アプリを作成する方法や手順を解説｜おすすめのアプリ作成ツールも紹介

アプリを作成することは、顧客のエンゲージメントが高められたり、企業想起が期待できたりするメリットにつながります。

この記事では、アプリを作成する方法や手順、アプリ作成ツールを活用するメリットやデメリットについて解説します。おすすめのアプリ作成ツールも紹介するので、アプリを作成したいと考える企業の担当者は、参考にしてください。

アプリの種類

アプリは、ネイティブアプリ、Webアプリの2種類に分けられます。それぞれの特徴を解説します。

ネイティブアプリ

ネイティブアプリとは、Apple App StoreやGoogle Playなどのアプリストアから、端末へインストールすることで、使用可能になるアプリです。使用するOSによって、開発環境が異なります。開発環境の違いから、それぞれのOSに依存した、カメラやGPSなどの機能を付けられます。

Webアプリ

Webアプリは、アプリストアからダウンロードせずに、Webブラウザ上で動作できるアプリです。あらかじめ、スマートフォンやタブレット端末に組み込まれているものもあります。アプリストアで公開する必要がないため、自由な設計が可能です。また、OSに関係なく開発できることから、アプリストアの審査も必要ありません。

アプリを作成するメリット

アプリを作成することは、顧客の獲得、企業想起につながります。メリットを2つの観点から解説します

顧客がリピーターやファンになりやすい

アプリを作成すると、顧客がリピーターやファンになることが期待できます。アプリには、会員証や顧客が気になる情報をピックアップして保存する機能など、継続して使いたくなる機能も付けられます。顧客のエンゲージメントを高められるため、リピーターやファンの獲得につながるでしょう。

企業想起ができる

スマートフォンやタブレットに、アプリのアイコンが表示されるため、スマートフォンを開くたびに、自社を思い出してもらえる可能性が高まります。プッシュ通知を利用してタイムセールを告知したり、クーポンを配布したりすることも、顧客へのアピールに効果的です。

アプリを作成する方法

ツールやプログラミングを利用すれば、アプリを作成できます。3つの方法を解説します。

アプリ開発ツールを使う

アプリ開発ツールを利用すれば、フォーマットに当てはめるだけでアプリを作成できます。専門的なプログラミングスキルは、不要です。なお、開発ツールの種類により、作成できるアプリは異なります。

プログラミングを利用する

プログラミング言語を使って、自身で一からアプリを設計・実装する方法もあります。自社に適した機能を自由に盛り込むことが可能です。ただし、プログラミング言語の習得に時間がかかる点は、留意しましょう。

ゲーム開発ツールを利用する

ゲーム開発ツールは、ゲームを作るための基本機能を1つにまとめたものです。ゲーム機能があるアプリを作成する場合に、適しています。ただし、本格的なアプリの作成には、プログラミングの知識が必要です。

アプリを作成する手順

アプリを作成する手順を、5つの段階に分けて解説します。

アプリ作成に必要な言語

プログラミングを利用してアプリを作成する場合、プログラミング言語の知識が必要です。iPhone、Androidそれぞれに必要な言語を解説します。

iPhoneアプリ作成に必要な言語

iPhoneのアプリを作成する場合、Apple社が提供するプログラミング言語「Swift」と「Objective-C」を理解する必要があります。

Swiftの特徴は以下の通りです。

• コードがシンプルで、読み書きがしやすい
• 処理速度と安定性が高い
• 習得に必要な学習時間は少な目である

Objective-Cには、以下の3つの特徴があります。

• アプリ作成で長く使われてきた
• 処理速度や動的処理が早い
• プログラミング言語の習得に時間がかかる

Androidアプリ作成に必要な言語

Androidのアプリを作成するときは、主に「Kotlin」と「Java」のプログラミング言語が使われます。

Kotlinの特徴は以下の通りです。

• コードが簡潔なため、初心者にも扱いやすい
• 開発効率やアプリの品質を向上させる機能がある

一方、Javaの特徴は、以下の3点が挙げられます。

• 初期から採用されている
• Google3大言語の1つである
• 初心者にとっては若干難しいため、習得に時間がかかる

アプリ作成ツールを使うメリット

アプリの作成には、アプリ作成ツールの利用が便利です。メリットを2つに分けて解説します。

プログラミングの知識がなくてもアプリ作成が可能

テンプレートが用意されているため、プログラミングの知識がなくても直感的にアプリを作成可能です。プログラミングを習得する必要がないため、時間や費用が削減できるでしょう。

アプリを作成する環境を整える必要がない

アプリ作成ツールは、クラウドベースで作業するため、アプリを作成する環境を構築する必要がありません。一からアプリを作成する場合、目的に合った開発環境の調整が必要です。

アプリ作成ツールを利用するデメリット

アプリ作成ツールは、費用や機能の面でデメリットがあります。それぞれ解説します。

利用料金がかかる

一般的にアプリ作成ツールは、機能性に比例して、費用がかかります。無料のアプリ作成ツールもありますが、使える機能が制限されていたり、自由度が低かったりします。機能性や自由度を求めるなら、有料のアプリを使用する必要があるでしょう。

機能によっては、プログラミングの知識が必要

細かい設定を追加したい、高度なカスタマイズをしたいなどの場合、アプリ開発ツールでも、プログラミングの知識が必要になることがあります。また、ツールによっては、プログラミングの知識がないと使いこなせない場合もあるでしょう。

おすすめのアプリ作成ツール

アプリ作成ツールには、さまざまな特徴や強みがあります。おすすめのアプリ作成ツールを、3つ紹介します。

GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリは、3,100社以上（※2024年3月時点）に導入実績があるアプリ作成ツールです。販促・集客アプリをセミオーダーで作成可能です。製作から導入、定着までサポートする支援体制が充実しているため、アプリやプログラミングの知識がなくても、希望に沿ったアプリの完成が期待できます。料金プランは、初期費用：要問合せ＋Lightプラン月額2万2,000円から、Standardプラン月額5万5,000円など。利用する店舗数や使いたい機能によって変動します。

Yappli

Yappliは、直感的な操作でiOS・Android・watchOS向けのアプリ制作ができるアプリ作成ツールです。豊富なデザインが魅力で、導入実績は700社を数えます。料金プランは、「初期制作費用＋月額費用」ですが、詳しい金額は問い合わせが必要です。

Appypie

Appypieは、海外発のアプリ作成ツールですが、日本語にも対応しています。3ステップでアプリを作成できるため、時間と手間の削減につながるでしょう。無料プランと有料プランがあり、無料プランは、Webアプリのみ対応しています。有料プランの料金は、基本1,800円、金3,600円、白金6,000円です。

まとめ

アプリを作成すると、顧客の獲得や企業想起への発展が期待できます。アプリ作成ツールを利用すれば、環境を整えたり、プログラミングの知識を習得したりする手間をかけることなく、アプリを作成可能です。

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