会員制の乗馬クラブですので、会員向けのイベント案内、営業状況などを一斉配信するために従来は月に1度発行する会報を郵送で送付していましたが、情報配信のスピードと頻度を上げたいと考えていました。
また、会員様にはチケット制で施設をご利用いただいているため、紙のチケットを用意する必要がありましたが、管理が煩雑でした。
既存の顧客層というのはどういった年代の方などが多いのでしょうか?
吉村さま:
一般ユーザー向けではなく会員制のアプリなので、アプリを導入したから会員様が増えた、というのはないのですが、既存の会員層としては性別では女性、年代でいえば40~50代くらいが一番多いです。
平日にご利用される方が多いので、主婦層などがメインです。週末になると男性の方とそのお友達などがいらっしゃることが多いと思います。
Q.アプリ導入される前はどういった媒体でお知らせなどをされていましたか?
吉村さま:
アプリを導入する前は会報やSNS、主に公式LINEを利用したり、Facebookやインスタグラムなどで会員様とつながりを保ちながら、イベントなどの情報は公式LINEで配信していました。
私たちは会員制の乗馬クラブですので、会員様すべてに情報を一斉に配信しながら、お客様の囲い込みしていく必要があります。
ですが、なかなかすべての会員様にその情報をお届けできていませんでした。
Q.たくさんあるアプリの中から「GMOおみせアプリ」に決めた理由を教えてください。
吉村さま:
メルマガなどは以前やっていたりしたので、特にほかのものは検討せずに、囲い込み対策としてアプリが良いのではと思っていました。
料金、機能、使い勝手などについて5社ほど比較させていただきましたが、やはりチケット機能があったというのがポイントでした。
導入前は、管理上でお客様のチケットがどれくらい残っているか、ということよりは、紙のチケットを紙でなくしたほうがお客様にとっても便利だろうし、私たちも工数も削減され、管理も楽になるのでは?と思っていましたが、実際に使ってみたら、やはりお客様が「今までにトータルで何枚買ってもらって何枚使ってもらっているのか」などを把握できるようになったところが便利でした。
Q.特に役立っていると感じられている機能はありますか?
吉村さま:
ニュース配信、チケット管理、スタンプ、会員証、販促用のクーポン配信機能などです。
エルミオーレでは、ご入会時にアプリを入れていただき、アプリで会員証を発行しています。また、チケット機能を使って騎乗券を発行したり、来場時にスタンプを発行しています。
現在も各拠点ごとにSNSを活用されていると思いますが、ご担当は各拠点別なのでしょうか?
吉村さま:
はい、SNSに関しては各拠点に担当がいて、それぞれに情報を配信しています。
アプリでの配信に関しては、ニュース記事は各拠点で作成しますが、一度すべて本社に集約して、私の方で内容を精査して配信、という流れで進めています。
スタンプはどのように活用されていますか?
吉村さま:
1日1回読み込んでもらえるようなQRコードを施設内に設置していますので、来場時にお客様に自由に読み込んでいただく、という形にしています。
乗馬だけでなく、スタンプを貯めることも来場の楽しみの一つとして提供しています。
Q.アプリ導入後で特に印象に残っているエピソードや効果を感じていることはありますか?
吉村さま:
今までニュース配信だと会報などで郵送などをしていました。そうするとやはり開封率などを測ることがなかなか難しかったですし、案内として難しいところがありました。
来場した際にイベント告知の掲示を見てイベントについて知っていただくこともできるのですが、そのタイミングで来場されなかった会員様は新しいイベント情報をなかなか知ることができませんでした。
アプリのニュース配信で印象に残っていることとしては、従来だと情報配信がタイムリーに配信できず、遅れていたところを、適時に配信できるようになったため、数量限定イベントの参加者の募集が簡便になり、結果が向上したということです。
会員様向けに馬術競技の観戦ツアーを企画し、先着40名様についてニュース機能を使って募集開始日時を告知したところ、他との比較はないのですが、なんと募集開始から30分で完売しました。
業務効率やコスト面ではいかがでしょうか?
吉村さま:
はい、アプリ導入後、累計1万8千枚ほどチケットをアプリで発行しており、印刷代35万円ほどの経費を削減することができました。
以前は印刷・手折り・封入していた会報がおよそ7,000枚あり、全体的にコスト削減にもなりました。
Q.アプリを導入する前に、不安だったことや心配だったことなどはありますか?
吉村さま:
そうですね。実際に導入するにあたり、お客様にどのようにアプリをご案内するか、ということについてはいろいろと考えました。
また、導入後にスムーズに運営できるように、アプリを実導入する前にスタッフがアプリをテスト利用する期間を約半月くらい設けて準備をしました。比較的若いスタッフも多いので、そんなに抵抗なく導入できました。
アプリのご案内はどのようにされていらっしゃいますか?
吉村さま:
掲示や以前の会報でアプリについてご案内をさせていただきましたし、会員様には「会員証がアプリになり、チケットをこの中で管理するようになりました」という形でご案内しています。
導入を開始したのが3月頃だったのですが、「5月中までダウンロードしてご利用を開始していただければお得なクーポンを発行」という告知をしたところ、その時期に結構ダウンロードしてくださる方が増えました。
Q.今後、アプリの活用で達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
吉村さま:
まだ今でも約2割くらいのお客様がスマホを使っていない方がいらっしゃいまして、そこはなんともしようがないのかな、というところではありますが、スマホの方であれば、できるだけすべての会員様にアプリを活用していただけるようにしていきたいと考えています。
Q.最後に、これからアプリ導入を検討されている方に率直なメッセージをお願いできますか?
吉村さま:
もし私たちと同じ会員様限定、ということでやるのであれば、できるだけ多くの会員様にいかに速やかに登録してもらうかということが重要です。
アプリを使わなければいけない理由を前もってしっかり設定しておいた方がよいと思います。
スタッフの皆様
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