プッシュ通知を導入するメリットとは?【例文付き】機能の仕組み・効果・活用法も解説!

プッシュ通知を導入するメリットとは?【例文付き】機能の仕組み・効果・活用法も解説!

スマートフォンの通知機能のひとつに「プッシュ通知」があります。さまざまな会社のアプリが活用しているこの機能について、その内容とより有効に活用できる方法を解説します。

プッシュ通知のメリット

  • リアルタイムな情報発信
  • 顧客ロイヤルティの向上
  • アプリへの接続率増加

プッシュ通知を有効活用できると、自社アプリの活性化に役立つため、ぜひご参考ください。

この記事では、プッシュ通知を導入するメリット・仕組み・効果や、送信時の例文についても解説します。また、後半にはプッシュ通知についてのお役立ちコンテンツも用意しています。

プッシュ通知が使えるアプリ作成サービス

目次

プッシュ通知の重要性

プッシュ通知の重要性

自社アプリでサービスを提供するメリットのひとつにプッシュ通知があります。

ユーザーに自社のことを効果的に意識してもらうには、プッシュ通知の活用が重要です。ここではプッシュ通知が重要な理由を解説します。

  • ネイティブアプリは、ブラウザに比べてプッシュ通知が可能であり、ユーザーが自社サービスにアクセスしてくれるよう誘導できます。
  • プッシュ通知によって、ユーザーが自社のアプリを使用していない状況でも、重要な情報や特典などを通知することができます。
  • ネイティブアプリのプッシュ通知は、ユーザーとの能動的な接点を増やすことができ、ユーザーエンゲージメントの向上やリピート利用の促進に効果的です。

プッシュ通知が使えるアプリ作成サービス

プッシュ通知の種類

プッシュ通知は4つに分類されます。

  1. リモートプッシュ通知
  2. ローカルプッシュ通知
  3. リッチプッシュ通知
  4. Webプッシュ通知

これらのうち、今回はリアルタイムでの情報提供に長けたリモートプッシュ通知と、確実な情報提供に長けたローカルプッシュ通知の2つを解説します。

リモートプッシュ通知|リアルタイムでの情報提供

リモートプッシュ通知とは、インターネット接続時のみ、スマートフォンに配信されるプッシュ通知です。リアルタイムでの鮮度の高い情報提供や、ユーザーの素早い反応を要求したいアプリに向いています。

代表的な使用例はSNSの受信通知です。その他にも、限定タイムセールや新しく始まったサービス紹介にも活用されています。

リモートプッシュ通知にはインターネット接続が必要です。しかし、それがネックになることはほとんどないでしょう。

ローカルプッシュ通知|位置や操作を基に情報提供

ローカルプッシュ通知とはインターネットに接続されていない環境でも配信されるプッシュ通知です。

目覚ましアプリや、タスクを管理するリマインダー、スケジュール帳アプリなど、情報提供の速さよりも確実性を優先したいアプリに向いています。

ローカルプッシュ通知の強みは、オフラインでも通知されることです。

ローカルプッシュ通知はスマートフォン内アプリで設定された条件や、GPSで取得した位置情報に基づいて発信されます。

※プッシュ通知についてもっと詳しく知りたい方は、この記事の最後に詳細を記載してあるのでそちらをご覧ください。

「プッシュ通知」のメリットとデメリット

スマートフォン内の通知システムにおいて、プッシュ通知を利用する企業が増えてきました。メリットとデメリットをわかりやすく紹介します。

メリット|即効性のある集客・販促ができる

プッシュ通知ではリアルタイムな情報発信ができるため、即効性のある集客・販促につなげられます。また、プッシュ通知を開くと、アプリ内のページにそのまま飛べるため、ユーザーの開封率も高くなる傾向があります。

メリット|顧客ロイヤルティが向上する

プッシュ通知を導入すると、顧客ロイヤルティの向上を目指せます。顧客ロイヤリティは、ブランドやサービス、商品への信頼・愛着を意味します。またプッシュ通知は、メールマガジンやDMのデメリットをカバーすることも可能です。

メリット|アプリへの接続率が増加する

プッシュ通知は、アプリへの接続率を増加させることにも役立ちます。アプリには、休眠ユーザーが存在します。しかし、プッシュ通知をすれば、休眠ユーザーが再度アプリに接続する可能性が高まります。

