株式会社梅栄堂さまは、江戸時代創業より360年以上続くお線香メーカー様です。
お香・お線香、和雑貨の古香堂では、香老舗「梅栄堂」のお香・お線香と厳選された和雑貨が並び、店内に伽羅、沈香、白檀などのお香の薫りがほのかに漂います。
このたび、お客様とのつながり強化を目的として、本店(堺東銀座商店街)、なんばマルイ店、とても便利な「古香堂オンラインショップ」でご利用いただけるオリジナルアプリを導入されました。
今回は、ご代表の中田(なかた)さまに導入前の課題やこれからの目標などについてお話をお伺いしました。
- アプリ名:古香堂
- アプリプラン:Lightプラン
- 利用開始:2020年9月
導入目的
- 直営店やEC利用者との顧客接点を増やしたい
- 自社で顧客管理や分析を行い、ターゲット配信によるリピーター集客を行いたい
- 若年層の顧客とのつながりを増やし、将来的なロイヤルカスタマーを育成したい
機能について
- アプリとECの連携により、ユーザーの利便性がアップ
- 顧客管理を活用し、ターゲットを絞った的確なニュース配信が可能に
- 繋がり強化のためのスタンプとランクアップシステムを導入
Q.御社について簡単にご紹介をお願いいたします。
中田さま:
弊社はお線香のメーカーで、創業が1657年、私で16代目です。お線香のメーカーとしては日本で一番古いメーカーです。販売先は東京都内が中心となっておりまして、そのほか札幌、大阪、広島、福岡などの百貨店と仏壇店への商品の卸売りがメインとなっています。
もともとは、堺という町は中世の貿易港でしたので、約360年の長い歴史の中で漢方薬の問屋から始まり、現在のお線香メーカーに変わりました。そういったことから昔からの長くおつきあいしていただいているお取引先が多いです。
アプリご担当 中田さま
Q.アプリ導入前に解決したかった課題やきっかけについて教えてください。
中田さま:
お店に来られるお客様とのつながりを深くして、リピーターになっていただくツールを作りたかったからです。今までは百貨店と仏壇店が主な販売先で、関東や東京が中心でした。
しかし、今回のコロナ禍で4月、5月は百貨店がほぼ閉まってしまいまして、それがきっかけで売り先がなくなってくるとやはり困ってしまいます。幸い、2~3年前からECを使った通販も始めており、百貨店や仏壇店以外の販売ルートをさらに確保したいというのがアプリを検討し始めたきっかけでした。
現在は、大阪のなんばマルイと、堺にも直営店を開いていまして、そこでアプリを活用しながら集客や販促をしていきたいと考えています。
現在の顧客の年代層はどの年代が多いのでしょうか?
中田さま:
弊社の場合は百貨店などの仏事関連が多いので、40代以上のお客様が多かったように感じています。ですので、これからは20~30代で、お部屋でお香を趣味で楽しむという方とのつながりを作っていきたいと思っています。
若年層の顧客にお香に興味を持ってもらって長く使ってもらうという形を作っていければよいと考えています。
今までは顧客管理などはされていましたか?
中田さま:
これまでは主に百貨店などに商品を卸していたので、自社で顧客のデータは持っていませんでした。
ほとんどお客様と直接接点がないので、こちらから何かをPRしたいと思った時はFacebook、インスタ、Googleからお店へ誘導などという形でSNSを活用していました。
ただ、SNS上で情報配信では、なかなかターゲットを絞って送信することができていませんでした。
アプリでは登録してもらうことでお客様の情報を取得し、顧客管理や分析ができるので、今後は直営店に来ていただいたお客様やECをご利用いただいたお客様にまずはどんどんアプリを入れていただいて、つながりを強化していければよいと思っています。
Q.たくさんあるアプリの中から「GMOおみせアプリ」に決めた理由を教えてください。
中田さま:
検討中は複数のアプリ制作会社を比較しました。個人でアプリを作っているところや料金体系もさまざまなサービスはたくさんありましたが、最終的には内容が店舗の求めていることと一致したのがGMOおみせアプリでした。
以前から活用しているオンラインショップもGMOグループのものを使っており、ECも年々倍々で売り上げが上がっているので、そのあたりでアプリもGMO関連でよいのかと思いました。
アプリとECの連携がスムーズにできたらという期待もありました。
Q.導入されてから現在までのご感想をお伺いできますか?
