店舗アプリにはコスト削減や情報配信などさまざまなメリット、機能があります。しかし、どのように店舗アプリを使えばよいのか分からないという方もいるでしょう。
本記事では実際に店舗アプリを取り入れた企業の事例を紹介します。再現性のある活用方法や独自の活用方法を知ることができます。ぜひ自社に取り入れる際の参考にしてみてください。
店舗アプリとは
店舗アプリではポイントカードやクーポンを電子化できます。また、プッシュ通知で店舗の情報を送信することができます。他にも必要な機能を追加したり、どのようなデザインのアプリにするのかも決めることができます。店舗アプリはオンラインから実店舗への集客力に優れており、新規顧客だけではなくリピーターの獲得、育成もできます。さまざまな機能で顧客の利便性の向上や業務効率の改善を図ることができ、顧客満足度の向上にも役立ちます。
店舗アプリのメリット
ポイントカードやクーポンを電子化することにより、紙のコストの大幅削減が可能です。
また、管理画面上で顧客情報やクーポンやセールなどの販促効果の測定が簡単にできます。送信した情報の開封率やアプリ内での行動などのように、ユーザーを細かく分析するCRM機能を持つものもあります。それにより、業務負担を軽減する効果が期待できます。
事例1:飲食店
飲食店での店舗アプリの主な利用目的は、クーポンの電子化や予約の簡易化などです。実際にどのように使用されているのかを紹介します。
株式会社KOi CAFE JAPANさま
株式会社KOi CAFE JAPANさま(以下、KOi CAFE JAPANさま)は、台湾の老舗茶台湾専門店「50嵐(ウーシーラン)」のワールドブランド「KOI Thé (コイティー) 」を展開する日本法人として、2015年から日本で事業を運営されています。
KOI Théは、台湾茶の知識や品質を大切にし、「お茶と共にする癒しの文化」を世界に広めていきたいという考えのもと、現在世界で440店舗以上を展開するブランドです。
KOi CAFE JAPANさまが店舗アプリを導入されたきっかけは、紙で発行していたクーポン券やポイントカードの施策とコストの見直しのためでした。
実際に、クーポンの印刷・発行コストは約30%削減することに成功されたそうです。
今後の目標はクーポンの利用をきっかけにして、リピーターを確保するとのことです。
また、アプリのDL数が8万を超えることやニュースの開封率を上げることも目標にされています。
店舗アプリ作成の際に意識された点は、アプリを開いた時の画面イメージを決めておくことでした。具体的なイメージをあらかじめ決めておくと導入がスムーズです。
株式会社ドロキア・オラシイタさま
株式会社ドロキア・オラシイタさまは高級食パンの専門店です。
パンの焼き上がり時間を考慮した予約機能を取り入れるため、店舗アプリを導入されました。
また、電話対応の負担軽減や全体のコスト見直し、若年層の集客もアプリ導入を決めたきっかけとのことです。アプリの導入後は予約件数が増加し、スタッフからもアプリの改善要望が寄せられることもあるそうです。
追加機能として、カスタマイズでドライブイン機能を導入しています。具体的には、アプリで予約する際にお客様が車のナンバーや色を入力することで、スタッフが駐車場を確認して車内まで商品を届けてくれるシステムです。
このように、要望に合わせてシステムを追加することも可能です。
アプリ作成の際は、事前にどのようなアプリを作成するのか考えておくことが大切です。
事例2:アパレル・雑貨小売
アパレルや雑貨店での事例を紹介します。導入理由には顧客データの取得やクーポン、ポイントカードの電子化などがあります。
株式会社カガシヤさま
株式会社カガシヤさまは、創業80周年を迎えた老舗の靴店です。
店舗アプリを導入した理由はポイントカードをアプリ化したかったことにあります。
店舗アプリを導入することで10~20代への情報発信が可能になりました。
また、お支払いの際にアプリを提示するお客様が増えており、アプリの認知度が高まっていることを実感されています。
店舗アプリではニュースを素早く配信できて、開封率を常に確認することが可能です。利用者を増やすために、アプリのダウンロードでクーポンがもらえるといったキャンペーンも実施されています。
今後はSNSとともに活用していくことを視野に入れられています。
株式会社梅栄堂さま
株式会社梅栄堂さまはお香・お線香、和雑貨を取り扱っています。
店舗アプリを導入した理由は、顧客との接点を増やしてリピータの確保をし、アプリとECを連携させることでした。
店舗アプリはご来店されたお客様にダウンロードしてもらっているとのことです。
店舗アプリでは、若い方からの興味を集めることが可能です。
実際にアプリを使用しているお客様からは、スタンプカードを持ち歩かなくて楽、という声をいただいているとのことです。また、顧客データの管理を活用して、顧客が求めているニュースを的確に配信することが可能とのことです。今後も若い世代の集客に一役買ってくれることを期待できます。
事例3.エステサロン
エステサロンでの事例を紹介します。導入目的にはオンラインでの情報配信やクーポン、ポイントカードのコスト削減などがあります。
株式会社ビクトリーさま
株式会社ビクトリーさまは、3つのエステサロンを展開されています。
店舗アプリは顧客データの管理とポイントカードのコスト削減、情報のリアルタイム化と予約サイトの簡略化を目的に導入されました。
店舗アプリを導入することで、お客様のクーポン利用が増加、ニュース機能でキャンペーンの告知が行いやすくなったとのことです。
アプリを使えば、会員情報とスタンプカードなどを一括管理できます。
お誕生日クーポンには多くの反響があり、今までのDMはがきと比べて反響が2倍になったとのお声をいただいています。
お客様はクーポンを賢く使用して、アプリを楽しく使われているそうです。従業員の方には会議の際に操作方法を覚えてもらうよう、工夫されています。
事例4.自動車販売店
自動車販売店舗での事例を紹介します。店舗アプリを顧客データの取得や情報配信などに役立てています。
山形日産自動車株式会社さま
山形日産自動車株式会社さまはスタンプカードの持ち忘れや紛失を防止するために店舗アプリを導入されました。また、取得データの活用や情報配信、リピーターの確保にも利用したいと考えられています。
アプリを導入してからは、情報配信やクーポンなどの効果測定が行いやすいと感じられています。アプリの機能追加を楽しみにしてくれているお客様もおり、アプリ自体に期待を感じられています。
アプリのダウンロード促進には、オリジナルPOPを作成して工夫されています。従業員の方にはアプリのマニュアルを作成し配布されました。
これからはニュース配信機能を活用したいと考えられています。
まとめ
店舗アプリにはコストの削減やリピータの確保、顧客データの管理などさまざまなメリットがあります。
店舗アプリにはさまざまな機能があり、自社に合った機能をカスタマイズして作成することも可能です。お客様の利便性を向上、業務負担を軽減させる機能やリアルタイムなニュース配信などアプリならではのアプローチ方法が実現します。
販促や顧客とのつながり強化を課題としている方は、ぜひ導入をご検討ください。
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