ここでは、スタンプカードアプリを作成するメリットや方法、おすすめの事業者を紹介します。
※2022年9月調査
【有料】スタンプカードアプリを作成できるツール事業者
スタンプカードアプリを作成する際は、アプリに付帯可能な機能のほか、開発にかかる費用や実績なども含めて比較し、利用する事業者を選ぶ必要があります。ここでは、どのような事業者があるのかを紹介します。
①GMOおみせアプリ|3,100社/10,200店舗超のスタンプカードを含む多機能な店舗アプリ
GMOおみせアプリは月額22,000円から利用可能で、多くの店舗で利用されているアプリです。
3,100社/10,200店舗の導入実績※2024年3月時点
スタンプカードやポイントカードなどの販促手段をまとめられるほか、顧客のデータを販促に活用することも可能です。
- データ分析によって、顧客に合わせてプッシュ通知を送る
- クーポンを発行する
その他、店舗の需要に合わせて、さまざまにカスタマイズできます。
②APPREACH(アプリーチ)|低コストでスタンプカードアプリを実現
APPREACH(アプリーチ)は初期費用0円、月額2,980円でスタンプカードアプリを作成できます。
スタンプカード機能はもちろんのこと、リアルタイムで顧客にアプローチ可能なプッシュ通知機能や、アプリ内にSNSのリンクを設置できる機能など、さまざまな機能を兼ね備えています。
③アプリンク(UPLINK)|スタンプカードを含む多機能な店舗アプリ
アプリンクは、スタンプカードの機能だけではなく、ポイントカードやクーポンのような基本機能のほか、オンライン決済やチケットの発行などもアプリを通して可能です。
運営によるサポートがあるため、効果的な集客につながります。
④iSTAMP|初期費用0円・月額5,478円から依頼可能
iSTAMPは初期費用0円、月額5,478円からアプリを作成できます。
アプリで指定数分のスタンプが全て貯まると、特典としてクーポンが発行される機能があります。スタンプの指定数は店舗で設定可能です。
また、カスタマーセンターによる無料のサポートがあるため、不明点が出てきた場合でも心配ありません。
⑤アプスタ|800以上の実績・複数店舗を運営中の方向け
アプスタを利用すると、複数の店舗を運営している場合でも、このアプリだけで運用できます。
また、顧客情報やデータの連動も容易で、実店舗とWeb上の店舗を運営している場合でも、データの連携が簡単にできます。
⑥HITAP|電子スタンプで紙のスタンプとほぼ同様の体制が可能
HITAPは、スマートフォンに直接スタンプを押す方式のスタンプカードアプリです。主に3つの機能があります。
- スタンプラリー
- ポイントカード
- 消込スタンプ
消込スタンプは、回数制限があるクーポンのようなサービスに活用できます。
⑦Raklu|イベントを中心に電子スタンプの実績あり
Raklu(ラクル)は、さまざまな場面で活用できる電子スタンプサービスです。Webブラウザで動作する構造のため、スマートフォンにアプリをダウンロードする必要がありません。
実店舗だけではなく、スタンプラリーのようなイベントや、イベント会場の入場口など、数々の場面で活用されています。
⑧mosta|プランを選んで利用したい方におすすめ
mosta(モスタ)は、スペシャル繁盛店プランとベーシック繁盛店プランという、2つのプランから選択できます。2つの違いは、スタンプカード機能の構造です。スペシャルプランではQRコードと電子スタンプの2つ、ベーシックプランではQRコードのみを利用できます。
mostaでは、グループ店舗がある場合もカードを共有できます。顧客にあわせてプッシュ通知も送れるため、再来店の促進にもつながります。
スタンプカードアプリ【弊社事例】
ここではGMOおみせアプリのスタンプカード機能を利用しているお客様の事例を紹介します。
小売業の事例:株式会社梅栄堂さま
アプリ導入により、顧客とのつながりを強化し、スタンプカードを導入しました。スマホで手軽にスタンプを集めることができ、ランクアップする楽しみもあります。スタンプカードはリピーター集客に大きく貢献しています。