中田さま:
今のところはまだインストール特典としてプレゼントをお渡して、まずはアプリを入れてもらっている、という段階でして、現在は「はなさやか」というお線香で期間限定の明智光秀のお線香をプレゼントしています。
それをきっかけにして、より多くの方に興味を持ってもらうことを期待しています。
運用はどなたがご担当されていらっしゃるのでしょうか。
中田さま:
SNS運用担当者が兼任でアプリも担当しています。実際にどのような内容を配信するかなどの施策については私と相談しながら進めていく予定です。
Q.現在行われている施策はありますか?
中田さま:
まずはアプリの認知とダウンロード数を増やすため、ECショップのお客様に「アプリが出来ました!」という告知をしています。
QRコードで簡単に登録できるようにしたり、直接お店に来てくださっている方にも店舗でご案内しております。
導入後の社員や店舗スタッフさんからのご感想はいかがでしょうか。
中田さま:
そうですね。やはり若い人がアプリに興味を持ってもらえているみたいで、結構登録していただける方が多いと聞いています。スタンプカードを持ち歩かなくていいというのが良いみたいです。
スマホユーザーであればアプリなので気軽に入れていただけているようです。
また、スタンプを集めるとランクアップするシステムもあるので、来店で好きなものを購入していただく楽しみと、スタンプを貯める楽しみ、ランクアップを目指す楽しみという3つの楽しみでリピーター集客につなげていければと考えています。
Q.これから特に活用していきたいアプリ機能は何ですか?
中田さま:
やはりスタンプとニュースです。スタンプはリピーターのお客様の来店頻度を図る上で一番活用したい機能です。また、ニュース機能はSNSでは埋もれてしまう情報をお客様へ確実にお伝えできるので重視している機能です。
今でも1週間に1、2回程度は新製品や展示会の情報などを配信していました。展示会はどちらかというと業者さん向けなのですが、以前は東京で5、6回はしていたのですが、今は残念ながら遠出が難しいため、少しお休みしているところです。
そのほかとしては、アプリのメニューの中で商品紹介をしていて、その詳細画面から各ECの商品にジャンプできるようにしました。アプリとECをうまく連携して活用していきたいです。
クーポンについても実店舗への集客に役立つと思いますので、定期的にクーポンは出していこうと思っています。せっかくアプリを登録してもらっても何も届かないと興味を失ってしまう方もいらっしゃると思うので、そのあたりは配信頻度や配信内容などをいろいろ試しながら効果を見ていきたいと思います。
Q.今後、アプリの活用で達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
中田さま:
これまでは古くからリピーターとしてつながってくださっているお客様が多い反面、若年層への自社お香商品の認知度向上が課題でした。
今後期待していることとしては、30歳未満の若い世代のお客様の新規開拓です。実店舗の状況を見ていますと、意外に30~40代よりも20代の人たちでお香が好きな人が多いなと感じています。
予想しているより若い方が多いので少し驚いています。アプリだとやはり若い人たちも取り込みやすいのかなと思っています。
これまでメインだった仏事以外のターゲットとして、趣味のお部屋炊きのファン層を増やしていきたいです。現在はアプリ登録年齢回答者の25%が30歳未満でして、今後は40%から半分以上にすることが目標です。
Q.最後に、アプリ導入を検討されている方に率直なメッセージをお願いできますか?
中田さま:
サービスを選定する際に知っている企業だとサポートに対しての安心感がありました。他のもっと安いところもありましたが、いろいろ聞いてみて自分たちでいろいろやらないといけない事が多いのがネックでした。
GMOおみせアプリの担当営業の方には、いつも親切丁寧に教えていただけるのでとても助かっています。
アプリを導入したばかりの時期は、操作方法はもちろん運用していく上のアドバイスがあると助かります。やはりサポートがどれだけ親切かというのが重要かと思います。
株式会社梅栄堂さま公式サイトはこちら 古香堂 | お香・お線香の梅栄堂オンラインショップ
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