スタンプ活用するマーケティングは昔からよく行われてきていますが、その電子化が進められているのを知っているでしょうか。
GMOおみせアプリではスタンプ発行システムを搭載していて、マーケティングに有用なツールとして活用されています。その魅力を電子化されたスタンプのメリットやアプリの有用性などの観点から詳しく紹介します。
3分でわかるGMOおみせアプリ
電子化でスマホの画面に直接スタンプ!スタンプ+とは
スタンプ+とはGMOおみせアプリに追加で搭載することができるオプションプランの一つで、スマホに専用の端末を使って直接スタンプを押すことができる機能 です。
一般的にお店側やイベント主催側がスタンプを押す場合は紙媒体のものが使用されることが多く見受けられます。
それに対して、スタンプ+はGMOおみせアプリのスタンプ画面を表示してもらい、そこに専用のスタンプ端末を当てることで紙媒体と同じようにスタンプを押すことができるところが大きな特徴です。
3分でわかるGMOおみせアプリ
電子スタンプの仕組みとは
GMOおみせアプリの電子スタンプの仕組みとして、人体から発せられている静電気を利用している点がポイントです。
使用方法は、紙にスタンプを押すときのように、電子スタンプをスマートフォン画面に押下して使用します。
電子スタンプは静電気を通す素材であるため、スマートフォン側で特殊な操作を行わずとも容易に認識されます。
顧客側はいつも持ち歩いているスマートフォンの画面を差し出すだけでスタンプ機能を利用できるのです。
静電気の仕組みを利用している
元々スマホのタップ操作は、人体が発している静電気を利用して操作を認識させることで実践できている技術となっています。
その技術と人体の静電気を特殊な端末で再現することにより、電子スタンプ機能を稼働させることができるのです。
マルチタップの技術を利用する
電子スタンプの仕組みには、マルチタップの技術が応用されています。
実際には、スタンプ端末を持つ人の指から、スマートフォンに直接触れる底面の突起物へ静電気を伝えます。
その突起物の配置(タッチパターン)をスマートフォンが認識し、事前に登録されている配置であることを確認すると、スタンプが押される仕組みです。
この一連の操作をすることで、人がスマートフォンを操作しているときと同じ状態を自動で作り出しているため、マルチタップの技術を応用しているといえます。
メンテナンスの必要がない
人体の発している静電気を利用しているので端末そのものには特殊な電源装置やバッテリーが必要なく、端末とGMOおみせアプリがインストールされているスマホがあれば場所を問わず使用することができます。
電子スタンプ端末を充電したり、端末を最新バージョンに定期的に更新したりする必要はありません。
また、電子スタンプ端末自体はそれほど大きなサイズではないため、管理もしやすいといえます。
端末が動作すれば環境にかかわらず使える
スマートフォン内のGMOおみせアプリが表示できる環境であれば、電子スタンプは屋内・屋外問わず使用できます。
電子スタンプ端末には、乾電池やコンセント、リチウムイオン電池などの付属品は不要です。
そのため、端末自体を用意していれば、企業の特別イベント会場や臨時の出店会場などの屋外でも使用できます。
スタンプカードの電子化でどんなメリットがあるの?
