山形県酒田市にあるLotus Gardenさまは、花や植物のあるライフスタイルをご提案しています。植物やお花の購入をはじめ、お花を飾ってみたい方へのレッスンや、ウェディング・イベントなどのデコレーションも行っています。
公式アプリでは、「フラワーチルドレン子どもの心を持ったおとなたちへ」をコンセプトにフラワーショップ、レッスンサロン、動画フラワーレッスンサービス、お花のネット販売、YouTubeチャンネル、デモンストレーション、ウエディング、出張レッスンなどの情報を配信されています。
今回は、ご代表の畠山さまにお話をお伺いしました。
- アプリ名:Lotus Garden
- アプリプラン:Lightプラン
- 利用開始:2020年3月
導入目的
- 県内だけでなく県外の方たちにも利用してもらい、店舗のファンを育成したい
- 店舗側から情報配信できていなかった利用者に情報や提案を届けたい
- 店舗来店以外でも顧客接点や結びつきを増やしたい
機能について
- アプリのギャラリー機能を使用し、YouTube配信コンテンツにスムーズに誘導
- iPhoneの「カレンダー」や「リマインダー」機能に同期ができるので、iPhoneで予定管理が簡単に
- ネットショップでギフトやご自宅用のフラワーアレンジメントのほか、動画でのお花のレクチャーも購入可能
お店について簡単にご紹介をお願いいたします。
畠山さま:私自身、花業界はもう長いのですが、山形県の酒田市に移り、17年お店をやっています。Lotus Gardenを始めた頃は貸店舗からスタートしました。
現在の店舗になってから7年なので、もうトータルで17年です。2年前から動画を使ったお花のレッスンも始めています。当初は珍しいお花をメインで取り扱っていて、店舗で販売したりブライダルをやったり、ということが多かったのですが、現在では、店舗販売、ブライダル・イベント事業、お花のレッスン、ネットショップ(オンライン販売)の4つの柱を持っています。
時代の背景により変わってきていて、7年前から店舗とレッスンの場所を構えました。店舗での販売に波がある場合でも柔軟に対応できるように、この4つの柱を持つことは重要だと思っています。現在では、店舗とレッスンが半々、もしくはレッスンの比率の方が高くなってきています。
導入前の課題:店舗のファン育成
アプリ導入前に解決したかった課題を教えて下さい。
畠山さま:すでにお店を知っている人は雑誌にも出しているので県外の人でも来てくれるようになりましたが、店舗をまだ知らない方や県外の方への情報発信については、Facebook、インスタグラムなどのSNSやホームページなどでは流し見程度で、実際に認知される方が少ないのではと思っていました。
SNSとHPがメインの集客だとあまりに伸びしろがない、広告宣伝を自分でやるしかない、やったとしてもどれだけ広がるのかわからない、というのが悩みどころでした。
アプリを導入する前にはオンライン販売にも力を入れていました。ECショップやショッピングモールも使ってみたのですが、お金をある程度かけないとなかなかうまくいかないのかな、という感じがしました。あまりにも投資額が多いなと思い、何か他の方法を探してみようと思いました。
Q.アプリ導入に興味を持たれたきっかけについて教えてください。
畠山さま:先ほどお話したようなことを考えていた時に、外部委託からの需要も増えはじめました。お店を1度でもご利用いただいたことがあるユーザーさんにもっと使ってもらえるようなシステム作りをしたかった、というのがきっかけでもあります。
アプリのユーザーになってもらえれば、こちらから発信したいこと、伝えたいことをいつでも伝えられるようになる。それがとても良いと思いました。
昨今のコロナの影響を心配していたのですが、5月末の時点で店舗販売とブライダル系がなくなった状態でも売り上げは上がっている状態です。理由としては一つの柱だけでなく複数の柱をもっていたのが功を奏しているところがあります。
選んだ理由:費用対効果と使い勝手
たくさんあるアプリの中から「GMOおみせアプリ」に決めた理由を教えてください。
畠山さま:そんなにたくさんは検索をかけていませんでした。実は以前アプリを検討していた際に検索で見たことはあったのですが、その当時は費用的な面などもあり、見送っていました。
ですが、久しぶりにサイトを見てみたところ、料金プランも変わり、機能も増えていました。また、前に見たときは美容・飲食系がメインなのかなと思ったのですが、様々な業種での活用事例を見て、「もしかしたら自分のところでもうまく活用できるかも知れない、まずは相談でいろいろ聞いてみよう」と思ってお問い合わせしました。
まずは相談して情報を取り入れながら検討された、ということですね。
畠山さま:はい、実際に担当営業の方と相談していく中で、YouTubeをアプリのカートのシステムの中にうまく組み入れたり、いろいろとやってみたいことが出来そうだなと思いました。
県外の方を自社に取り込むツール、これから増えていくだろうお客様のニーズを満たし、費用対効果やホームページなどと比較しても宣伝効果が得られるツールということで導入を決めました。
様々な集客・販促ツールがある中で、「アプリにしよう」と思われた理由はありますか?
