リピーターは、商品やサービスに対して満足した顧客が繰り返し使用し、安定した収益をもたらします。
「また来たい!」と思ってもらえていますか?
どんなに素敵なお店でも、一度きりの来店で終わってしまうのはもったいない。
大切なのは、“お客様をファンに育てる”こと。つまり、リピーターづくりです。
実はリピーターは、新規のお客様よりも 5倍もコストが少なく済む といわれており、売上の安定化にもつながる重要な存在。
リピーターとは
リピーターとは、同じお店・サービスを 継続的に利用する人のこと。いわば「あなたのお店のファン」。SNSでおすすめしてくれたり、友人を連れてきてくれたりと、まさに 売上と信頼の源です。
新規顧客の獲得に
限界を感じていませんか?
- 新しい顧客を獲得する方法に限界を感じている
- 競合他社との差別化が難しい
- マーケティング戦略の効果に限界を感じている
「店舗アプリ作成サービスGMOおみせアプリ」は、これらのお悩みを解決できます。リピーター・お店のファン・ロイヤルカスタマーを育成することが、売上向上につながります。
リピーターを獲得する3つのメリット
リピーターを獲得する3つのメリットを解説します。
広告・宣伝のコストを削減できる
リピーターは、すでに商品の魅力を理解しているため、維持にかかる宣伝コストを削減できるでしょう。リピーターを多く獲得することで、結果的に新規顧客獲得のコストを削減し、安定した収益の実現が可能です。
売上が安定し、毎月の見通しが立てやすい
口コミにより新規顧客の獲得ができる
リピーターの満足度が高まると「広めたい」という気持ちが生まれ、よい口コミが広がります。口コミは信頼性が高く、新規顧客獲得につながる効果的な手段です。リピーターが友人や知人に推薦することで、コストをかけずに集客ができます。定期的なサービスやイベントを通じて、新しい口コミを促進することも重要です。
リピーターのLTV(顧客生涯価値)とは?
リピーターを増やすことで得られるメリットのひとつに「LTV(顧客生涯価値)」の向上があります。LTVとは、ひとりの顧客が企業にもたらす総収益のこと。たとえば、1回の来店で終わる顧客よりも、月に1回×1年間来店してくれる顧客の方が、長期的な利益に貢献します。
LTVは、以下のシンプルな式で算出できます。
LTV = 平均購買単価 × 購入頻度 × 継続期間
例:
- 平均購買単価:3,000円
- 購入頻度:月1回
- 継続期間:12ヶ月(1年間)
この場合のLTVは、3,000円 × 12回 = 36,000円
つまり、ひとりのリピーターが1年間で36,000円の売上に貢献することになります。
顧客がリピーターとなる心理的要因と共通点
顧客がリピーターとなる心理的要因・共通点について解説します。
- 商品やサービスに価値を感じている
- 接客・対応に魅力を感じている
- 価格以上の満足感を得ている
商品・サービスそのものに魅力を感じている
リピーターは、商品やサービスに魅力を感じているため、何度も購入したり、利用したりします。顧客ニーズにマッチしたコストや使いやすさなどの魅力的なポイントがリピーターを生む要因です。ペルソナを理解し、ニーズに応えることが継続的な利用を促す心理的要因となっています。
ホスピタリティに魅力を感じている
リピーターの獲得にはホスピタリティが重要です。丁寧な接客や清潔感は、顧客に心地よい満足感を提供します。顧客は、心地よさを感じることで、価格に影響されず、何度も利用したいという気持ちが生まれます。
コストパフォーマンスに魅力を感じている
顧客は、自分の想定より価格が安く、コストパフォーマンスの高い商品やサービスに魅力を感じます。価格以上の満足感を得られることで「また購入しよう」と思えます。使いやすさや購入のしやすさも重要な要素です。
リピーター化のプロセスとは?
新規顧客がリピーターになるまでには、いくつかのステップがあります。以下は、その一連の流れの例です。