デメリット|嫌悪感を与える可能性がある

プッシュ通知は、ユーザーに嫌悪感を与える可能性があります。例えば、プッシュ通知がしつこい場合、興味がない内容を発信する場合などが挙げられます。ユーザーの属性や行動に合った発信内容や回数を徹底しましょう。

デメリット|アプリを削除される可能性がある

プッシュ通知の運用がうまくいかないと、ユーザーがアプリのプッシュ通知をオフにし、アプリを開かなくなる可能性があります。最悪の場合、アプリを削除される恐れもあるため、要注意です。ユーザーがプッシュ通知を見たくなるような運用を心がけましょう。

メリットデメリット
リアルタイムな情報発信ができる過剰な通知や不適切なタイミングでの発信が嫌悪感を与える
顧客ロイヤルティが上がる通知自体を切られたりアプリを削除される可能性がある
アプリへの接続率の増加
∟ターゲットを絞りやすい
∟ユーザーの目に留まりやすい
∟最新の情報を顧客に提供できる

適切な発信方法と適度な通知頻度を選択し、顧客のニーズに合わせたプッシュ通知の活用が重要です。

デメリットを回避!効果的な「プッシュ通知」の使い方とは

「プッシュ通知」は、アプリをより活性化させるために有効な手段です。ただ発信するだけではなく、より有効な方法を解説します。

発信する時間帯を顧客に合わせる

顧客のスマートフォン利用時間帯を分析し、発信する時間帯を選びましょう。早朝や深夜の通知は避けることが重要です。

顧客が求める情報を発信する

顧客のニーズに合わせて、セールやイベントの告知などバランスの取れた情報を発信しましょう。

顧客の興味を引くタイトルを付ける

限られた文字数で顧客の興味を引くタイトルを工夫しましょう。イベント内容やセール情報、季節感が一目で分かるタイトルが効果的です。

嫌悪感を抱かせない通知の回数を考慮する

適切な通知回数を設定し、顧客に嫌悪感を与えないようにしましょう。通知が過剰だと設定変更やアプリ削除のリスクがあります。

顧客に合わせて分析する

アプリをインストールしている顧客の属性や行動を分析し、個別のターゲットに合わせた通知を行いましょう。ターゲットの絞り込みや個別のニーズに応えることが効果的です。

常に顧客情報の分析やアプリのアップデートを継続し、顧客満足度を高めるために効果的な「プッシュ通知」の活用を行いましょう。

プッシュ通知が使えるアプリ作成サービス

【例文付】プッシュ通知の効果を上げるフレーズの作り方5選

プッシュ通知の配信で効果を上げるには、限られた文字数で注目を集めて、思わず開封したくなるようなフレーズを作りましょう。

ここでは、プッシュ通知の効果を上げるフレーズの作り方を、例文付きで5つご紹介します。

①限定性(期間・人数など)を盛り込む

限定性を盛り込むことで顧客の注目を集め、開封率を上げます。

以下のような限定内容を盛り込んで、効果的なフレーズを作りましょう。

  • 期間
  • 人数
  • 数量
  • 店舗
  • 地域
  • 会員

【例文】

「今週末限定!セール開催!」

「先着100名様限り!クーポン進呈中」

「会員様限定!回数チケット割引キャンペーン中!」

②具体的な数値を盛り込む

具体的な数字を盛り込むことで顧客の注意を引き、開封率を上げます。人は数字を見ると実感を得られるため、メリットを分かりやすく伝えられます。

以下のような数字の情報を盛り込んで、効果的なフレーズを作りましょう。

  • 販売数
  • 受付人数
  • 当選者数
  • 販売数
  • 残り時間
  • 開始までの時間

【例文】

「販売実績3,000個の大人気商品が再入荷しました!」

「毎月10名様にプレゼント進呈中!」

「入会費無料キャンペーンの終了まで1週間!」

③顧客情報(位置情報・来店頻度など)に合わせて調整する

顧客情報を盛り込み顧客に特別感を提供することで、開封率の上昇が期待できます。顧客の名前で呼びかけることや、位置情報・来店頻度に合わせた通知内容の調整で、特別感を演出できます。

