GMOおみせアプリの制作を進めるなかで、意外と悩みやすいのがスタンプ機能の設定です。
スタンプ機能を利用することは決まっていても、
何マスにする?
何をしたら1スタンプ?
特典は何にする?
と、実際の運用ルールを決める段階で迷うことがあります。
大切なのは、「何マスのスタンプカードを作るか」を先に決めることではありません。「誰に、どんな行動をしてほしいのか」を考え、その行動を後押しするルールを設計することです。
GMOおみせアプリのスタンプ機能で、まず決めたいこと
スタンプ機能の設定は、次の順番で考えると迷いにくくなります。
- 誰に使ってほしいか
- 次にどんな行動をしてほしいか
- 何をしたら1スタンプを付与するか
- ゴールまでの距離(マス数)をどうするか
- どんな特典にするか
- 店頭でどう運用するか
「何マスにするか」は、実はリストの中盤に登場します。先にマス数だけを決めてしまうと、ターゲットや付与条件とかみ合わないルールになりやすいため、順番を意識してみてください。
まずは「誰に使ってほしいスタンプカードか」を決める
スタンプカードのマス数や特典を決める前に、まず考えておきたいことがあります。
それが、「このスタンプカードは、誰に使ってほしいのか」ということです。
すでに何度も利用している常連のお客さまがターゲットなら、ある程度来店回数を重ねた先に特典を設定するという考え方もあります。
つまり、
- 新規客・来店頻度の低いお客さま → ゴールを近くする
- 常連のお客さま → 継続利用を促せるゴールを設定する
というように、ターゲットによって適切なハードルは変わります。
まずは「誰に」「次に何をしてほしいか」を考え、そのターゲットにとってちょうどよいゴールを検討してみましょう。
「1スタンプ=何をしたらもらえるか」を決める
次に考えたいのが、1スタンプの付与条件です。
たとえば、
- 1会計につき1スタンプ
- 1,000円の購入につき1スタンプ
といった設計が考えられます。
同じ4マスのスタンプカードでも、「1会計につき1スタンプ」と「1,000円の購入につき1スタンプ」では、お客さまが特典へ到達するまでのハードルが変わります。
そのため、何マスにするかだけではなく、「何をしたら1スタンプを付与するのか」もあわせて考えることが重要です。「来店回数を増やしたいのか」「購入金額に応じて特典を提供したいのか」など、スタンプ施策の目的と照らし合わせながら決めてみましょう。
ターゲットと付与条件を決めたら「何マスにするか」を考える
ターゲットと1スタンプの付与条件が決まったら、次に考えるのはスタンプカードのゴールです。
GMOおみせアプリのスタンプ機能では、たとえば3マス・4マス・6マスといったマス数から、運用方針に合わせて検討します。
考え方の一例としては、
- 3マス:早い段階で特典を体験してもらいたい
- 4マス:達成しやすさと店舗負担のバランスを取りたい
- 6マス:継続的な来店を促したい
と整理できます。
ただし、「4マスなら正解」「6マスなら常連向け」と一律に決められるわけではありません。普段のお客さまがどのくらいの頻度で来店しているのか、1スタンプをどの条件で付与するのかによって、同じマス数でも体感するハードルは変わるためです。
「このお客さまなら、どのくらいの期間・回数でゴールまで到達できそうか」までイメージしてみましょう。
紙のスタンプカードと同じルールで、本当にいい?
これまで紙のスタンプカードを運用していた店舗では、
紙で使っていたルールを、そのままアプリに移そう
と考えることもあるでしょう。
もちろん、既存のお客さまに馴染みのあるルールを継続するメリットはあります。一方で、紙のルールをそのままアプリに移すことが、常に最適とは限りません。
せっかくアプリに切り替えるのであれば、「これまでこうしていたから」ではなく、「これからどんな来店行動を増やしたいか」という視点で、一度ルールを考えてみるのがおすすめです。紙のスタンプカードと電子スタンプカードの違いも参考にしながら、自店に合った移行の形を検討してみてください。

反対に、これまでスタンプ制度自体がなかった店舗では、「誰に来てほしいか」「何をしたらスタンプを付与するか」「何回程度で特典を渡すか」という基本から考えてみましょう。
初回は「ゴールが近い」と感じてもらう
たとえば、4マスのスタンプカードを作成した場合。「インストールで1個+初回来店のお会計で1個」として、最初から2個のスタンプが貯まった状態をつくります。

4マスのカードなら、次回来店時には3個となり、「あと1回来店すれば特典がもらえる」という状態をつくることができます。
特典は「お客さまの魅力」と「店舗負担」の両方から考える
次に決めるのが、スタンプ満了時の特典です。
飲食店なら、
- トッピングサービス
- 小鉢プレゼント
- ドリンクサービス
など、店舗ならではの特典が考えられます。
「お客さまには魅力的だけれど、店舗として続けられない」という設計は長続きしません。自店の客単価や原価、来店頻度なども踏まえながら、無理なく続けられる特典を考えてみましょう。
スタンプを付ける場所とタイミングも決めておく
スタンプカードの内容だけでなく、店頭での運用方法も事前に決めておくことが大切です。
たとえばQRコードを利用する場合は、店舗ごとにQRコードを用意し、レジ周辺で会計時に読み取ってもらうというシンプルな運用が考えられます。実際に会計時にQRコードを使ってスタンプを付与している事例もあるので、店頭運用のイメージづくりに役立ててみてください。

