アプリをリリースして、ダウンロード数も少しずつ増えてきた。でも、本当にうまく運用できているのだろうか?
店舗アプリを運用していると、こうした疑問が出てくることがあります。
アプリを導入すると、ダウンロード数、プッシュ通知の開封、クーポン利用、スタンプ、ポイントなど、さまざまな数字を見ることができます。
一方で、確認できる数字が増えるほど、
- 「結局、何を見ればいいの?」
- 「どのくらいなら成功なの?」
- 「今の運用を続けてよいの?」
と迷ってしまうこともあります。
店舗アプリの目的は、アプリを入れてもらうことそのものではなく、お客さまにお店を思い出してもらい、来店してもらい、また来てもらい、少しずつファンになってもらうことです。
だからこそ、アプリの成果も、ダウンロード数だけではなく、お客さまがその先の行動へ進んでいるかを見ながら判断することが大切です。
GMOおみせアプリでは、インストール数だけでなく、ニュースの開封数やクーポンの利用数などを確認し、販促施策の反応を次の施策へ活かすことができます。
まず覚えたい、アプリ運用の4つのステップ
店舗アプリの成果を見るときは、次の4つに分けるとわかりやすくなります。
増やす
アプリを利用するお客さまが増えているか
動かす
ダウンロードしたお客さまが、実際にアプリを使っているか
また来てもらう
クーポンやスタンプなどが、再来店のきっかけになっているか
ファンにする
繰り返し来店するお客さまが増えているか
「ダウンロード数が多いか少ないか」だけではなく、お客さまが次の段階へ進んでいるかを見ることがポイントです。

増やす | アプリを使うお客さまは増えている?
最初に確認したいのは、アプリを利用するお客さまが増えているかです。
特にアプリをリリースしたばかりの時期は、
- 店頭でアプリを案内できているか
- レジやテーブルなどに案内を用意できているか
- ダウンロードするメリットが伝わっているか
といった取り組みが、ダウンロード数にも表れやすくなります。
たとえば、初回特典を目的にアプリを入れ、その後一度も開かないお客さまが増えても、お店との関係が深まったとは言えません。
ダウンロード数は大切な「入口」ですが、成果を判断するには、その先も見る必要があります。
店頭での案内方法や業種別の訴求、ダウンロード後の体験設計については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

動かす | ダウンロードしたお客さまが使っている?
次に確認したいのが、ダウンロードしたお客さまが、その後もアプリを利用しているかです。
たとえば、
- アクティブユーザー数
- アプリの起動数
- プッシュ通知の開封
- ニュースの閲覧
- クーポンの確認
などを見ていきます。
GMOおみせアプリの新しい管理画面では、利用者数と新規インストール数の推移を週次・月次・年次で比較でき、施策やイベント前後の変化を確認できます。
累計ダウンロード数が増えていても、最近ほとんど利用されていないのであれば、改善できる余地があります。
反対に、ダウンロード数がまだ多くなくても、定期的に利用してくれるお客さまが増えているのであれば、次の段階へ進んでいると考えられます。
プッシュ通知やクーポンを配信しているものの反応が伸びない場合は、配信回数を増やす前に、対象者や内容、タイミングを見直してみましょう。

また来てもらう | アプリが来店のきっかけになっている?
店舗アプリの成果を見るうえで、重要なのが再来店です。
プッシュ通知を開いてもらうことや、クーポンを見てもらうこと自体がゴールではありません。
たとえば、
- クーポン利用数・利用率
- スタンプ発行数
- ポイント利用
- 来店履歴
- 2回目、3回目の利用
などです。
特に確認したいのが、「2回目」「3回目」につながっているかです。
スタンプを活用している場合なら、
- 「1個だけで止まっている人が多いのか」
- 「2個、3個と進む人が増えているのか」
- 「満了する人が増えているのか」
を見ることで、再来店の状況を把握しやすくなります。
GMOおみせアプリの新しい管理画面では、スタンプの発行数や満了状況も確認できるため、リピート促進施策の振り返りにも活用できます。
スタンプを何個にするか、どのタイミングで付与するかなど、運用方針を見直したい場合はこちらも参考にしてください。