ラーメン屋の事例:麺屋一燈さま
アプリ導入後、常連客や優良顧客の存在が明確になり、スタンプ発行数やランクアップ機能によって顧客に喜びを提供することができました。今後の課題としては、プラチナ会員への特典や月1回しか来店しない顧客の来店頻度向上を考えています。
【無料】スタンプカードアプリを作成できるツール
Yoruca|無料スタンプカードアプリ
スタンプカードは無料。チケット・クーポンの販売で手数料が発生。
無料のスタンプカードアプリを利用する際の注意点
費用を抑えるために、無料のスタンプカードアプリを利用しようと考える方も多いでしょう。しかし、無料のスタンプカードアプリには注意点があるため、内容を検討したうえでの利用がおすすめです。
機能が制限される可能性がある
無料で使い始められるアプリケーションは導入しやすい反面、多くの場合、使用できる機能に制限があります。たとえばプッシュ機能が使えず、カードの発行枚数や登録人数に制限があるなどです。
独自のアプリではない
「独自の機能を搭載したい」「自社アプリをストアで公開したい」などの要望を、叶えられない場合もあるでしょう。無料で使える機能に制限があるため、利便性を求めるなら追加料金が発生することもあります。
スタンプカードアプリとは|スマホで貯める電子のスタンプカード
スタンプカードアプリとは
スタンプカードアプリとは、紙のカードの代わりにスマートフォンでスタンプを貯められるアプリのことです。顧客情報の管理・分析、電子クーポンの配布、セールや店舗情報の通知、SNSとの連携など、さまざまな機能が備わっています。
スタンプカードアプリの主な機能とは
スタンプカードアプリはさまざまな会社が制作しており、多くの場合、以下の機能が備わっている傾向にあります。
- スタンプカードのデザイン制作
- スタンプを押す機能
- 注文・来店履歴の記録
- プッシュ通知
- クーポン・アンケート・メルマガ配信
- 顧客管理・分析
- SNS連携
また、顧客管理には個人情報が含まれるため、セキュリティを兼ね備えていることが理想です。
紙製スタンプカードの概要
アプリのほかに、紙製スタンプカードも普及しています。紙製スタンプカードの特徴とデメリットを解説します。
紙製スタンプカードの特徴
紙やプラスチックのスタンプカードは、自由にデザインを決められる、顧客に配布しやすいなどの特徴があります。片面カード方式、折り畳み方式など、カードのタイプもさまざまです。
紙製スタンプカードのデメリット
紙製スタンプカードを財布に入れると、かさばったり、出すときに探す手間が発生したりします。財布にスタンプカードを入れたことを忘れる場合もあるでしょう。また、店舗側にとっては、デザインや印刷の費用、製作時間などコストがかかる点もデメリットになりえます。
スタンプカードアプリがおすすめな理由
スタンプカードアプリがおすすめな理由は、お得な情報を手軽に受け取れる、カードを持ち歩く手間が省けるなど、利用客の利便性につながることです。スタンプカードアプリから得た顧客情報をマーケティング戦略に活用できる点で、店舗側にもおすすめです。顧客管理が簡単にできるため、人件費や経費を削減や情報の収集、分析がスムーズです。
スタンプカードアプリを作成するメリット一覧
スタンプカードアプリを作成すると、店舗と利用客どちらにとってもメリットがあります。
利用客のメリット
①限定のクーポンを受け取れる
スタンプカードアプリを利用している顧客は、クーポンを目的としている人も多くいます。顧客にとってはお得なクーポンをタイムリーに受け取れることがメリットです。
②紛失・持ち忘れの心配がない
スマートフォンを持っていれば、紙のクーポンでよくある紛失・持ち忘れを防止できます。
店舗のメリット
①スタンプカードをきっかけに、顧客との接点を作れる
キャンペーンやセールなどの情報やクーポンなどの配信により、顧客と多くの接点を作れます。
②個人情報の管理や集計が簡単にできる
年齢や性別など、顧客の個人情報をアプリ内で管理できます。
③マーケティングを最適化できる
④経費の削減につながる
紙やカード式のスタンプカードの場合、発行するために経費がかかります。