以下のような顧客情報を盛り込んで、効果的なフレーズを作りましょう。

  • 顧客の名前
  • 来店回数
  • 住んでいる地域
  • 利用店舗名
  • 顧客が毎回購入している商品の入荷
  • チケットの有効期限

【例文】
「◯◯様限定のお知らせです!」
(店舗近くに来た顧客に対し)「◯◯店限定クーポンプレゼント中!」
「お使いのチケットの有効期限は◯月◯日までです。お早めにご使用ください。」

④目標・成果・イベント発生の内容を盛り込む

目標や成果、イベント情報を盛り込むことで顧客のモチベーションを高め、開封率を上げます。目標を達成したことや、もう少しで目標達成という通知は、顧客にとって喜びや励みとなり、アプリの利用につながります。

以下のような目標・成果・イベントを盛り込んで、効果的なフレーズを作りましょう。

  • 受講回数
  • 設定した目標の達成値
  • 誕生日
  • ランクアップ状況
  • 会員年数
  • 目標達成までの回数

【例文】
「上級クラスへランクアップ!おめでとうございます!」
「お誕生日おめでとうございます!誕生月特別価格でご案内します!」
「あと1回で目標達成です!」

⑤文字数制限に気を遣う

プッシュ通知の配信で効果を上げるには、文字数制限に気を遣う必要があります。

機種によりますが、たいていの場合プッシュ通知で一度に表示される文字数は18字~20字といわれています。通知文の文字数自体に制限はありませんが、一度に表示される文字数が異なる点に注意しましょう。

プッシュ通知は突然スマートフォンに表示されるため、顧客は内容を瞬時に判断したいと考えます。

プッシュ通知の開封率を上げるには、見た瞬間に興味があると判断されるように、限られた文字数で上手にアピールすることがポイントです。

弊社事例!店舗アプリを通じたプッシュ通知の導入効果

弊社の店舗アプリを利用し、プッシュ通知を導入した事例をご紹介します。

導入された店舗様がプッシュ通知をどのように活用しているのか、プッシュ通知を通してどのような効果が得られたかについてご参考にしてください。

※数値データはすべて取材当時のもの

ラーメン屋|突発的な限定イベントにプッシュ通知が有効

山形と宮城に暖簾分け店含む計4店舗を運営している油そば専門店「一二三」様。常連客様への来店特典や、突発的なイベントやニュースの配信を目的として、アプリを導入しました。

今まではサービス券で対応していましたが、導入後はアプリのプッシュ通知で簡単にクーポンを発券・配信できるようになり、手間が省けたと好評です。

テニススクール|会員専用通販サイトでのプッシュ通知1回で約15万円の売上達成

日本全国で約50校のテニススクールを運営している株式会社テニスラウンジ様。会員証の電子化や顧客管理システムとの連動による保有データの活用を目的として、公式アプリを作成。

キャンペーンの販売促進を目的としてプッシュ通知を活用しているとのことです。実際に、「もうすぐ対象期間終了」のタイミングでプッシュ通知で案内したところ、一気に15万円の売上を獲得できたそうです。

車の販売店|メルマガ配信よりも高い集客効果を体感

イタリア車の販売および車検・点検などの整備・修理を行う有限会社ディライト様。今まではキャンペーン情報はハガキを利用していましたが、ここ10年はそれも廃止しブログかFacebookでの案内が中心とのことでした。

もともとお客様との関係が近く、SNSやブログを見てくれる方が多かったのですが、それでも全員には行きわたっていませんでした。

メルマガはたくさんのメールに埋もれますが、アプリのプッシュ通知はダイレクトに通知できるため、効果を感じているとのことです。

バイクの販売店|プッシュ通知で販促を効率化

株式会社広島オートバイ販売様は、広島県で5店舗のバイクショップを運営されています。
これまで手書きで管理していた顧客情報のデータが増えたこともあり、以下の目的でアプリを導入されました。

  • 顧客情報の電子化
  • 帳票撮影・顧客情報を登録できる顧客管理ツール

これまでは送ったお知らせが、迷惑メールやブロック機能などで受信をしてもらえない事態が発生していました。

しかし現在ではアプリをダウンロードしてもらうことで、プッシュ通知で確実に届けられるため、販促が効率化できたとのことです。
アプリのプッシュ通知によるお知らせは顧客から好評で、アプリの利用でバイクのメンテナンス履歴をすぐに確認できる点も喜ばれているとのことです。

