スマートフォンが普及した今、多くの企業でアプリが導入されており、ユーザーにとってアプリの使用は日常的なことになりつつあります。
そうしたなか、ユーザーとコミュニケーションを取る手段として注目されているのが、アプリマーケティングです。アプリを経由して得られた顧客データを分析することで、集客・販売・顧客化につなげることが期待されています。
アプリマーケティングってなにをするの?
アプリマーケティングは、タブレットやスマートフォンで利用するアプリケーション(以下、アプリ)を用いたマーケティング手法です。アプリ内で収集したデータを活用することで、ユーザーのエンゲージメントを強化して、サービスや商品の購入につなげられます。
また、アプリマーケティングによって、ユーザーに喜ばれるサービスや機能を提供することで、顧客の固定化を促進することも期待できます。
アプリマーケティングを利用したサービス例
- アプリ限定クーポンの配布
- ポイントの管理
- 新商品やお得な情報の発信
なぜアプリマーケティングが必要なの?
スマートフォンの普及によって、アプリ使用頻度は増加しています。アプリマーケティングは、新規顧客・リピーター顧客を獲得する施策の一環として必要とされています。ここでは、実際の数値からアプリマーケティングの必要性を解説し、アプリならではのアクションの起こしやすさを解説しましょう。
スマートフォンの普及
スマートフォンの普及率は、2020年時点で約80%を超えています。年代別でみると、20〜40歳代におけるスマートフォンの普及率はほぼ100%となっており、1人で1台以上保有している方もいます。
このように、多くのユーザーがスマートフォンを利用しているため、店舗アプリを介した情報提供が顧客獲得のための重要な施策となると考えられます。
ユーザーアクションを要求しやすい
アプリマーケティングを活用すれば、ユーザーのアクションを要求しやすくなります。例えば、以下のような活用方法が挙げられます。
店舗アプリによるさまざまなサービスへの誘導例
- プッシュ通知によりサービスのお知らせをする
- ホーム画面からワンタップでアプリを開く
- ポイントカード機能の内蔵によりアプリを開く機会を増加させる
- オンラインショップ機能により、来店なしでの購入につなげる
これらのサービスがすべてアプリを介して利用できるため、ユーザーに向けて多種多様な訴求を働きかけられるでしょう。
アプリマーケティングを行うメリット
アプリマーケティングを行うことで得られる主なメリットは、以下の通りです。
- スマートフォン利用者の目に入りやすい
- 外出先でも使用しやすい
- ユーザーの情報を集めやすい
- 店舗情報を一か所にまとめやすい
スマートフォン利用者の目に入りやすく来店を促進できる
アプリを経由した情報発信は、ユーザーの目に入りやすくなります。一度インストールしたアプリは、削除を行わないかぎり、スマホを使用するたびに目にする機会を与えられます。
画面上で認識されやすいアイコンやプッシュ通知で視認性を増やせば、店舗の来店促進にもつながるでしょう。また、顧客行動をより精密に分析できるようになるため、より効果的なタイミングでクーポンやキャンペーン情報を配布するといったアプローチを行えます。
外出先でも使用しやすい
顧客がスマートフォンの位置情報サービスを使えば、外出先で近くにある店舗を検索できるようになります。店舗限定クーポンやお得情報などを配信すれば、来店を促す効果も期待できます。さらに、顧客が「どの店舗で何を買ったか」を把握できるため、頻繁に買い物をする店舗や売れ行き商品を分析できるようになり、今後のマーケティング活動にも活かせます。
ユーザーの情報を収集、分析できる
アプリを活用すると、ユーザーの情報を収集・分析できるため、年齢・性別・購入履歴などに合った情報発信が可能になります。
アプリ経由で獲得できる主なユーザー情報
- 簡単なアンケートによる顧客情報
- 購入履歴によるユーザーの好み
- GPS機能でユーザーの近隣店舗を把握
- おすすめ商品・お得情報の開封率
店舗情報を一か所にまとめやすい
店舗情報のプラットフォームとして、アプリに情報をまとめられることもメリットの一つです。WebサイトやSNSに情報が点在している場合、ユーザーによる情報収集に時間がかかってしまい、来店や購入を諦めてしまう可能性があります。アプリに店舗情報を集約することで、ユーザーがさまざまな情報をまとめて確認できるため、来店につながる可能性が高まることが期待できます。
アプリマーケティングを成功に導く戦略手法
KPIの設定
事前に設定したKPIを確認することで、アプリマーケティング戦略の成果を判断できます。KPIでパフォーマンスを測定し、改善点や課題点を見つけましょう。設定すべき指標には、インストール数、CPI、アンインストール数、イベント数などがあります。
アプリストア最適化(ASO対策)
アプリストア最適化(ASO対策)とは、iOSやAndroid内にある自社アプリの詳細ページを改善することです。アプリ名や説明文、画像、アイコンなどを最適化することで、多くのユーザーにアプリを見つけてもらいやすくなり、適切なアピールやインストール数の増加につながります。