畠山さま:アプリは、Lotus Gardenのことを知ってファンになってもらった方たちにとっても、欲しい情報が直接送られてくるので一番いいツールですよね。
店舗販売だけでやっていたら予算をたくさんかけるのはなかなか難しいというのはありますが、4つの柱をうまく活用し、年間利用者のうち10%程度戻ってきてくれるようになれば、月々の費用も広告宣伝費として考えれば紙媒体やSNS広告などにかけて情報を流したままにしているよりは確実性があるのかなと思いました。
アプリにすればスマホ画面にアイコンがあり、お店を思い出してもらえる可能性もありますし、通知の情報も残っているので見てもらえる可能性が高まるところが利点だと思います。
また、YouTubeでお花のキットを送って自分の時間の都合がつくときにやってもらうレッスンを行っているので、YouTubeの使い方とアプリがマッチするのではないかと思いました。
現在アプリユーザーを増やすために行われていることはありますか?
畠山さま:アプリ登録のチラシを作成し、商品を発送する際に同封しています。また、アプリを登録すると初回1000円クーポンプレゼントという特典も付けていますので、最初に「試しに入れてみても損ではない」と思ってもらえるような工夫をしています。
導入後の成果・展望:これからアプリを通してやってみようと思っていることはありますか?
畠山さま:アプリにきれいな画像を入れ込んでユーザーの目を引くことで待ち受けに使ってもらうなど、身近にお店を感じてもらえるような、見てもらって「いいな」「癒される」と思ってもらえるような写真をどんどん追加していきたいです。
また、次回来店予約機能を使ってレッスンの前日に通知を届けるようにしていますが、忙しくてレッスンの時間に来れない人もリアルタイムでなくてもオンラインならば受けられるように、アプリのYouTubeチャンネル内にカートボタンを置いて、お花のレッスンキットが買えるような形に変えていきたいです。
動画であれば忙しい方でもお料理レシピと同じような感覚で気軽に見てもらえるのではと思っています。
今年の5月に導入されたばかりですが、現在までのご感想をお伺いできますか?
畠山さま:今は来店された方にはアプリをどんどん入れてもらっています。インストールクーポンがあるので喜んで入れてもらえています。
スタンプも好評で、今後はお花のレッスンなども行っているのでGoogleカレンダーとの連動などについても考えています。
ちなみに、運用は畠山さまがすべてご担当されているのでしょうか。
畠山さま:はい、私がすべて行っています。今日もニュースを配信予約していますよ!
プッシュ通知がしつこくならない程度に、これからも週1~2回はユーザーさんに喜んでいただけるような様々な情報を送っていこうと思っています。
アプリの活用で今後達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
畠山さま:店舗に来てくれる人に関しては90%くらいの方にダウンロードしてもらい、オンライン販売のユーザーにもチラシから半分くらいはアプリをダウンロードしてもらってリピーターにつながっていってほしいと思っています。年内で1,000ダウンロードは狙いたいです。
また、県内に限らずいろいろところからLotus Gardenに興味を持ってもらってアプリを入れてもらうために、お店に来なくてもYouTubeで楽しんでもらえるようなコンテンツを充実させていきたいと思っています。
まだ花業界でのアプリ導入や動画配信はそんなに多くないので、二番煎じにならないように常に新しいことを実行したり、配信していくことが重要だと思います。
YouTubeにチャンネルを設けることで店舗への集客はもちろんですが、アプリとして楽しんでくれるユーザーも増やしていきたい、そしてYouTubeを見て下さった方との交流につなげていきたいと考えています。
ハッピーを伝える仕事なので、アプリを通して伝えていきたいです。
最後に、アプリ導入を検討されている方に率直なメッセージをお願いできますか?
畠山さま:価格的なことでいうと、宣伝能力として考えればアプリの活用は良いと思います。実際、同業者の知り合いにアプリを作ったことは秘密にしたいくらいです(笑)。
来店数を増やすためのツールになると思いますが、導入前にあまりにもビジョンがないままに導入してしまうと、「やればできる、作ればなんとかなる」というものではないと思います。
しっかり仕掛けを担当営業さんと相談して活用の仕方を考えていくと生かし方がより広がると思います。
ECを使われている方は、アプリ内のEC機能に移行できればユーザーもいろいろなところに飛ばずに済むので、アプリで完結できる感じにするのがよいと思います。
アプリのEC機能が2%のサービス手数料で使えるなら、僕はこれは使うべきツールかなと思っています。まだ準備中の部分がありますが、すぐにでも使いたいです。
ありがとうございました。
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