また、再来店をその場の施策だけに頼らず、「誰に・何を・いつ届けるか」という流れで設計したい場合は、販促シナリオとして考える方法があります。

業種によって来店周期や再来店のきっかけも異なります。飲食、美容、小売、アパレル、宿泊施設ごとの具体例はこちらでご紹介しています。

ファンにする | 常連のお客さまは育っている?
アプリ運用で目指したいのは、お店を繰り返し利用してくれるお客さまを増やしていくことです。
新規のお客さまだけが増えている状態よりも、
- 2回、3回と来店する人
- 継続してスタンプを貯める人
- 会員ランクが上がる人
- 定期的にクーポンを利用する人
が増えている状態のほうが、お店とお客さまとの関係は深まっています。
GMOおみせアプリでは、属性情報だけでなく、ポイント、スタンプ、来店状況などの行動データから対象となるお客さまを抽出し、施策へつなげることができます。
「良い数字」は、お店によって違う
ここで気になるのが、
- 「クーポン利用率は何%なら良いの?」
- 「アプリの利用率は何%なら成功なの?」
という基準ではないでしょうか。
しかし、店舗アプリでは、すべてのお店に共通する基準を置くことが難しい場合があります。
- 毎週利用するスーパー
- 1~2ヵ月に1回利用する美容室
- 年に数回利用する宿泊施設
これらの業態では、お店を利用する頻度そのものが異なります。
まずは、次の3つで比較してみましょう。
過去と比較する
先月や前年同月と比べてどう変わったか
施策の前後で比較する
クーポンやキャンペーンを実施する前後でどう変わったか
対象者ごとに比較する
一斉配信と、対象を絞った配信ではどのような違いがあったか
大切なのは、数字だけを見て評価することではありません。「なぜ、この数字になったのか」を考え、次の施策につなげることです。
月に1度の「アプリ健康診断」をしてみましょう
まずは月に1度、次の項目を確認してみましょう。
| 確認項目 | 見る数字 | わかること |
|---|---|---|
| 会員は増えている? | 新規インストール | 店頭などでの案内が機能しているか |
| アプリは使われている? | アクティブユーザー・起動 | 利用が定着しているか |
| 情報に反応している? | プッシュ・ニュース開封 | 情報への反応があるか |
| 来店につながっている? | クーポン・スタンプ | 販促が行動につながっているか |
| 常連が育っている? | 来店頻度・ランクなど | ファン化が進んでいるか |
この5つを見るだけでも、アプリ運用のどこに課題がありそうかを整理しやすくなります。
重要なのは、健康診断の結果を見て終わらせないことです。弱いところが見つかったら、次に何を改善するかを決めます。
数字を見る目的は「評価すること」ではなく「次に何をするか決めること」
アプリの数字を見る最大の目的は、「良い・悪い」と採点することではありません。
次に何を改善するかを見つけることです。
たとえば、
- ダウンロードは増えているが、利用されていない:ダウンロード後にアプリを開く理由をつくる
- 通知は開かれているが、クーポンが使われない:特典内容や利用条件を見直す
- 初回利用は多いが、2回目につながらない:次回来店のきっかけをつくる
- 常連はいるが、新しい利用者が増えない:店頭でのアプリ案内を見直す
というように、数字から次の打ち手を考えます。
GMOおみせアプリでは、プッシュ通知の到達・開封・閲覧などの反応を確認し、タイトルや配信時間、配信対象などの改善につなげることもできます。

課題が見つかったら、次の改善へ
ダウンロードが増えない
「今、この場でダウンロードする理由」や店頭での案内を見直す
ダウンロード後に使われない
プッシュ通知など、アプリを開くきっかけを見直す
クーポンが使われない
配信対象や特典内容、利用する理由を見直す
2回目・3回目の来店につながらない
販促シナリオやスタンプの設計を見直す
常連のお客さまを増やしたい
来店状況や行動に合わせたアプローチを考える
アプリ運用は「設計して終わり」ではない
アプリは、一度作って公開すれば成果が出るものではありません。
お客さまの反応を確認しながら、
- 施策を考える
- 届ける
- 反応を見る
- 改善する
というサイクルを続けることで、少しずつ自店に合った運用へ育っていきます。
GMOおみせアプリの新しい管理画面でも、対象となるお客さまを見つけ、情報を届け、その結果を確認しながら次の施策へつなげることができます。
一度で正解を見つけるのではなく、実施した結果から学び、次の施策を改善していきましょう。
もし、アプリ公開後の運用体制や担当者、更新ルールなど、運用の土台から見直したい場合はこちらの記事も参考にしてください。

業種によって、見る数字も変えてみる
すべてのお店が、同じ数字を重視する必要はありません。
飲食店
スタンプ、クーポン、2回目・3回目の来店
美容室・サロン
前回来店からの期間、次回予約、再来店
小売店
アクティブユーザー、ポイント、クーポン利用、来店頻度
宿泊施設
再利用、会員向け企画への参加、長期間利用のないお客さまへの再アプローチ
「アクティブユーザー数が高ければ成功」と決めるのではなく、まずは、自分たちのお店が、お客さまにどのような行動をしてほしいのかを考えます。
その行動につながっているかを確認できる数字を選ぶことで、自店に合った振り返りがしやすくなります。
まとめ|見るべきなのは「お客さまが次の段階へ進んでいるか」
アプリ運用がうまくいっているかを判断するとき、覚えておきたいのは次の4つです。
ダウンロード数だけを見るのではなく、アプリをダウンロードしたお客さまが利用し、来店し、再来店し、少しずつお店のファンになっているか。
この流れを見ることで、今のアプリ運用でうまくいっているところと、次に改善したいところが見えやすくなります。
GMOおみせアプリは、プッシュ通知やクーポン、スタンプ、ポイントなどの販促機能に加え、来店や利用状況などのデータを活用し、お客さまに合わせたアプローチを行える店舗向けアプリ制作サービスです。
- 「アプリを作ったけれど、次に何をすればよいかわからない」
- 「数字は見ているけれど、改善方法がわからない」
そんなときは、まず今回ご紹介した「アプリ健康診断」から始めてみてください。
GMOおみせアプリでは、アプリ制作だけでなく、運用開始後の目標設定やデータ分析、施策立案・検証などの活用支援も行っています。
お店の目的や課題に合わせて、アプリを「作る」だけでなく、成果につながる運用へ育てていくことを一緒に考えていきます。