スタンプカードアプリを発注する際は、予算とメリットを天秤にかけて見積もりを依頼しましょう
スタンプカードアプリを作成できるツールの選び方
ここからは、選ぶポイントを解説します。
必要な機能が揃っているか
スタンプカードアプリに搭載されている機能は、提供会社ごとに異なります。機能の多さではなく、必要な機能が搭載されているかどうかで選ぶことが重要です。
機能が多彩であると魅力的に見えますが、使いこなせない可能性があります。従来のスタンプカードを電子に移行したいだけであれば、シンプルな機能のツールを選ぶとよいでしょう。
プッシュ通知が使えるアプリ作成サービス
費用が機能に見合っているか
初期費用や月額費の金額が機能に見合っているかどうかも、ツールを選ぶ際の重要なポイントです。機能の多さや、知名度などの理由からツールを選んだ場合、必要以上に費用がかかる可能性があります。
ツールの選定は、自社に必要な機能を洗い出してから各社のツールの機能を見比べ、複数社の費用を比較することをおすすめします。毎月のランニングコストを計算するとよいでしょう。
誰にでも使いやすいか
スタンプカードアプリを作成できるツールは、操作が簡単で誰でも使いこなせるものを選びましょう。機能を使いこなせなければ費用対効果が得られない可能性や、操作に手間取って顧客を待たせてしまう恐れもあります。
また、顧客にも使いやすいアプリがおすすめです。機械の操作に苦手意識を持つ方は、操作方法が複雑すぎるとアプリの使用を敬遠します。
スタンプカードアプリは自作できる?
スタンプカードアプリの制作はプログラミングの知識が必要なため、難易度が高い傾向にあります。自作すると機能やスタンプカードの仕様を自由に設定できる点はメリットですが、OSのアップデートやメンテナンスなどで常に対応しなければならないため、多大な時間と労力、専門知識が必要です。また、作り手のスキルによっては十分な機能を持たせられず、セキュリティが甘くなる恐れもあります。
スタンプカードアプリを開発・作成する手順一覧
スタンプカードアプリを開発する際の手順を紹介します。
スタンプカードアプリの開発会社を選定する
スタンプカードアプリの開発目的を考え、自社で決定した内容を形にできる開発会社を選ぶことが大切です。
内容や見積もりなど、複数の会社を比較しましょう。
スタンプカードアプリの発注契約を締結する
トラブル回避のため、開発にかかる費用だけではなく、サポートや運用などのような業務内容も確認しましょう。
スケジュール確認や納期の調整が重要です。
スタンプカードアプリの制作を行う
万が一の場合に修正することも考え、進捗や動作についての確認が重要です。
アプリの動作チェックは欠かさず行いましょう。たとえば、スタンプカードアプリに電子スタンプを導入する場合、動作チェックが必要です。
電子スタンプとは、スマートフォンに直接押すことで、スタンプを貯めてもらえるものです。操作がインクを用いたスタンプと似ているだけでなく、スタンプカードアプリ特有の資格効果で、顧客への演出に効果的です。
前述の通り、電子スタンプを別途導入する際はスタンプカードアプリにあわせて、電子スタンプ自体の動作確認も忘れずに行いましょう。
スタンプカードアプリをアプリのストアへ申請・公開する
開発が終わったらスタンプカードアプリを顧客に利用してもらうために公開が必要です。
また、公開には、アプリのストアへ申請しなければなりません。修正がある可能性や、審査に時間がかかる場合もあるため、余裕を持って申請しましょう。
スタンプカードアプリを運用する
スタンプカードアプリを運用する際は、宣伝やメンテナンス、データの分析などが必要です。
利用者を増やすために、定期的に分析・実行を繰り返しましょう。
まとめ
スタンプカードアプリを利用すると、従来のスタンプカードでは把握しきれなかった顧客情報を集計できたり、複数のスタンプカードをまとめられたりと、店舗と顧客それぞれにメリットがあります。
さまざまな開発会社があるため、自社の方針や付帯できる機能など、しっかり比較して選定しましょう。
ご興味がございましたらぜひご相談ください。