ガソリンスタンド|プッシュ通知でリピーターの向上を画策

石油製品販売をはじめ、カーメンテナンスサービス、家庭向けエネルギーを取り扱う株式会社ENEOSフロンティア様。

誰でも自由気ままに利用できるセルフ洗車スペース「WASH Facility KIMAMA」の開発に伴い、GMOおみせアプリを導入して頂きました。

プッシュ通知を利用したニュース配信やお得情報や混雑情報をアプリから確認できるようにし、お客様の利便性向上に活用されています。

他にも、来店スタンプやランクアップシステムなどを利用して、リピーターの集客をはかっています。

タピオカ茶|プッシュ通知の配信頻度を吟味

台湾の老舗台湾専門店「50嵐(ウーシーラン)」の海外ブランド「KOI Thé (コイティー) 」として、日本で3店舗を運営している株式会社KOi CAFE JAPAN様。

アプリ導入から1年経たずにダウンロード数が1万を超え、これまでかかっていたクーポンなどの印刷代が30%近く削減できたそうです。

主な用途として、新商品発売時にクーポンを発行したり、プッシュ通知でお得な情報を配信をしたりしているとのことです。

カフェ|メルマガをやめて店舗アプリのプッシュ通知に販促を集約

札幌市中央区にあるTHE END CAFE(ジ エンド カフェ)様の事例です。

以前は、販促にメルマガを利用されており、開封率30%を割り込むこともあったとのことです。

以前利用されていたメルマガの登録数は700件でしたが、現在アプリのインストール件数は850件弱で、1,000件に達する見込みです。

アプリ導入後、メルマガ利用時と比べて来店数は10〜15%ほど増え、クーポンも約3分の1の方が使ってもらえたとのことです。現在、アプリはクーポンやスタンプカードとして活用し、顧客の来店促進効果を実感されています。

レストラングループ|体制を整えて認知・リピート獲得に寄与

大阪府の株式会社きらく様は、1972年に創業され、関西を中心に

  • とんかつ
  • ラーメン
  • うどん
  • お好み焼き
  • 中華
  • カフェ

という7業種71店舗のレストラン事業を展開されています。

ホームページがスマートフォンに未対応、メニューの表示もなく、情報発信もSNSの投稿のみという状態でした。

現在では、飲食店7業種を1つのアプリにまとめ、店舗情報やメニュー紹介、月に1〜2回のクーポン発行に利用されています。

さらに、アプリの10,000ダウンロードを達成。クーポンも業態別で月間400ほど利用されており、お客様のリピート率に手応えを実感されています。

今後はお客様に他業態の店舗を認知していただけるよう、期間限定で業態をまたぎ全店で利用できるスタンプラリーも予定しているとのことです。

フラワーショップ|お花のレッスン前日にプッシュ通知でリマインド

山形県酒田市で、花や植物のあるライフスタイルを提案されているLotus Garden様の事例です。

実店舗でのお花の販売、ブライダル・イベント事業、お花のレッスン、インターネットショップ(オンライン販売)などをされています。

以前は店舗のファンを育成するために、店舗に来店されたことがない県外の方たちにも情報を発信していました。

しかし、それまでのSNSとHPという方法に限界を感じ、広告宣伝の方法を模索されていました。

現在では、アプリのプッシュ通知を利用して、週に1〜2回お知らせを配信したり、お花のレッスン前日にリマインドを送ったりするなどの方法で活用されています。

また、以前から行っているYouTubeを利用した動画レッスンやフラワーアレンジメントなども、アプリ内のEC機能に集約して経費削減につなげられています。

地域活性化|時間帯を固定化したプッシュ通知で固定客を獲得

株式会社オレンジライフ様は、和歌山県有田郡で葬儀事業をメインにさまざまな事業を展開されています。

地域活性化と地域貢献を目的に、和歌山県有田の暮らしを100倍楽しむための地域特化型アプリ「有田ラボ」を運営されています。

「地域活性化(地域貢献)」を柱に、自社の会員様・提携加盟店様だけでなく、有田郡市の地域住民と地域の店舗のつながりを深めることが課題とされていました。

現在では、アプリのダウンロード数は運用開始から5か月ほどで3,500人、加盟店は160店舗越えと、地域で広がりを見せているとのことです。時間帯を決めてプッシュ通知で配信しています。アプリの利用者は「その時間帯にお知らせが来る」と思っている固定客が多く、1通あたり400名ほどの方が開封されているとのことです。