ここでは、スタンプカードを電子化することで、どのようなメリットがあるのかについて解説します。
紙のスタンプカードと比較すると、メリットが非常に大きいことが分かるでしょう。
印刷コストを抑えられる
電子スタンプという、スタンプカードを電子化させるシステムで得られるメリットとしては、まず印刷コストを削減できる点があります。
従来の紙媒体のスタンプカードの場合、スタンプカードを持っていない客やスタンプカードがいっぱいになった客にその都度新しいものを配布しなければいけないため、ある程度の枚数を印刷しなければいけません。
そうなるとインク代や紙代などの印刷コストがかかります。その点、電子スタンプの場合はスマホ画面に押すので、印刷コストを丸ごと削減することが可能です。
運用コストを抑えられる
電子スタンプであれば紙媒体のスタンプカードよりも会計時の業務がスムーズになったり、会計管理の手間を省くことができたりするといったことも挙げられます。
さらに、操作が簡単でマニュアルも必要ないため、従業員への指導や教育に関する負担が少ないところもメリットの一つです。
スタンプの特典でリピーターの増加を期待できる
電子スタンプの特典機能をうまく利用すると、リピーターの増加が見込めます。
紙やアプリにかかわらずスタンプカードは「魅力的な特典のために、スタンプを貯めよう」と顧客に思ってもらい、何度も店舗に通う人を増やすことが目的です。
スタンプカードを電子化すれば、以下のようなメッセージをアプリ内に添えられます。
- あと一回来店すると特典あり
- この商品を購入すると2スタンプ
- プッシュ通知で「あと1スタンプで特典ゲット」
他にも、スタンプカードを電子化することで、スタンプを押した際に音声や画像演出ができます。
このように、スタンプカードの電子化で、再来店の促進が見込めます。
偽装カードのような不正使用を防げる
電子スタンプにすると、スタンプカードの不正使用を防げます。
電子スタンプは、アプリから電子スタンプカードを表示させ、スマートフォン画面に直接スタンプを押してもらうことで、スタンプがカウントされる仕組みです。
コピーが容易にできる紙のスタンプカードと比べると、セキュリティ面でより安心して運用できるでしょう。
また、オンライン認証のため、スクリーンショットで不正に使用しようとしても、この場合はスタンプを押せないように作られているので安心です。
スタンプの利用者を簡単に集計・解析できる
電子化したスタンプカードは、店舗のマーケティングに活かせます。
スタンプカードを電子化すると、以下のように顧客の利用データを簡単に集計・解析できます。
- どの店舗でスタンプが押されたか
- どのタイミングでスタンプが押されたか
- どのようなユーザーがスタンプ機能を利用しているか
これらのデータから分析したことを、アプリのプッシュ通知やニュース配信に反映させると来店につながる施策をより打てるでしょう。
スタンプカードを電子化すると起こるデメリット(注意点)とは?
ここでは、スタンプカードを電子化することで起こるデメリット(注意点)をご説明します。
電子化のメリットだけでなく、デメリットを把握して、対策を事前に講じておきましょう。
電子スタンプのレンタル・購入費用がかかる
電子スタンプを利用するには、初期費用や維持費用がかかります。
弊社のGMOおみせアプリでいうと、以下の料金がかかります。
- 初期費用¥11,000
- 月額費用¥5,500~
もちろん費用がかかるとはいえ、紙のスタンプカードにかかる印刷コストは抑えられるうえ、数十万円〜数百万円といったまとまった開発費用を必要としないため、総合的には費用を抑えられるでしょう。
また、電子スタンプ機器は電源装置やバッテリーを必要としないため、電気代も抑えられます。
よって、集客効果・目標と費用を天秤にかけて導入を検討するとよいでしょう。
顧客との接触が伴う
電子スタンプ機器を使い、直接スマートフォン画面にスタンプを押すため、顧客との接触を完全には避けられません。
ただ、店舗側がスタンプの担当者を決め、スタンプの使用前にはきちんと手指の消毒をすれば、感染対策としても特に問題はないといえます。
むしろ、感染対策をきっちり行っているというアピールと捉えて、体制づくりに努めましょう。
電子スタンプがうまく反応しないときがある
電子スタンプがうまく反応しないときの原因について、一覧にまとめご説明します。
