株式会社KOI CAFE JAPANさまは、台湾の老舗茶台湾専門店「50嵐(ウーシーラン)」のワールドブランド「KOI Thé (コイティー) 」の日本法人として2015年から日本で事業を展開されています。
「KOI Thé (コイティー) 」は、台湾茶の知識や品質を大切にし、「お茶と共にする癒しの文化」を世界に広めていきたいという考えのもと、現在世界で440店舗以上に展開されています。
このたび、GMOおみせアプリにて、電子クーポンへの移行とスタンプカードのアプリへの一元化などを目的として、アプリを制作させていただきました。
今回はアプリ導入前の課題やこれからの目標などについてご担当の飯島さまにお話をお聞きしました。
コストの見直しと販促業務の効率化
- これまで紙で発行していたクーポン券の印刷と配布コストの削減
- 廃止していたスタンプカードの再開
- ポイントカード機能とクーポン発行の一元化
低コストとスピード感のある対応
- スクラッチ開発は費用対効果がネックで断念
- 低コストで必要な機能だけ実装できた
- スピード感のある対応
多数のDL反響とコスト約30%減
- 導入後1年以内に10,000DLを達成
- 販促コストはチラシと比較して約30%削減
- 今後はプッシュ通知の開封率改善を目指す
導入前の課題:コストの見直しと販促業務の効率化
貴社および飯島さまの業務内容について簡単にご紹介をお願いいたします。
飯島さま:弊社「KOI CAFE JAPAN」についてですが、もともと台湾で展開している「50嵐」という名前の台湾茶専門店の海外ブランドとしてKOIという会社を運営してまして、そこの日本法人となっております。
「50嵐」の名前だけでも台湾台中エリアに241店舗ぐらいありまして、KOIの名前だと全世界443店舗ほどあり、台湾茶専門店としては最大の店舗数です。
飯島さまはどのような業務をされているのでしょうか?
飯島さま:基本的に経理担当ですが、こういったシステム系が個人的に好きというのもあり、今回アプリの立ち上げと運用を任されています。
今回の公式アプリは、すでに全店舗でご利用を開始されていますか?
飯島さま:日本にある店舗では全て利用しております。
アプリ導入前に解決したかった課題やきっかけについて教えてください。
飯島さま:もともとは紙のクーポン券を運用しており、毎回その度にデザイン作成などを行い印刷するのですが、日本だと印刷コストが高いため、中国の業者に依頼し、それを日本に郵送してもらう形で運用しておりました。
しかし、安いといっても印刷費用やデザイン費用がかっており、コスト面で課題を感じておりました。
また、以前スタンプカードを別の配信サービスで運用しておりましたが一度廃止しておりました。
その後、もう一度スタンプカードの運用を再開しようということになり、紙でお配りしていましたが、紙の運用はやはり大変だなということで、アプリを使えばどっちも解決できるなと思い、導入を検討しました。
選んだ理由:低コストとスピード感のある対応
「GMOおみせアプリ」のことはどのようにしてお知りになりましたか?
飯島さま:アプリ導入を検討するフェーズで知り合いの会社にアプリ制作に関する相談をした際に、ゼロからアプリを作成すると費用が相当かかるということで費用対効果から考えてやめた方がいいかなと思ってたところ、その会社から「GMOおみせアプリというのがあるよ」と教えてもらったのがきっかけです。
導入検討中におよそ何社から情報収集をされましたか?
飯島さま:4社ほど問い合わせを行いました。
その中で2社は問い合わせへの返答がなく、もう一社は御社と話がある程度進んだ段階での返答でした。GMOおみせアプリの担当者の方からは翌日にご連絡をいただき、対応のスピード感という部分も導入の決め手になりました。
飯島さまはご自身でも以前から店舗アプリをよくお使いになられているのでしょうか?
飯島さま:自身では普段あまり店舗アプリは利用していませんでした。
アプリの制作サービスにはゼロから作れるものからパッケージアプリなど様々なサービスがありますが、検討段階で何か決めていることはありましたか?
飯島さま:基本的には最低限の機能としてスタンプカード機能とクーポン配信機能があればいいなと考えておりました。
現在、特に活用されているアプリ機能はどんな機能ですか?
飯島さま:クーポン配信に一番力を入れています。季節限定の商品を頻繁に販売するのですが、その際に無料でサイズアップできるクーポンや、新商品と別の商品を購入した際に片方を無料にするクーポンなどを配信しています。
アプリ導入前は別の配信サービスをお使いだったとお聞きしていますが、その他集客・販促に関してどのような媒体をお使いでしたか?
飯島さま:何らかの商業施設に店舗が入った時に初動で紙のチラシを配布していました。
導入後の成果・展望:多数のDL反響とコスト約30%減
お客様やスタッフの皆様からの感想や効果を感じている部分や印象的なエピソードは何かありますか?
飯島さま:アプリ導入から1年経たずにアプリダウンロード数が10,000を越えました。
また、アプリ導入当初、店舗スタッフから配信されたクーポンの適用条件などについて難解な部分があり、「お客様にとって分かりにくい部分があるから改善してほしい」など現場ならではのアプリ活用に関する改善の声が上がってくることがありました。
そういった現場の声を吸い上げてブラッシュアップし、お客様が簡単に使っていただけるように日々運用を行っております。
コスト的にも印刷代や郵送費用などを考えると、30%前後は削減できていると思います。
現在、店舗などでアプリユーザーを増やすために行われていることはありますか?
飯島さま:店舗にアプリを紹介するためのPOPを掲載したり、ご来店されたお客様に直接お声がけなどをおこなっています。また、1週間で一定数のダウンロードを目指すという目標値の設定も行い、アプリのダウンロード数を増やす取り組みを行っています。
店舗でのアプリ運用開始前に準備されたことは何かありましたか?
飯島さま:店舗用のマニュアルを作成しました。
また、クーポンの適用条件やスタンプを押す条件や割引条件などについて、ルール決めを行い店舗にマニュアルとして配布し周知を行いました。
今後、アプリの活用で達成したいゴールや期待している内容を教えてください。
飯島さま:まずは、クーポンの利用をきっかけにリピーター率を向上させたいと思います。
また、弊社の店舗が入っている施設はイオンさんが多いのですが、イオンさんはアプリを長い期間運用しており、会員が8万人ほどいると聞いたことがあり、最終的にはその8万DLを超えることを目指していきたいと考えています。
また、管理画面で閲覧できるデータとしてお客様に配信されたニュースの開封率があるのですが、ニュース開封率についても数値を上げていきたいと考えています。現在は14%ほどの開封率なのですが、これを40%、50%程度まで向上させていきたいです。
ただ、ニュース配信はプッシュ通知でお客様のスマホに直接通知として表示されるので、プッシュ通知をしすぎるとアプリのアンインストールに繋がりかねないと考えており、配信頻度なども気を付けています。例えばニュース配信は月1回、クーポンは火曜日と木曜日に配信、といった具合です。
最後に、現在アプリ導入を検討されている方にアドバイスなど率直なメッセージをお願いできますか?
飯島さま:アプリを開いたときに初めに表示される画面などで会社のコーポレートカラーというか、会社やお店の雰囲気が分かると思うので、トップ画像はどうするか、色使いはどうするかなど、そういった部分の具体的なイメージは持っていた方がいいと思います。
試しに、他のお店で使われているGMOおみせアプリをダウンロードしてみて構図を確認したり、ボタンや色の配置などをあらかじめ確認しておくのもいいと思います。
日々の運用に関するブラッシュアップや目標数値の設定がDL数の堅調な伸びと反響につながっているのですね。
ありがとうございました。
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