渡辺パイプ株式会社さまは、水と住まいに関する資材を提供し、快適な暮らしを造る、生活インフラの総合商社になり、業界のリーディングカンパニーとして、未来のスタンダードとなる取り組みを次々に発表されています。
このたび、GMOおみせアプリのアプリ制作サービスをご利用いただき、渡辺パイプ株式会社さまとお取引のあるお客様を対象とした会員証サービス「SEDIA NETWORK CARD(セディアネットワークカード)」公式アプリを制作されました。
今回は、アプリご担当の丸田さまに導入前の課題やこれからの目標などについてお話をお伺いしました。
- アプリ名:SEDIA NETWORK CARD
- アプリプラン:Enterpriseプラン
- 利用開始:2021年1月
導入目的
- カード制作に関する工数とコスト削減
- 作業負荷の軽減による業務効率アップ
- DX推進
機能について
- 会員証のアプリ化(DX化)及び会員登録機能によるカード活用率の改善
- 営業所検索機能などによる顧客利便性の向上
- ニュース機能を活用した情報配信の強化
Q.御社および丸田さまの通常の業務内容について簡単にご紹介をお願いいたします。
丸田さま:
渡辺パイプ株式会社は、上下水道のパイプなどインフラ整備に不可欠な資材やマンションなどの住宅設備機器および電設資材など、約100万点にのぼる商品を3,000社を超えるメーカー様から幅広く仕入れており、全国の工事業者様や工務店様へ提案・販売業務を行っている、生活インフラの総合商社になります。
私自身は営業推進部に所属しております。全国にいる営業担当の営業支援を行うために販促ツールを作成しております。現在、関連会社も含めると全国に約570拠点の営業所があります。
アプリご担当 丸田さま
Q.「SEDIA NETWORK CARD」公式アプリは会員限定アプリですね?
丸田さま:
はい、そうです。「SEDIA NETWORK CARD」は弊社とお取引のあるお客様を対象とした会員サービスです。
アプリの前段階として今までカード型の会員証を作成しており、全国の営業所に商品を引取りに来られるお客様を対象に始めたサービスです。
いつもお取引きさせていただいている営業所だけではなく、お客様の現場が近いときなどは他の営業所に直接商品を引取り(購入)に来られることもあります。
そのなかで本人確認にお時間をいただく場合があり、このカード型会員証をお持ちであればお待たせすることがなくスピーディーに対応が行えました。
そしてこの会員証機能はなくさずに、アプリならではの便利な機能を搭載してリニューアルしたのが、「SEDIA NETWORK CARD」アプリになります。
本アプリはダウンロードだけではご利用いただけません。特設申込サイトより新規申込を行っていただき、届いたメールに沿ってアプリのダウンロードをしていただくという流れになります。
実際の運用開始は昨年の秋でしょうか?
丸田さま:
実は昨年秋ぐらいに一度アプリをオープンしたのですが、そのあとにログイン機能や会員管理ページなどを見直し、改修しました。実際にお客様・社内に本サービスについて案内し、運用開始したのは、2021年1月からになります。
アプリ運用も丸田さまがメインでご担当されていらっしゃるのでしょうか。
丸田さま:
はい、基本的には私がメインで行っています。現時点ではまだニュース配信もあまりできていませんが、今後はいろいろと活用し、内容を充実させていきたいと考えています。
アプリ運用開始前に準備されたことや社内で行われたことはありますか?
丸田さま:
さきほど触れましたが、もともとアプリの前段階として「セディアネットワークカード」というカードを発行しており、既存の会員様もいらっしゃいましたので、移行手順と新規申込の2パターンのマニュアルや既存のお客様ごとのID・パスワードに関する資料などを作成し、営業所に周知するということを行いました。
ホームページを拝見しましたが、かなり分かりやすく会員登録からアプリダウンロードまでのご説明がありました。
丸田さま:
はい、こちらはアプリ移行をスムーズに行っていただけるように、私の方で内容をまとめ、制作を行いました。
Q.アプリ導入前に解決したかった課題やきっかけについて教えてください。
丸田さま:
既存のバーコードを印字した顧客カードだと、発行コスト・作成時間・発展性などに限界を感じていたことがきっかけでした。
GMOおみせアプリのことはどのようにしてお知りになりましたか?