突然のトラブルにも対処できるよう、解決法も知っておくとよいでしょう。
・スマートフォンの画面に問題がある
スマートフォンの画面に亀裂が入っていたり、表面に指紋や埃が付いていたりすると、うまく反応しないことがあります。
・スマートフォンの通信機能に問題がある
月末の通信速度制限や大量のアプリインストールにより、スマートフォンの動作が遅くなっていると、なかなか反応しないことがあります。
・スマートフォンのズーム機能が「有効」になっている
スマートフォンのズーム機能が有効になっていると電子スタンプのタップ位置が誤認されてしまい、うまく読み込めないことがあります。
電子スタンプを制作・利用する流れ
ここからは一般的な電子スタンプを制作・利用する流れについてご説明します。
基本的には、設計→制作→テストの流れで電子スタンプを制作します。
利用開始後は、データを集計しながら、自社店舗のマーケティングを最適化しましょう。
電子スタンプカードアプリ・分析システムの設計・見積もり
まず、開発担当者と電子スタンプカードアプリ・分析システムの設計を行います。
開発要件が決まったら、開発担当者に見積もりを提出してもらいます。
見積もり金額に問題がなければ、請求書を発行してもらい、実際の制作に移ります。
電子スタンプカードアプリ・分析システムの制作
設計した電子スタンプカードアプリ・分析システムの仕様をもとに、制作に移ります。
自社の人的リソースを用いない限り、制作は開発会社側に一任します。
電子スタンプカードアプリ・分析システムの動作テスト
開発会社側で、制作した電子スタンプカードアプリ・分析システムの動作テストを行います。
ここで、電子スタンプの不具合確認も行われます。
提供開始・体制づくり
動作テストに問題がなければ、電子スタンプ機器が提供され、電子スタンプカードアプリ・分析システムを運用しはじめます。
店舗スタッフに使い方を浸透させる研修や体制づくりもあわせて行いましょう。
データを集計・分析
電子スタンプ利用開始後は、分析システムの管理画面からデータを集計・分析します。
分析結果と施策を、月に一度、半年に一度など定期的に見直して改善を繰り返すことで、集客に効果的な電子スタンプ活用方法を見出していきましょう。
QRコード等で読み取るタイプの電子スタンプに関する導入事例
実際に電子スタンプを導入し、運用している企業の事例をご紹介します。
顧客向けだけではなく、社内向けに導入・運用している企業事例もご紹介します。
脱毛・エステのサロンにおける事例
以前の販促活動と、アプリでの販促活動を合わせて行っていらっしゃる企業様の事例です。初来店時や会計時の待ち時間に「来店スタンプ機能」や「メッセージ機能」についてお客様に説明し、アプリダウンロード数を増やしています。
「来店スタンプ機能は特に使いやすく、お客様からの反応がよい」とのお声をいただいているとのことです。
車の販売店における事例
山形日産グループ様の事例です。
以前は、紙のスタンプカードを車検証と一緒に保管されてしまうことが課題だったとのことでした。そこで電子スタンプを導入して、「ユーザー登録の管理やスタンプ付与状況の管理がしやすくなった」とのお声をいただいています。
更に、プッシュ通知を利用することで、お客様がアプリに触れる機会を増やしています。
お線香メーカー・販売店における事例
こちらの企業では「税別500円以上の購入で1スタンププレゼント」という形式で、導入・運用しています。
「ECサイト利用者も含めた顧客との接点をさらに増やす」という目的で「ランクアップ制度」もあわせて導入しました。
また、リピーターとして高い年齢層の方々が多くいる反面、若年層がおみせアプリに興味を示していて、現在では30歳未満のアプリ登録者が全体の25%を占めています。
アプリユーザーからは「スタンプカードを持ち歩かなくてよいため便利」と好評です。
お菓子店における事例
「月1回程度にとどまっている顧客の来店頻度を上げたい」という目的で導入されました。
電子スタンプは40代以上の方に好評で、特に友人紹介で獲得できるスタンプが人気です。
顧客側は友人を紹介するごとに1スタンプ獲得でき、店舗側は口コミで集客できるため、双方にメリットがあるといえます。
こちらの企業では、電子スタンプのみの運用ではなく紙のスタンプカードも併用し、客層にあわせて工夫しています。
ペットショップにおける事例
