株式会社インターゾーンさまは、群馬県と大阪府に拠点を持つ、自動車業界特化のマーケティングBPO企業です。GMOおみせアプリをOEM商材としてお選びいただき、「gNOTE+」として展開されています。
事業開発本部の戸張さまに、ご活用状況についてお伺いしました。
「gNOTE+」は、どのようなアプリですか?
「gNOTE+」は、自動車業界のCRMツール「gNOTE」のアプリとして展開しています。
ユーザーが自分で整備工場やSSの車検・整備予約や変更を行うことができ、マイカーデータと紐付けることで整備メンテナンスの履歴も確認できるようになっています。
また、店舗側はCRMツールと連動しているため、顧客登録が自動化されるだけでなく、車検や販売、保険などユーザーの見込状態によってアプリ通知を行えるセグメント配信が可能となり、TELやDMの代替施策として活用していただいています。
現在「gNOTE」は1,800店舗でご利用いただいており、アプリ活用数は366店舗を超え、活用している店舗ではダウンロード数が1万を超えている店舗もございます。(※2022年9月現在)
OEM商材としてアプリを検討された際、重要視したポイントは何ですか?
アプリは目的ではなく、あくまでも「顧客コミュニケーション」の手段と捉えています。
そのため、ホームページなどとは活用が異なり、顧客状態の把握、通知、対応が可能となることが重要でした。
通常のアプリはホームページの代替で顧客情報や工場の予約カレンダーとは紐付きません。
これではアプリである意味が全くないのです。
GMOおみせアプリをOEMとして取り入れることにより、様々なアプリ機能を「顧客情報」「見込状態」「予約カレンダー」と紐づかせることで、現場の生産性を向上させるために「活用」できるツールとなるのです。
アプリ×CRM×予約カレンダー連携が何よりアプリ選定で重要性したポイントでした。
いろいろ情報収集された中で、GMOデジタルラボのアプリを選んでいただいた理由をお聞かせください。
GMOおみせアプリは、ちょうどAPI連携などで自動車業界に参入されようとしていた時でした。
一方、当社ではアプリはあくまでツール(手段)であり、自動車業界全体の課題である「現場の作業を楽にして生産性を向上」させるためには、CRMとの連動が必須である、と考えていました。
この想いを理解してもらい、開発に向けた意見交換や費用面などを相談しながら一緒に取り組めたことが、GMOデジタルラボさんと一緒に取り組んでいくことに決めた一番の理由です。
また、GMOおみせアプリ自体が、クーポン機能やクレジット決済、サブスクモデルなどの新機能を拡張させている点についても非常に助かっています。
開発の際に注力されたポイントはありますか?
開発の際に重視したのは、「活用目的の明確化」です。
アプリは何でもしたくなってしまうので、要件がまとまらない時があります。
ただし、重要なのは「確度の高い顧客を予約に結びつけるツール」であること。
その為に、以下の3つにこだわり、設計してきました。
- 顧客の見込度合いによるセグメント配信のCRMツール連携
- 予約カレンダー連携(顧客情報の紐付け)と予約履歴の変更
- ダウンロードのしやすさと予約しやすいUI設計
「gNOTE+」を販売してみてのご感想、改善要望等がございましたらお聞かせください。
最近、LINEやSNSなど活用する企業も増え「アプリである意味」が再度問われてきています。
エンドユーザーはYouTubeやGoogle検索、SNSなど、複数のツールを活用して情報を探し、行動を起こしています。
ユーザー企業さまには、LINEもSMSもSNSもアプリも導入してもらい、ツールを広く網羅してもらう方が良いのですが、それぞれのツールでできる特徴を作らなければ「扱うスタッフ」が付いて来られません。
その点でいうと、アプリは「予約確認・変更」ができる点だけでなく、クーポン・ニュース配信、アンケートやゲーム機能などを活用し、「エンドユーザーの活用度合いから見込発掘につなげる」ことができれば更にアプリである意味が作れると考えています。
また、アプリを介してサブスクの決済手段として役割を広げるなども今後は重要であると考えています。
- 見込発見ツール
- 決済ツール
この2点が今後の「gNOTE+」を成長させられる鍵になると思っていますので、一緒に開発ができればと考えています。
導入企業さまからのご意見やご感想などで、印象に残るエピソードがありましたらお聞かせください。
管理顧客数の約30%がアプリを導入した店舗では、車検やオイル、一般整備などの予約の60%以上がアプリ経由となり、予約電話およびDMが半数以上減り、フロントの方々の負担がかなり減った、という喜びの声をいただきました。
フロントの方々は車検の受付などを15〜20分ほどで済ませながら、販売や保険の提案などもしています。
そんな一生懸命対応している中で、電話がひっきりなしに鳴ると顧客対応に集中できず、提案機会も逃してしまうという状態でした。それがアプリを導入することにより解決できていることは、お客様に良い提案ができていることにもつながっているので、非常に嬉しいことですね。
今後の「gNOTE+」を通した展望、目標についてお聞かせください。
現在の「gNOTE+」はセグメント配信+予約ツールです。
ここから更に業界の課題を解決させるには「決済+見込の確度が高まっている方の発見」ツールにまで成長させることが重要です。
自動車業界のNO.1アプリといえば「gNOTE+」であり、それを実現させていくのは「gNOTE」のCRM機能およびGMOおみせアプリの拡張機能の融合であると考えています。
自動車業界の生産性向上への課題解決を一番に考えるアプリとして今後もデジタルラボさんとの連携を強化し、共通のビジョンを持って頑張って取り組んでいきたいと思っております。
戸張さま、ありがとうございました。
企業情報
- 企業名:株式会社インターゾーン
- 所在地:群馬県高崎市
- 事業内容:自動車業界向けクラウドCRM「gNOTE」の開発・運用、コールセンター事業、ウェブマーケティング事業
- URL:https://www.inter-zone.jp/