丸田さま:
一番はじめはインターネットの検索で知りました。
元来のカード型会員証「セディアネットワークカード」はセキュリティの面もあり、3年に1回デザインを変えています。ちょうどその切り替えが来るタイミングで、色々と検討しはじめました。
既存のカードだと3年に一度作り変える手間やコストもありますし、発展性もあまりなかったので、新たな会員証機能を検討した結果、「アプリはどうか」という話になりました。
Q.「GMOおみせアプリ」に決めた理由を教えてください。
丸田さま:
何社か見積もりを取ったのですが、GMOおみせアプリのパッケージ化された機能のなかで必要としている大まかな機能が賄えそうだったことが一番の理由です。
パッケージ内でまかなえるのであればコスト的にも抑えられることもポイントでした。
Q.様々な集客・販促ツールがある中で、「アプリにしよう」と思われた理由を教えて下さい。
丸田さま:
既存のバーコード会員証機能は残したまま、機能の発展性を考えた結果、アプリの導入へとつながりました。
業界的にも会社的にもDX推進というのがひとつの目標として掲げられていまして、時代に沿った方向転換ではあると思います。
導入検討段階ではどのような機能をご要望だったのでしょうか?
丸田さま:
やはり、まずは会員証のバーコード表示機能ですね。また、営業所を検索できる機能やニュース配信が自由に行える機能があればよいと思っていました。
アプリ導入前は、お客様へのお知らせについては郵送のDMやFAXのDMなどでお知らせしていました。
また、全社単位では行っていないのですが、業態や営業所によってはメールマガジンなどでお知らせを配信している営業所もあり、これまではそれぞれが独立しておりました。
全国単位や支店単位でキャンペーンを行うこともありますので、今後はそういった時にもニュース機能を上手に活用していきたいと考えています。
Q.これから特に活用していきたいアプリ機能は何ですか?
丸田さま:
今後の展望にはなるのですが、ニュース配信を地域・営業所ごとなど、特定の顧客にあわせて情報を配信していきたいです。
情報発信機能をうまく活用して、営業担当の販売促進を行うことが目標です。
Q.現在までのお客様や社員様からの感想や、効果を感じている部分はありますか?
丸田さま:
以前のカード型の会員証の時は支店によって利用率にかなりばらつきがありました。
現在はアプリにリニューアルしたということで営業所に「ぜひお客様にお勧めしてください」という告知を随時しております。
その中で、西日本エリアなどではこれまでカード利用者が数えるほどだったのが、アプリ導入後はお申込が増えており、問い合わせも多くいただいております。
Q.アプリの活用で達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
丸田さま:
2021年度の目標として、1つの営業所につき20社のダウンロードを目標としています。
渡辺パイプでは全国に約480の営業所がありますので、全体では9,600ダウンロードを当面の目標にしていきたいと思います。
Q.最後に、アプリ導入を検討されている方に率直なメッセージをお願いできますか?
丸田さま:
導入前にまず現行のフローをできるだけ細かく書き出し、課題を抽出することが大切だと思います。
「今がこういう作業になっていて、アプリにするとこういう作業が発生する」というのを最初から最後まで現状の一連の流れをまとめておき、アプリにしたら「ここがこう変わる」というのをきちんと明確にしておくと良いと思います。
例えば、アプリ化でこの部分が良くなって、逆にこの部分が手間になる可能性がある、というのが前もって分かっていれば、手間になりそうな部分をあらかじめアプリ制作時に相談して仕様に反映するということもできると思います。
最初に課題をすべて洗い出してから仕様を決めて、一括して修正することで、よりコスト削減や操作性アップにつながるはずです。
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