有限会社ディライトさまは、de”LIGHT GROUP(ディライト グループ)はDUCATI(ドゥカティ)をはじめとしたイタリア車の販売およびカスタム、オリジナルパーツの開発、販売を行っています。
ドゥカティ正規ディーラー(ドゥカティ鈴鹿/ドゥカティ東名名古屋)で、新車・中古車の販売だけでなく車検・点検等の一般整備、修理、カスタム・レーサー作製、ワンオフ作製、レース活動やサーキット走行会開催も行っています。
今回は、中村さまにお話をお伺いしました。
- アプリ名:de”LIGHT
- GMOデジタルラボ×ZuttoRideが共同開発したバイク業界初のバイク店専用アプリ制作サービス「BikeShopアプリ」をご利用されています。
導入目的
- 車検などに関する作業負荷軽減とコスト削減
- 定期的に発生する作業の自動化
- 会員限定のお得情報をピンポイントで配信し、顧客との繋がりを強化
機能について
- MY BIKE機能でオイル交換時期、車検時期が確認できる
- ニュースでイベント情報やお得な情報をプッシュ通知でお届け可能
- スタンプが満了した際や、誕生月にお得なクーポンを発行
Q.御社について簡単にご紹介をお願いいたします。
中村さま:
弊社はイタリアの輸入車であるDUCATI(ドゥカティ)の正規販売店で、本社が鈴鹿にありまして、あとは愛知県小牧市と、中古専門となりますが奈良県の大和郡山市にあります。
現在、アプリの運用や管理はどなたがご担当されていらっしゃるのでしょうか。
中村さま:
特に担当者というのは設けておらず、全員で使っています。ニュースもその時にできる人が対応しています。
Q.アプリ導入前に解決したかった課題やきっかけについて教えてください。
中村さま:
お客様に対して車検のご案内が自動で出来るというところがとても魅力的でした。
これまでは毎月毎月ハガキで車検のご案内をしていましたが、それには結構、労力や時間が取られます。ですが、アプリを入れることで、ほぼ自動で車検のご案内が配信されていくということになるので、そういった面では会社側としてはランニングコストだけでなく、全体的な業務削減にもなっていると思います。
また、弊社ではアプリに関してはホームページなどで対外的には大きく発表しておらず、あくまでも弊社でバイクを購入していただいたお客様メインでアプリを入れていただいています。
というのも、そうすることでアプリがひとつのお客様の囲い込みツールとして使えるようになり、アプリのニュースで弊社からのご購入者様だけにピンポイントでいろいろなご案内ができるからです。
例えば、年に2回くらいタイヤのセールのようなキャンペーンも行っているのですが、そのキャンペーンのご案内はアプリでしか配信しないようにするなどして、弊社のお客様限定特典として提供し、お客様の囲い込み施策として活用できると考えています。
Q.これまではキャンペーンなどについてはどのように告知をされていたのでしょうか?
中村さま:
以前からシステムで顧客管理は行っていましたが、メルマガなどでのご案内は特にしていませんでした。
キャンペーンに関しては、かなり昔はハガキを使っていましたが、実際ここ10年くらいはハガキも使っておらず、アプリを導入する前はブログかFacebookでのご案内が中心でした。
バイク屋というのはお客様と関係が近いことが多く、お客様がどこかにツーリングに行った帰りにお店に立ち寄ってくれるということがよくあり、SNSやブログを上げていても大体の方は見てくれていることが多いです。
それでもやはり全員には情報がいきわたらないので、アプリのニューとして送ることで、お客様がわざわざお店のSNSやHPを見に来なくても、プッシュ通知付きでダイレクトに全員のスマホに情報が届くので気が付いてくれることが多いと思います。
メルマガだとメールの中に埋もれてしまいますし、そういった意味でアプリはSNS、ブログ、HPより効果が高いと思います。
また、アプリの場合は情報を送りたい時すぐに、弊社を利用していただいているお客様だけにピンポイントで配信できますし、例えば対外的にキャンペーンの告知をしたとしてもアプリを使っている方だけにプラスアルファで何かサービスをするなど特別なこともできます。
これからもいつも利用していただいているお客様への還元というか、お客様サービスの一環として活用していきたいと考えています。
Q.既存のお客様にアプリ会員のご案内はどのようにされていますか?