ジュエリーショップ|プッシュ通知のタイトルを工夫して売上好調

株式会社テイクアップ様は、Made in Japanにこだわったジュエリーの企画・デザイン・販売を行い、全国で34店舗を展開されています。

紙のポイントカードだと、顧客の持ち忘れや顧客データを蓄積・活用したこまめな情報発信の点で課題があったとのことです。

そこでアプリを導入し、ポイントカード機能の利用だけでなく、店舗ごとのお知らせや新作商品の情報をプッシュ通知で効率よく配信できるようになりました。

プッシュ通知で最初に目に触れるタイトルは、顧客が読んでみたくなるように工夫し、開封率が40%と高くなり売上も好調だったとのことです。プッシュ通知のお知らせを見た当日に来店される顧客もいるとのことで、アプリのプッシュ通知を利用した販促に手応えを感じていらっしゃいます。

プッシュ通知が使えるアプリ作成サービス

端末ごとのプッシュ通知の違い

スマートフォンのプッシュ通知は、iOSとAndroidで仕様が異なります。
プッシュ通知を導入するにあたっては、OSごとの仕様の違いを把握しておくことが重要です。
OS別に、それぞれのプッシュ通知について解説します。

iOS端末でのプッシュ通知

iOS端末のプッシュ通知は許可制に設計されています。
プッシュ通知を許可するタイミングは、アプリをダウンロードし、初回起動したときです。
iOSはユーザーがアプリごとにプッシュ通知の許可を管理しやすいように設計されています。
また、iOSではロック解除をすると、以後ロック画面に通知が表示されません。
ロック解除をした後にプッシュ通知を確認するには、画面上部から下向きにスワイプし、通知履歴にアクセスする必要があります。

Android端末でのプッシュ通知

Android端末では、デフォルトでプッシュ通知がオンに設定されています。
したがって、アプリがダウンロードされた時点でプッシュ通知の発信が可能です。
Androidでプッシュ通知をオフにする手順はiOSよりも多いです。
そのため、多くのユーザーはプッシュ通知を受け取る設定にしていると思われます。
また、Androidではプッシュ通知の内容をロック画面で確認可能です。
ロック解除した後でも画面上部にアイコンが表示され、プッシュ通知が分かりやすく設計されています。

※端末ごとのプッシュ通知の違いについてもっと詳しく知りたい方は、この記事の最後に詳細を記載してあるのでそちらをご覧ください。

まとめ

顧客の目に留まりやすいプッシュ通知を有効に使うと、アプリへの集客率を上げることができます。
また、顧客の分析をして、アップデートを続けることが大切です。

GMOデジタルラボでは、お店のアプリ運用において、専門知識がない方でも簡単に運用できるようサポートします。

アプリの運用をさらに活性化させたい方、アプリ運用を始めてみたい方はぜひ一度お問い合わせ下さい。

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参考資料:プッシュ通知のお役立ち情報

プッシュ通知とはどのような機能?

スマートフォンのロック画面上に、企業のアプリから発信された情報が自動で表示される機能が「プッシュ通知」です。

そのアプリを開いていない状態でも、通知を受け取りアプリの最新の情報を知ることができます。
その通知を押すだけでアプリを起動させ、お店のイベントやセールの告知に誘導できる所が大きな利点です。

Webプッシュ通知とは?

アプリの「プッシュ通知」とは別に、Webブラウザから通知を設定できる「Webプッシュ通知」があります。

Webのブラウザを通して通知を許可した顧客へ発信できる機能です。
Webのプッシュ通知ではその企業のアプリをインストールせずに、最新の情報を知ることができます。ただし、ブラウザ検索をした顧客へ発信できる機能のため、ターゲットの範囲を広げる必要があります。

そのため、アプリから発信される「プッシュ通知」の方がターゲットに絞った発信で、顧客のニーズを追及できる機能でしょう。

iOSとAndroidのプッシュ通知の仕様はどのように違う?

