店頭販促の基本や目的を解説|効果が出た成功事例4選・活用例も紹介

店頭販促の目的や成功例について徹底解説

ECサイトの普及拡大や新型コロナウイルス感染症の流行などによって、実店舗での売上が減少したケースもあるのではないでしょうか。

そうしたなか、近年あらためて注目されているのが「店頭販促」です。今回は、店頭販促の目的をはじめ、従来型の販促とデジタル技術を活用した販促施策の成功例についてご紹介します。

目次

店頭販促とは

「店頭販促」とは、実店舗での購買意欲をかき立てる施策のことです。

代表的な店頭販促として、以下が挙げられます。

  • 試食や試飲
  • ポイントカード、特典サービス
  • クーポン

顧客の購買意欲を高めて、実店舗での購入へとつなげるためには、アナログとデジタル両方を活用したアプローチが有効です。

店頭販促の目的

店頭販促の目的は、売上を増やすことです。

売上げを増やすためには、「集客の向上」「客単価の向上」「リピート率の向上」といった3つのプロセスでアプローチを行う必要があります。

たとえば、以下のような施策が挙げられます。

  • 実店舗へ誘引する施策
  • 顧客が思わず商品を買いたくなるような施策
  • 新規顧客の獲得には資金がかかるため、リピートしたくなるような施策

これらの施策を上手く組み合わせることで、売上の向上につながります。

価格主導型:店頭販促の成功例

価格主導型の店頭販促とは、セット販売や値引きなど、商品の価格を操作することで購買意欲を向上させる方法です。

たとえば、以下のような手法があります。

  • 値引き、特売
  • バンドル販売
  • 増量パック

このような価格を操作する店頭販促では、一時的な売上を向上させる効果は期待できますが、常態化してしまうと商品価値を下げる可能性があります。

価格主導型の店頭販促で成功するには、値引き期間を限定したり、「1人〇セット限定」といったように条件を絞ったりすることが重要です。

非価格主導型:店頭販促の成功例4つ

非価格主導型の店頭販促とは、商品の価値に重きを置いた販促方法です。

たとえば、以下のような施策が挙げられます。

  • 実演販売
  • クーポンやプレゼントキャンペーン
  • 特別陳列、デジタルサイネージ

注目商品を紹介したり、商品の魅力を伝えたりすることで、顧客の商品価値を上げることが目的です。非価格主導型の店頭販促を実施する際は、商品の見せ方や店舗集客において、顧客の興味を惹き付けるための工夫が欠かせません。

①SNSやWebを用いた参加型のキャンペーン

多くの企業が実施しているのは、SNSやWebを用いた参加型のキャンペーンです。具体的には、フォロワー限定、リツイート者限定で行われるキャンペーンが挙げられます。

SNSやWebを活用することで、商品や店舗の知名度向上につながります。また、来店時に利用できるクーポンやノベルティ特典を付ければ、来店の促進効果が期待できます。

②位置情報を活用したセール情報の通知

店舗への集客に効果的なのが、位置情報を活用したセール情報の通知です。店舗周辺を通りがかった顧客に対して、専用アプリでセールやキャンペーンに関する情報を通知します。

通知を受け取った顧客が、現在地の近くでお得なキャンペーンが行われていることを把握することで、「ついでだから」と来店してくれる可能性があります。

③商品購入数でのプレゼントキャンペーン

商品の購入数や金額に応じてプレゼントがもらえるキャンペーンも、多くの企業が実施している店頭販促の手法です。

プレゼントを購入特典として付与することで、普段商品を買わない人が購入したり、購入数が増えたりする可能性が期待できます。また、ポイントを貯めてプレゼントに応募できる企画も有効です。

ただし、特典を付与する場合は、売上とプレゼントの準備にかかる費用対効果を考慮する必要があります。

④人気作品とのコラボ企画

話題やトレンドになっている作品とコラボレーション企画を実施して、お互いにメリットを生み出す施策もあります。

例えば、作品とのコラボ商品を開発して店頭で販売したり、人気作品とのコラボグッズを作成して、商品購入者にノベルティとしてプレゼントしたりする方法があります。

企業には、コラボ作品のファンを誘引して、自社製品の認知度を高められるといったメリットがあります。

【弊社事例】アプリを用いた3つの販促事例を紹介

スマートフォンが普及した現在では、アプリを使った販促活動が活発に行われています。

ここからは、『GMOおみせアプリ』を活用して、店頭販促を実施している企業さまの事例をご紹介します。

①スタンプカードのアプリ化で顧客ロイヤリティを向上

山形日産自動車株式会社さまは、スタンプカードの持ち忘れ対策と、顧客の目に触れる機会を増やすことを目的に、アプリを導入いただきました。

QRコードでスタンプを獲得できることや、ニュース配信をプッシュ通知で通知できることによって、利用者の利便性を高めています。

今後は、ホームページやSNSなどと連携した取組みや、ゲーム機能を活用した取組みによって、顧客ロイヤリティの向上につなげていきたいとのことです。

②ニュース配信で来客を促進

プロヴィンシャルノートさまは、ニュース配信による情報発信を目的に、アプリを導入いただきました。アプリ導入後は、新商品の情報やレストランのメニュー情報などを発信して、顧客の獲得につなげています。

今後は、もっと多くの人に店舗の情報を知ってもらえるよう、継続してニュース配信を予定しているとのことです。

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まとめ

店頭販促とは、実店舗での購買意欲をかき立てる施策のことです。従来では、価格主導型の販促に重きが置かれていました。

近年では「密」を避けるようになったことや、デジタル技術の革新などにより、非価格主導型の販促にも注目が集まっています。

この機会に新しい販促施策を取り入れて、売上の向上を目指してみてはいかがでしょうか。

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