キャンペーンやプロモーション
広告やPRを活用したキャンペーンやプロモーションにより、多くのユーザーに自社サイトを知ってもらう機会が増えます。キャンペーンやプロモーションの成功事例を分析し、ダウンロードやコンバージョンに活かしましょう。設定後は状況に応じて、費用を減らす、配信期間などを変更するなどの対応が求められます。
SNSによるマーケティング
SNSや口コミなどでの発信もマーケティング戦略に有効です。X、Instragram、YouTube、Tiktokなど、自社が運用するSNSメディアを活用して、アプリのダウンロードを促します。手法としては、インフルエンサーに自社アプリを宣伝してもらう、Xのリポスト機能で、拡散してもらうなどの方法があります。
アプリマーケティングに重要なエンゲージメント率
エンゲージメント率とは
つまり、ユーザーとサービスとのつながりの強さを示す指標でもあります。アプリマーケティングでは、エンゲージメント率を意識した運用が重要です。次に、このエンゲージメント率が重要な理由を説明します。
エンゲージメント率が重要な理由
アプリのダウンロード数は、必ずしも売上に結びつくとは限りません。いくらダウンロード数が多くても、使用し、行動するユーザーが少なければ、収益につながらないのです。エンゲージメント率が高ければ、問合せや購入などの成果に結びつく可能性が上がります。
またエンゲージメント率は、指標として使えば、アプリの運用がとてもシンプルになります。つまり、エンゲージメント率を高める施策をとることで、コストをかけずにユーザー数を獲得できるのです。ではエンゲージメント率は、どのように高めればよいのでしょうか。次にその方法を解説します。
エンゲージメント率を高める方法
ターゲットの設定を明確にする
あわせて、年齢・性別・居住地などの情報から、細かくユーザーを振り分けておきましょう。具体的にターゲットを設定すれば、ユーザーにマッチしたサービスの提供が可能です。魅力的なサービスを提供できれば、ユーザーへの訴求率が上がり、エンゲージメント率も高まります。
ユーザーとのコミュニケーションを意識する
コミュニケーションを大切にすることは、エンゲージメント率を上げるために、重要な要素です。
アプリを介したやり取りの特徴は何でしょうか。それは、双方向のコミュニケーションが可能な点です。ユーザーが必要とするときに、必要な場所で、リアルタイムの支援を提供できる可能性があります。
要望やコメントがあったときは、素早くリアクションするなど、ユーザーとのつながりを意識しましょう。タイムリーなやり取りは、エンゲージメント率の低下を防いでくれます。
ユーザーがアクティブな時間に求めている情報を発信する
発信する情報はユーザーのニーズにあったものでなくてはいけません。発信した情報がユーザーの求めている情報ではなかった場合、アプリを利用するメリットをユーザーに感じてもらえず、エンゲージメント率の低下につながります。
また、ターゲット設定しているユーザーの、生活習慣にあわせたタイミングでの発信も、重要です。それは、ユーザーがアクティブな時間にコンテンツを見てもらうことで、エンゲージメント率が高まるためです。
プッシュ通知機能を活用する
プッシュ通知機能を利用すれば、ユーザーがアプリを開いていなくても、通知がいくでしょう。アプリを立ち上げなくても情報が得られることは、大きなメリットです。そして、ユーザーが情報を見逃す可能性が減少します。加えて、タイムリーに情報を伝えることも可能です。
何より、アプリを開いてもらえる機会が増えるため、顧客ロイヤルティを高め、商品やサービスの購入につながる可能性が高くなるでしょう。
アプリマーケティングに必要な準備
アプリ開発の方法・手段を決める
アプリの開発は、自社開発するか、外部のアプリ開発会社に委託するかといった2種類の方法・手段があります。外部に委託する際は、以下の点に気をつけましょう。
- 自社の方向性に合ったジャンルを得意としているか
- アプリ開発・公開後のサポート体制が充実しているか
アップデートや不具合に対応できる運用体制を整える
アプリ開発が終わり、公開した後は、適切なアップデートやメンテナンスを行う必要があります。OSのバージョンアップに伴う対応や、アプリの不具合に対する修正について、事前に運用体制を整えておくことが重要です。
- 開発を外注する場合修正やアップデートに対応していない場合がある
- サポートがある開発企業を選ぶ
アプリは一度開発したからといって、完成ではありません。その後も長期にわたって利用してもらうには、保守運用が欠かせません。アプリの開発は外注する企業が多い中、外注先のサポートが、修正やアップデートに対応していない場合があります。外注先を探す際は、できるだけサポートがある開発企業を選びましょう。
まとめ
柔軟なカスタマイズやデータの利活用に対応しているため、店舗の集客や顧客化を後押しします。店舗集客にお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。