新規顧客獲得
広告やSNS、紹介などから初回来店・初回購入へ
商品・接客体験で満足度向上
期待以上の体験を提供し「また来たい」と感じてもらう
フォロー施策の実施
クーポン・メール・DMなどで継続的に接点を持つ
再来店・再購入へと導く
特典やタイミングの工夫で「もう一度利用する理由」を提供
ロイヤルカスタマー化
満足体験の継続によって、自発的に利用・紹介してくれるファンに育成
逆に、顧客がリピーターとならない理由は?
ここでは、顧客にリピートされない理由について紹介します。
- 一度の利用で不快な体験があった
- ニーズに対して期待外れだった
- そもそも存在を忘れられていた
不満や不快感を持っている
顧客が購入や利用をする際に、不快感や不満を感じると、リピーターにはなりません。商品やサービスの品質・不良だけでなく、スタッフの不適切な対応などの接客、配送の遅延も影響を与えます。1度の悪い経験が全体のブランドイメージを損ない、次の利用を遠ざけることにつながります。
問題を早期に改善することで、リピートにつなげる可能性が高まります。顧客の本音を把握し、ニーズに応えることが重要です。
ニーズを満たしていない
顧客が商品を購入したり、サービスを利用したりした際に、求めていたニーズを満たせなかった場合です。たとえば、飲食店で「おいしい料理」を期待して訪れたにもかかわらず、味が悪かったり、アパレルショップで適切なサイズが見つからなかったりするケースです。
失敗を避けるためには、顧客のニーズを把握し、顧客のニーズに的確に応える商品やサービスを提供することが求められます。アンケートやSNSを活用し、ニーズにマッチした改善を行いましょう。
存在を忘れている
商品やサービスが顧客の記憶に残っていないことがあります。「特に不満はないが、なんとなくリピートしない」というケースです。競争が激しい業界では、顧客の興味を引き続けることが難しいでしょう。この課題を解決するためには、DMやクーポンを配布し、顧客とのコミュニケーションの強化が重要です。興味を引く施策を通じて、リピートの機会を増やすことが効果的です。
明日から実践できる!リピーターを獲得するための7つの施策
リピーターを獲得するための7つの施策を解説します。
顧客データを分析する:見える化
顧客ニーズを正確に把握することが重要です。デジタルツールを導入し、データに基づいて多角的に分析することで、現状の把握が可能です。
競合との差別化を図る:「あなたらしさ」で差別化
自社の商品価値や顧客への思いを言語化し、発信することで、独自の魅力を強調でき、他社との差別化を図れます。
また、競争が激しいなかでは「この商品がよい」と思わせる何かが必要です。たとえば、競合商品の分析を通じて自社の強みを見つけ出し、リピーターにはクーポンやVIPサービスを提供することで、特別感を提供できます。
メールやLINEを活用:「さりげなく」再接触
顧客に対して継続的に情報を発信することは、顧客の愛着向上に重要です。メールマガジン、セグメントメール、ステップメールなどを活用し、ターゲットに合ったオファーを送ることで、興味を引き続けます。開封率を測定し、顧客の関心を分析しながら、メールの内容や送信のタイミングを最適化しましょう。
リピーターへの特典を用意する:特別感を演出
リピーターには、クーポンやポイントカード、サンプリングなどのインセンティブの提供が重要です。お得感や特別感を得られるだけでなく、購入のメリットが強化されます。VIP会員制度を設けて限定サービスを提供し、他社との差別化や顧客の愛着を高められます。特別な体験をしたリピーターは、口コミを通じて新規顧客の獲得に寄与するでしょう。
SNS活用:SNSでのゆるい接点づくり
SNSを活用することで、顧客とのコミュニケーションを深め、リピーターの増加を図れます。顧客お客様の投稿に返信したり、ストーリーズで裏側を見せて、ファンを巻き込みましょう。また、SNSでは新商品やキャンペーン情報も自然な形で伝えられます。
コミュニティを作り交流の場を設ける:人と人とをつなげる場所
顧客同士が交流できる場を設けることは、リピーターの増加に効果的です。ファンサイトや会員向けイベントを開催することで、ユーザー同士や顧客と企業とのつながりが強化されます。新たな体験を提供することにより、顧客のブランドへの愛着を深めることができ、リピーターの維持につながります。
自社アプリを活用する:アプリで「忘れられない存在」に
自社アプリは、顧客との接点を増やす絶好のツールです。プッシュ通知を活用し、セール情報をタイムリーに届けたり、位置情報を利用して新商品の案内を行ったりすることが可能です。ブランドイメージを印象づける効果も期待でき、リピーター獲得の施策として注目されています。
プッシュ通知が使えるアプリ作成サービス
業種別のリピーター施策事例
飲食店の場合
- スタンプカードやアプリポイントで「再来店の理由」を作る
- 「毎月変わる限定メニュー」など来店動機の継続提供
美容室・サロンの場合
- 次回予約を施術後にその場で提案
- 誕生日クーポンや来店感謝ハガキなどで関係性を強化
小売・ECの場合
- 会員ランク制度(購入回数や金額に応じた特典)
- 購入履歴に応じたレコメンドメールで再訪を促進
業種ごとに「リピーター化しやすいポイント」は異なるため、自社の業態に合わせた施策設計が求められます。
アプリ活用がリピーター戦略のカギに
リピーターを獲得するためのアプリ活用方法を紹介します。
アプリのプッシュ通知活用で効率的に情報発信をする
アプリで会員登録をしてもらう
会員制度はリピーター獲得に有効ですが、通常の会員登録は手間がかかります。個人情報の記入が必要で、顧客の心理的ハードルが高まります。アプリでの登録であれば、QRコードをスキャンするだけで簡単に完了し、店舗スタッフの負担軽減も可能です。顧客の会員登録へのハードルも下がるでしょう。
アプリをデータ分析に活用する
リピーター獲得の施策に関する注意点・よくある落とし穴
リピーター獲得の施策に関する注意点について解説します。
新規顧客獲得とのバランスを意識する
リピーター獲得は重要ですが、新規顧客の獲得も欠かせません。特典や情報発信がリピーター向け・新規顧客向けのどちらかに偏ると、リピーターの離脱や新規顧客の減少を招く恐れがあります。安定した収入を確保するためにも、リピーターと新規顧客への施策をバランスよく進めることが成功のポイントです。
マンネリ化に注意する
リピーターに同じ特典を提供すると、マンネリ化して離れやすくなります。顧客データを活用し、魅力的な特典やサービスを用意することが重要です。リピート回数や年数に応じたキャンペーンを実施すると、顧客を飽きさせずに顧客の関心を維持できます。リピーターの離脱を防ぎ、優良顧客の獲得へとつなげましょう。
リピーター獲得の【弊社事例】も紹介
最後に弊社のGMOおみせアプリを活用したリピーター獲得の事例を紹介します。
【住宅設備商社】アプリ施策で再来店率75%、プラチナ会員の育成に成功

