デジタルチケットとは|導入メリットとデメリット・アプリ活用事例も紹介

デジタルチケットとは|導入メリットとデメリット・アプリ活用事例も紹介

近年、電車やバスだけでなく、舞台公演やコンサートなど多くの場面で、紙ではなくデジタルのチケットが用いられています。

デジタルチケットの導入にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
本記事では、デジタルチケットのメリットとデメリットを解説します。

デジタルチケットの利用で生じる具体的な問題や、デジタルチケットの利用にどのようなメリットがあるか把握したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

デジタルチケットとは

デジタルチケットはこれまで紙面で提供されていたチケットをデジタル化したものです。
各種イベントのほか、電車やバスなどの公共交通機関でも導入が進んでいます。
以下ではデジタルチケットについて、詳しく解説します。

デジタルチケットはさまざまな呼ばれ方がある

デジタルチケットは、紙面のチケットをデジタル化したものです。 入場の際のもぎりが不要で、専用のゲートを使えばワンタッチでスムーズな入場が可能です。 デジタルチケット以外にもさまざまな呼称があり、シーンや利用場面によって使い分けられています。

デジタルチケットのさまざまな呼称

  • 電子チケット
  • デジタルチケット
  • オンラインチケット
  • eチケット

定期券の購入も可能

デジタルチケットでは、定期券の購入も可能です。

例えば、電車やバスなどの公共交通機関の定期券などがアプリ化されている様子は、イメージしやすいのではないでしょうか。

このように、使用シーンや使用方法により定期券や回数券の購入が可能になり、紙面のチケットを持ち歩く必要がなくなります。デジタルチケットやデジタル回数券の導入により、人件費や資源の削減も可能です。

人件費や資源の削減については次の「デジタルチケットのメリット」で解説します。

デジタルチケットのメリット

デジタルチケットを導入するメリットは、主に以下の5つです。

  1. 資源の削減が可能
  2. 人件費の削減が可能
  3. 入場がスムーズ
  4. 他人との接触を減らせる
  5. 紛失しにくい

資金の削減や人の流れをスムーズにしたい場合に、デジタルチケットは大変有効です。それぞれに関する詳しい説明は、以下で行います。

資源の削減が可能

デジタルチケットの導入で、紙資源の削減が可能です。紙面のチケット販売には、チケットに使用される紙だけでなく、チケット購入時の領収書にも紙が使用されます。

  1. イベントに参加する場合、参加者情報を記録する紙も用意されます。デジタルチケットを導入すると、これらにかかる紙資源の削減が可能です。
  2. チケット購入時に参加者情報を登録すれば、参加者の情報をマーケティングデータとして活用することもできます。

人件費の削減が可能

人件費の削減を可能にする点は、デジタルチケットを利用するメリットの1つです。紙面のチケットを使用する場合、チケットの販売や入場整理に多くの人員を確保する必要があります。

デジタルチケットは、チケット販売や入場整理の人員を減らせます。オンライン購入や、ワンタッチ入場が可能になるため、人件費の削減につながるのです。そのため人員を減らして人件費を削減したい際は、デジタルチケットの利用がおすすめです。

入場がスムーズ

デジタルチケットを導入するとワンタッチ入場が可能になるため、入場がスムーズになります。紙面のチケットは人の手による作業のため、入場場所が混雑し人員整理のための人員が必要です。

バーコードやQRコード、専用アプリやサイトを利用したワンタッチ入場が可能になると、入場がスムーズになるため入場場所の混雑を大きく解消できます。そのため、なるべくスムーズに入場してほしい際や、入場に大きな時間や人員を割きたくない際にデジタルチケットは有効です。

他人との接触を減らせる

デジタルチケットのメリットの1つは、他人との接触を減らせる点です。コロナ禍のマスク生活や非接触生活は緩和されつつありますが、数年のコロナ生活で他人との接触を嫌がる方は多くいます。

デジタルチケットを利用したワンタッチ入場は、そのような方でも気軽にイベントや交通機関を利用できます。そのためデジタルチケットを導入すると、人同士の接触のない入場やイベントの開催が可能です。

紛失しにくい

デジタルチケットは、紛失しにくいという点がメリットに挙げられます。

デジタルチケットは、主にスマートフォンを利用します。多くの方がスマートフォンを持ち歩く時代のため、デジタルチケットの形で配布されていれば、紛失する可能性がほとんどありません。