AndroidとiPhoneでは、プッシュ通知の初期設定が異なります。

たとえば、AndroidとiPhoneではプッシュ通知で使用するサーバも異なります。iPhoneはAPNs(Apple Push Notification service)で、AndroidはFCM(Firebase Cloud Messaging)というサーバが使われています。

iPhoneでは、アプリをダウンロードした時点では「プッシュ通知オフ」が初期設定ですが、Androidは「プッシュ通知オン」が初期設定です。

iPhone(iOS)におけるプッシュ通知の仕組みについて詳しく知りたい

iPhoneではプッシュ通知にAPNsというサーバが使われています。

ユーザーがプッシュ通知の受信を許可することで、トークンというIDがAppleのAPNsサーバに届く仕組みです。

トークンとは、ユーザーの個人情報に含まれない、スマートフォンの端末を識別する番号です。
アプリの運営者はトークンを利用して、ユーザーのスマートフォンにプッシュ通知を送信します。

Androidにおけるプッシュ通知の仕組みを詳しく知りたい

Androidは自分で通知をオフに設定しない限り、ダウンロードしたアプリすべてのプッシュ通知が届く仕組みです。

Androidではプッシュ通知にFCMというサーバを使用しています。
ユーザーがアプリをダウンロードするとプッシュ通知受信の許可が設定され、自動で情報の登録とID発行が行われます。

この情報には、ユーザーの個人情報は含まれていません。
アプリの運営者はサードパーティーのアプリケーションサーバを経由して、IDとプッシュ通知内容をFCMサーバに送ります。

プッシュ通知はFCMサーバからユーザーのスマートフォンに届きます。

プッシュ通知の種類について知りたい

「プッシュ通知」は仕組みによって、「リモートプッシュ通知」「ローカルプッシュ通知」「リッチプッシュ通知」「Webプッシュ通知」の4種類に分類できます。種類ごとにプッシュ通知できる内容やタイミングが異なります。

リモートプッシュ通知とは?

スマートフォンをインターネットに接続している時のみ有効で、そのアプリを通して情報が送信されます。例えば、通知内容の速度が大事とされるチャットアプリの新着メッセージや、ショップの最新情報です。多くの企業のアプリがこの機能を使って、情報の発信や共有をしています。その情報が早く届くことを重要な時に、利用したい通知です。

ローカルプッシュ通知とは

インターネットを接続せずにスマートフォン内の機能のみを用いて行う通知です。ユーザー自身が設定した条件や設定から通知されます。

例えば、アラーム機能やタスク機能・スケジュール管理アプリが当てはまります。位置情報を元にして設定する事も可能です。

インターネットの接続が必要なく、その操作はスマートフォン内に収まるため、場所を問わず使用できます。

リッチプッシュ通知とは?

通常のプッシュ通知のお知らせ内容に、写真画像や動画、自社サイトへの誘導やアプリの操作などの機能を持たせたものがリッチプッシュ通知です。

例:YouTubeプレミアムの画面外動画再生時のプッシュ通知やLINEのプッシュ通知など

料理や洋服の写真画像やスポーツやニュースの動画を使用することで臨場感が伝わりやすく、顧客への訴求力向上を見込めます。

また、店舗やブランド名のテキストやクーポンなどを目立たせることで、他のプッシュ通知と比べて注目度が高くなり、顧客のアクションにつながりやすくなります。

Webにおけるプッシュ通知とは?

Webページにはプッシュ通知の機能はありませんが、APIやPWA(Progressive Web Apps)を利用してプッシュ通知と同じように端末に通知を送れます。

メルマガと違いメールアドレスが不要のため、個人情報の登録に抵抗があるユーザーへも通知できる機能です。

WebサイトにAPIやPWA(Progressive Web Apps)のコードを埋め込むことで、パソコンや携帯などの端末にプッシュ通知を可能にします。

長らくiPhone端末へのプッシュ通知は非対応でしたが、iOS 16.4の新機能としてWebプッシュ機能が利用できるようになっています。

Web上でのプッシュ通知は、ブラウザ上に「通知の許可を求めています」というダイアログを表示させ、ユーザーに許可してもらうことで届く仕組みです。

しかし、このダイアログや、ブラウザ上のWebプッシュ通知そのものをわずらわしく感じるユーザーが多く、自社サイトの評価が下がる可能性があります。

アプリでのプッシュ通知に比べると、慎重に運用しなければならないといえるでしょう。

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