株式会社小泉様は、創業70年以上の歴史を持つ住宅設備の総合商社です。東日本を中心に管材・住設・建材・電材などの流通を手がけ、「快適で環境にやさしい住まいづくり」をビジョンに掲げています。
- 再来店率75%:スタンプ機能・クーポン配信により、アプリユーザーの75%がリピーターに
- アプリクーポンでイベント景品を提供:紙の景品引換に比べ、手間とコストを大幅削減
【飲食業】広告宣伝費の削減とリピーター獲得に成功

株式会社焼肉坂井ホールディングス様は、焼肉・しゃぶしゃぶ・寿司・海鮮・居酒屋など、複数カテゴリの飲食ブランドを全国で展開する企業です。
その中でも、「鮨のえん屋」「地魚屋」「ちゃんこ江戸沢」などを展開する「海鮮問屋グループ」は、幅広い層に人気のあるブランド群。今回、リピーター施策やポイントカードの電子化を目的として、公式アプリを導入しました。
- 広告宣伝費の大幅削減:DM送付や予約サイト利用にかかっていた月額100万円規模のコストを圧縮
- リピーター獲得と優良顧客の育成:ポイントカードの電子化で継続来店を促進
【小売業(靴販売)】アプリ活用で若年層の集客とリピーター獲得を強化

株式会社カガシヤ様は、大分市内に全12店舗を展開する老舗の靴専門店です。創業80周年を迎えた歴史ある企業として、幅広い年代のお客様に「居心地の良さ」と「豊富な品揃え」「温かな接客」を提供しています。
- リピーターの「見える化」を実現:従来把握できなかった来店傾向をデータで分析可能に
- アプリ提示の顧客が増加中:スタッフからの声で、再来店時の活用が定着しつつある
- 10〜20代の若年層DLが全体の24%:新たなリピーター層の獲得に成功
【老舗お香メーカー】若年層との接点強化&リピーター育成をアプリで実現

株式会社梅栄堂は、1657年創業の日本最古の線香メーカーとして360年以上の歴史を誇る老舗企業です。仏事向けのお線香に加え、日常使いできるお香や和雑貨を扱う直営店「古香堂」では、堺本店・なんばマルイ店に加え、オンラインショップも展開。伽羅や白檀などの伝統の香りを、若年層にも親しんでもらうための販促強化に取り組んでいます。
- 来店スタンプ+ランクアップ制度を導入:繰り返し来店の動機づけを強化
- クーポン・ニュース配信で定期的に接点創出:再来店や購入のきっかけを定常的に提供
まとめ
弊社の店舗アプリ制作サービス「GMOおみせアプリ」は、2025年5月時点で、3,220社/11,100店舗の導入実績があります。高品質かつコストパフォーマンスに優れたアプリを提供し、さまざまな業種の企業や店舗様にご利用いただいております。
ノーコードアプリ開発ルールと異なり、おまかせでアプリを製作できる体制を整えています。興味がある方は、ぜひお問い合わせください。