スマートフォンの不調でデジタルチケットが利用できない際は、購入者情報や参加者情報と照らし合わせて入場ができるような体制を整えておくと、なおよいでしょう。

スマートフォンを紛失してもイベントに参加できると、参加者の満足度も高くなります。

デジタルチケットのデメリットと解決策

デジタルチケットには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットが挙げられます。

  1. 券の譲渡ができない・難しい
  2. スマートフォンの故障に左右される
  3. 物として残らない
  4. インターネット回線の接続不良
  5. スマートフォンの操作が苦手な方がいる

これらについて、以下で解説します。

券の譲渡ができない・難しい

デジタルチケットのデメリットの1つは、券の譲渡ができない・難しい点です。紙面のチケットは、急用で行けなくなったときや体調が悪くなり急に行けなくなったときに、家族や友人に譲渡が可能です。

一方デジタルチケットは、チケット購入の際に参加者情報が登録されることが多く、直前に使用者を変更できなかったり、手続きが難しかったりします。そのため、急にチケットの使用者を変更できないという点は、デメリットとして挙げられます。

スマートフォンの故障に左右される

デジタルチケットは、スマートフォンの状況に左右されるというデメリットを持っています。デジタルチケットはスマートフォンを利用するため、スマートフォンの故障や充電切れが原因でチケットを利用できなくなることがあります。

デジタルチケットを利用できなくなった際は、購入者や参加者情報と照らし合わせてイベント会場に入場できる仕組み作りも可能です。そのため、デメリットを補うためのサポートが必要です。

物として残らない

デジタルチケットは、物として残せません。イベントの入場券や、限定チケットなどを記念として残しておきたい方もいます。ただし、デジタルチケットはバーコードやQRコードなどの読み込みを利用して入場整理します。

デジタルチケットとは別に希望する参加者に配布する記念チケットを用意しておくと、必要な方だけに記念のチケットの配布が可能です。このようにどちらも利用して、多くの方に満足してもらうことも可能です。

インターネット回線の接続不良

デジタルチケットを利用すると、イベント会場周辺のインターネット回線の接続不良が起こる可能性があります。イベントの規模にもよりますが、多くの方がデジタルチケット使用のために同じサイトやアプリを使用したり、同時にインターネット回線に接触したりすると、周辺環境でインターネット回線の接続不良が起こることがあります。

そのため、デジタルチケットを利用する場所のインターネット環境を考慮して、イベントの規模やデジタルチケットを導入するかを検討しましょう。

スマートフォンの操作が苦手な方がいる

スマートフォンの操作が苦手な方がいることも考慮しておきましょう。デジタルチケットは、スマートフォンを利用してチケットを使います。そのため、スマートフォンの操作が苦手な方はデジタルチケットが利用しにくいことがあります。

特にスマートフォンに慣れていない世代がマーケティング対象に含まれる場合は、紙面のチケットと両方利用したり、デジタルチケットの利用方法を分かりやすく説明したりするなどの工夫が必要です。

【弊社事例】会員証・チケットのアプリ化でコスト&作業軽減

GMOおみせアプリの回数券機能をご利用中のエルミオーレさま(本社:愛知県豊田市)は全国6ヶ所で会員制乗馬クラブを運営されています。

アプリ導入後、累計1万8千枚ほどチケットをアプリで発行しており、印刷代35万円ほどの経費を削減することができました。

導入前は、管理上でお客様のチケットがどれくらい残っているか、ということよりは、紙のチケットを紙でなくしたほうがお客様にとっても便利だろうし、私たちも工数も削減され、管理も楽になるのでは?と思っていましたが、実際に使ってみたら、やはりお客様が「今までにトータルで何枚買ってもらって何枚使ってもらっているのか」などを把握できるようになったところが便利でした。

アプリを導入した後、紙のチケットを電子化したことにより、コスト削減が実現しました。また、チケットの管理や分析が可能になったことも便利だとご評価いただいています。

まとめ

デジタルチケットは人件費や紙資源の削減など、多くのメリットがあります。

弊社のアプリ制作サービス「GMOおみせアプリ」は、コストパフォーマンスに優れ、高品質のアプリを提供しております。2024年3月時点で、3,100社以上の企業と10,200店舗以上の店舗にご利用いただいております。さまざまな業種の企業や店舗様からご利用いただいており、幅広いニーズにお応えしております。

オプションのチケット機能は販売者も利用者も簡単に操作でき、回数券の発行も可能です。

より利用者にやさしいデジタルチケットの活用をお考えの際は、ぜひこちらをご確認ください。

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