スタンプ付与の場所やタイミングが店舗ごと、店舗担当者ごとに異なると、お客さまも店舗担当者も迷ってしまいます。「スタンプは会計時」「QRコードはレジ横」というように、できるだけ分かりやすいルールに統一しましょう。
特に複数店舗を運営している場合は、全店舗で同じオペレーションにしておくことで、店舗担当者への教育負担も軽減できます。
不正利用を防ぐ設定も忘れずに
QRコードによるスタンプ付与では、不正利用や意図しない連続付与への対策も必要です。
運用方法に応じて、
- 店舗周辺でのみ利用できるようにする
- 1日1回までなど、付与回数に制限を設ける
- 営業時間内のみ読み取れるようにする
といった設定を検討します。1日1回のQRスタンプを活用している事例もあわせて参考にすると、自店に合った制限の目安がイメージしやすくなります。

スタンプの付与条件や店頭での運用方法に合わせて、必要な制限を設定しておくと安心です。「お客さまを疑うため」の設定ではなく、店舗側が安心してスタンプ施策を長く続けるための仕組みとして考えてみましょう。
最初から完璧な設定にしなくても大丈夫
スタンプ機能は、一度設定したら終わりではありません。運用を開始した後は、
- スタンプはどのくらい利用されているか
- 途中まで貯めて止まっているお客さまが多くないか
- 満了したお客さまは、その後も来店しているか
などを確認しながら改善していきましょう。
たとえば6マスでスタートしたものの、なかなか満了するお客さまが増えないのであれば、マス数や特典内容、店頭での案内方法を見直す余地があります。反対に、想定以上に満了が多く店舗負担が大きい場合は、特典内容などを次回の運用方針として再検討できます。
スタンプ運用を始める前のチェックポイント
- スタンプ施策のターゲットを決めた
- 1スタンプあたりの付与条件を決めた
- ターゲットや来店頻度を踏まえてマス数を決めた
- スタンプ満了時の特典を決めた
- インストールスタンプを活用するか決めた
- スタンプを付与する場所・タイミングを決めた
- 必要に応じて位置情報・1日1回などの制限を設定した
- 紙のスタンプカードからの移行で、お客さまが不利益を感じないための切り替えタイミングを決めた
まとめ
スタンプ機能をうまく活用するために、最初から「何マスにするか」だけを考える必要はありません。まず考えたいのは、「誰に、どんな行動をしてほしいのか」です。
そのうえで、
という順番で考えてみましょう。
同じ4マスのスタンプカードでも、新規のお客さまを対象にするのか、常連のお客さまを対象にするのか、1会計で1スタンプなのか、購入金額に応じてスタンプを付与するのかによって、その意味は大きく変わります。
スタンプカードのルールに、すべての店舗に共通する決まった正解があるわけではありません。大切なのは、自店のお客さまにとって「もう一度来店してみよう」と思える距離にゴールを置きながら、店舗側も無理なく続けられる仕組みにすることです。
まずは「誰に来てほしいか」「そのお客さまに次に何をしてほしいか」の2つから、スタンプの運用方針を考えてみましょう。
GMOおみせアプリの制作を進めるなかで、「何マスにすればよいか分からない」「どのような特典が自店舗に合うのか迷う」といった場合は、スタンプの設定や運用方針についてお気軽にご相談ください。
すでに運用を開始している方の見直しや、これから店舗アプリ・電子スタンプカードの導入を検討している方からのご相談にも対応しています。
GMOおみせアプリのスタンプ機能についてよくある質問
GMOおみせアプリのスタンプ機能とは?
GMOおみせアプリ上で電子スタンプを付与し、再来店や継続利用のきっかけづくりに活用する機能です。付与条件・ゴールまでの距離・特典などを、店舗の運用方針に合わせて設計します。
GMOおみせアプリではスタンプをどのように付与できますか?
店舗ごとにQRコードを用意し、会計時にお客さまに読み取ってもらう運用が基本です。位置情報や利用可能時間、1日あたりの付与回数などの制限を組み合わせることもできます。詳しくはGMOおみせアプリのスタンプ機能のページをご確認ください。

スタンプは何マスにするのがおすすめですか?
一律の正解はありません。ターゲット、来店頻度、1スタンプの付与条件、特典内容などによって、適切なゴールまでの距離は変わります。「何マスにするか」だけでなく、「誰に次にどんな行動をしてほしいか」から考えることが重要です。
インストール時にスタンプを付与できますか?
インストールスタンプという設定があります。たとえば4マスのカードで「インストールで1個+初回来店で1個」とすることで、最初から2個貯まった状態をつくり、次回来店で特典まであと1回という状態に近づけることができます。
GMOおみせアプリのスタンプ機能とポイント機能の違いは?
スタンプ機能は主に来店や利用のきっかけづくりを目的とした電子スタンプカードで、ポイント機能は購入金額などに応じて還元を行う仕組みです。目的に応じて使い分けられます。機能の詳細はGMOおみせアプリの機能一覧でご確認ください。

GMOおみせアプリのスタンプ機能とスタンプラリー機能の違いは?
通常のスタンプ機能は、日常的な来店や利用に応じてスタンプを貯める仕組みです。一方、GMOおみせアプリのスタンプラリー機能は、複数地点の回遊などに活用する別機能です。目的に応じて使い分けることができます。

運用を開始した後でもスタンプの設定を見直せますか?
はい。利用状況を確認しながら、ゴールまでの距離、特典内容、店頭での案内方法、運用方法などを見直していくことが可能です。最初から完璧な設定を目指すよりも、公開後の状況を見ながら調整していく前提で考えることをおすすめします。