中村さま:
営業の担当者からそれぞれのお客様にご案内していますが、最近ではご契約時にその場でアプリをご案内し、入れていただいているのが一番多いと思います。
あとは、車検に来られたタイミングでお声がけし、「アプリがあれば次回からアプリで車検のご案内ができますよ」というようなご案内をしています。
アプリのご案内した際に「アプリ限定のお得な情報が届きます」と一言お伝えすると、そのまま入れてくださる方も多いです。
現在の顧客層はどの年代、性別が多いのでしょうか?
中村さま:
やはり40代~50代が多いですね。ですが、皆さんスマホには慣れていらっしゃる方が多いようです。
アプリ会員への移行状況はいかがでしょうか?
中村さま:
アプリは鈴鹿、愛知、奈良の3店舗で使っていまして、現段階ではおそらく400ダウンロードくらいだったと思います。もともとの顧客の全登録だと2000人以上はいますが、そのうちの半分くらいが実際に動いているお客様だとすると、まだ半分くらいではないかと思います。
Q.アプリの機能の中で、特に役立っていると感じる機能を教えてください。
中村さま:
そうですね、やはりニュースとMY BIKE機能だと思います。
ニュースに関しては、ドゥカティのお得なキャンペーンで、HPやSNSでの対外告知ができない制限があるキャンペーンが時々あります。
そのキャンペーンについてはDMでのご案内はできるので、利用者が限定されているアプリもOKなんですよ。そういった時に使えるのは便利ですね。
MY BIKE機能は、ディライトのスタッフが管理を行っていて、お客様がアプリから車検の時期などについて確認出来る機能です。
クーポンなどは活用されていますか?
中村さま:
現在のところはインストールクーポンとお誕生日クーポンがメインですね。ですが、クーポンとしてもらった方がお客様としては特別感がありますよね。
再来店していただくきっかけにもなると思うので、今後はクーポンも活用していきたいと思います。
Q.導入開始から現在までの率直なご感想をお伺いできますか?
中村さま:
どちらかといえば、思っていた以上かなと思います。やはり一からアプリを作ろうと思ったらかなり大変ですし、こういったものがあると非常に便利だと感じています。
運用開始時もそんなに準備することもなかったですし、使い方も分かりやすかったので特には問題なく運用できました。
Q.現在までに効果を感じている部分はありますか?
中村さま:
コスト的な面では削減できていると思います。というのも、先ほどお話したように、以前はハガキで車検のご案内を出していました。
アプリを入れてもらっている方についてはもうハガキではお送りしておらず、アプリだけでのご案内になっているので、手間とコストが削減できています。
Q.今後、アプリの活用で達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
中村さま:
そうですね、具体的にいつまでにどうこうというのはあまりないのですが、最近購入していただいたお客様には随時入れていただいて、今後もアプリを利用していただけるお客様をどんどん増やしていきたいです。
Q.最後に、現在アプリ導入を検討されている方にアドバイスや率直なメッセージをお願いできますか?
中村さま:
一番先に考えないといけないのは、あとから変更することができないので、完全にOPENにするアプリなのか、それともユーザーを限定したアプリなのかということですね。
あとはいかにうまく活用していくかということだと思いますが、例えばはじめのうちはもしかするとニュースについても「何を送ったらいいんだろう」と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実は意外と内容は何でもよくて、いつも通っているお店から何かが定期的に届く、ということがお客様の安心につながると思いますので、内容はあまり気にせずにまずは送り続けるということが大切だと思います。
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