こちらの企業では大型ペットショップだけでなく、トリマー養成学校や動物病院など、あらゆる事業を展開しています。
しかし、事業ごとにさまざまな形式のスタンプカードやポイントカードがあり、情報が集約できず、すべてを把握できていないことが課題でした。
電子スタンプを含むおみせアプリの導入で、全事業のスタンプカード一体化に向けて運用中です。
現在はメインターゲットの40~50代女性を中心に、アプリユーザー数を増やしています。
旅館における事例
こちらの企業は、アプリを持っていることで、宿泊するたびにメリットが増える仕掛けを作るために導入しました。
それは、課題として以前からの集客アプローチが「新規顧客獲得に偏っているため」でした。
考えを改め、リピーター・ロイヤルカスタマーの方々のご愛顧に感謝し、還元するための取り組みとして電子スタンプを運用しています。
アプリユーザー特典も好評で、導入後1か月で約500名のアプリインストールに成功しました。
社内向けにおける事例
顧客向けはもちろん、社内向けとしても利用できるアプリを検討していた企業の事例です。
中古車販売事業や太陽光発電事業などのさまざまな事業で扱う商品やサービスを、グループ内にもっと浸透させる目的で導入しました。
また、アプリを通して、顧客とのコミュニケーションのきっかけを作る目的もあります。
それにより、顧客とグループ社員の店舗利用頻度の向上につながると考えたためです。
アプリ内で社員証を登録し店舗にて提示すると、店舗での代金が割引される形式で運用することで、社内のアプリインストール率約50%を達成しています。
スタンプカードの電子化をするならGMOおみせアプリ
GMOおみせアプリは情報発信や集客・来店促進などの多彩な機能を持つ、販促ツールアプリ です。

搭載されている多彩な機能は導入後に自由にカスタマイズすることができ、スタンプ+などの電子スタンプをはじめとしたオプションプランを追加することでさらに業種や状況に合わせた集客・ロイヤルカスタマーの育成が可能 です。
また、電子化された販促ツールなので利用した客のデータを一括管理しやすく、管理しているデータから客の行動やクーポンの反響などのデータを集計・分析することもできます。
それらのデータをもとに必要な機能を導入・変更することで効果的な集客を狙いやすくなります。
このような点から、電子スタンプをはじめとして集客の手段やデータ管理の電子化による一括管理を検討している企業やイベント主催者には、GMOおみせアプリの利用がおすすめです。
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【補足】電子スタンプの利用シーン
実際に電子スタンプの導入を検討する際に気になるのが、どのように電子スタンプを利用すれば良いのかという点です。最後に補足として、電子スタンプの利用シーンについて店舗で利用する場合とイベントで利用する場合のそれぞれのケースを紹介していきます。
店舗
店舗で電子スタンプを導入した際の利用シーンとしてまず挙げられるのが、来店時のポイント付与です。
①電子スタンプを導入することで客もスタンプカードの持ち忘れをすることなく、スムーズにスタンプとポイントを集めることができるようになります。
スタンプやポイントがスムーズに集められるようになれば客のリピート率も上がりやすく、集客効果を狙うことが可能です。
②現金による支払いだけではなく電子マネーを利用した会計での計算・スタンプやポイント付与の計算も手軽にできます。
③商店街やショッピングモールで各店舗共通のスタンプを発行できる仕組みを導入することで、スタンプラリーとして活用が可能です。
こうすることで一つの店舗だけではなく商店街やショッピングモール全体の集客アップが狙えます。
④スタンプ特典をクーポンにすれば商店街やショッピングモール内消費の促進効果が期待できます。
イベント
イベント会場で電子スタンプを導入するケースとしては、入場の際の来場スタンプとして利用することができます。
①事前にアプリをダウンロードしてもらうか、会場入り口でダウンロードできるように手配しておくことで来場者の管理がしやすくなります。
②イベント終了後にプッシュ機能を利用して次回イベントの告知やクーポン配信をするなど継続的なアプローチが可能です。
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